オートバイで気持ち良く走れる季節は本当に短い。
夏の焦げるような日差しをなつかしみながら、秋の少しひんやりとした空気に身体をさらしていると、この先に待つ厳しい寒さを予感させる。
こんな良い時期に、こいつら(あお号、クロ号)とたくさん走っておかなくては、と改めて思う。
冬はその気温の低さからくる「寒さ」そのものより、雪や氷によって走れる場所が物理的に狭められることが問題。
積雪や凍結をものともしない北国のライダーもいるようだけど、やっぱり、あぶなくなくない?(笑)
実際の「寒さ」の方はいまの世の中なんとでもなる。
「暑い」に対処するにはいまのところ、メッシュジャケットなどウェアのメッシュしかないが、「寒い」に対してはキリなくある。金さえ出せば冬はかえって快適かも。
最新の技術による化繊で出来たウェアは着膨れ知らず。動きやすいのに防寒性能はメッポウ高い。インスタントカイロは云うに及ばず、電気を使ったグリップヒーター、電熱シート、電熱ベスト・・・。いや、ほんとうに人間の知恵には頭が下がるばかり。
こうなると生来の天邪鬼が黙ってない。
若いころを思い出してもらいたい。
何も持ってなかったけどオートバイだけがいつもそばにあったあの頃。信号待ちでかじかんだ手をシリンダーヘッドにかざして暖を取ったあの頃。寒いことが乗らないことの理由になるなんてあり得なかった。
今でも冬の冷たい空気を切り裂いて走るのは、それ程イヤじゃないとボクは思う。
ただそんなこと云ってる自分と、さっきまでWIDDERのHPを見てたこのおっさんがとても同一人物とは思えないのは、ぼくだけではないかも・・・。
それはさておき、秋はどんどん深まっている様子。
先日、御岳ロープーウェイで7合目までいってきたけど、ナナカマドが真っ赤に色付いてとてもきれいだった。
紅葉はいま2000m辺りまでおりてきているようです。
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