「サンデー毎日」5月2日号は、「しなくてよい終活」という特集を組んだ。
いまやシニアの嗜みとばかり「終活」にいそしむシニアが多いが、カタチにとらわれて意味のない終活をしてしまうと徒労どころか取り返しのつかないミスにつながるという。
特に、今の状況や自分の希望にしか通用しない終活をしても、その実現性はうすく徒労に終わることが多い。
それよりは、あるいは周囲に迷惑をかけることがあるかも知れないが、家族や友人、社会の協力が得やすい終活を心掛けたい。実は、それが最も効率的で実現性が高いという。
葬式はやるな、墓はつくるなと言っても、遺族は、葬式をあげ墓も建てたいという場合もある。つまり、葬式や墓は、残る側のためにあることを知るべきである。
とどのつまり、逝く側の思いと残される側の思いがほどよくとけあう形を模索する必要がある、というから心したいものである。上記のイラストは、同誌から転載しました。