当時、鉄のカーテンの向こう側に居て、幻の巨匠と称されていたソ連のピアニスト、スヴャトスラフ・リヒテルを世界に広く紹介するきっかけとなったカラヤン・ウイーン交響楽団とのチャイコフスキーピアノコンチェルト第1番。
その意味で、人類遺産的とも言うべき1枚である。
それは、強靭にしてナイーヴ、大胆にして繊細なスケールの大きな演奏で、聴く者を引きつけずにはおかない魔力をもっている。
収録曲 チャイコフスキー作曲
・ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23
・スラヴ行進曲 作品31
演奏
・ウイーン交響楽団(ピアノ協奏曲)
・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(スラブ行進曲)
指揮
ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音 (協奏曲)は、1962年9月ウイーン楽友協会で行われた。