アーバンライフの愉しみ

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柳 広司著「アンブレイカブル」

2021年09月06日 | 読書三昧

 

「罪は捜すな、仕立て上げろ!」と、官憲による思想弾圧が猛威をふるった戦前・戦中の時代。

そうした凄惨な弾圧に抗って、信念を貫く男たちがいた。書き下ろし、262頁。

本書は、「蟹工船」を執筆したプロレタリア文学の旗手「小林多喜二」、反戦川柳作家の「鶴彰」や横浜での不可思議な失踪に怯えた編集者たち。

加えて、在野の天才哲学者「三木清」ら、法の贄となった「敗れざる者」たちへのオマージュである。

 

 

 

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