この間公判がなかったため、今号は「会」発足以来の経過報告となりました。
主な内容は、次の通りです。
①2011年3月11日の東日本大震災を契機とする東電福一における原発事故を教訓とすべく、同年11月11日、札幌地裁に対し北電を被告とする原告612人による「泊原発廃炉訴訟」を提起した。
②翌12年11月12日、新たに621人による第2次提訴が行われ、原告は総勢1,233人となった。
③以来10年。2022年5月31日に判決が言い渡され、原発から半径30km以内に居住する原告44人は勝訴。残る原告は敗訴となった。
④この判決を不服とする北電は、直ちに札幌高裁に対し控訴した。他方、敗訴した原告の内570人が控訴の手続きをした。
⑤上記の10年にも及ぶ裁判で、原告側42人が意見陳述を行い、それぞれ、即時泊原発の廃炉を訴えた。
⑥尚、控訴審での開廷がいつになるか未定だが、3月6日に双方による進行協議が行われる由。