これまた懐かしい「幻想交響曲」である。1967年10月の録音。
EMI/Angel レーベルだが、拙宅にはこのレーベルのレコードは、名曲全集の100枚以外ほとんどない。
理由はさだかでないが、たぶんお気に入りのアーティストが少なかったからかも知れない。
その中にあって、シャルル・ミュンシュだけは、孤高の如く名曲の数々を聴かせてくれている。
収録曲
ベルリオーズ 幻想交響曲 作品14a
演奏
パリ管弦楽団 指揮:シャルル・ミュンシュ
曲趣は、洒落た感覚に満ちたものだが、これがパリ管の演奏スタイルにマッチするのか、とても優雅な「幻想~」に聴こえる。
他方、終曲近くのオドロオドロしい雰囲気も、パリ管にかかるとドロ臭くならないのが良い。
ジャケットには、ギュスターヴ・モローの「ガラテイア」(の一部)が使われている。下図はその全体像。ウイキィから拝借。