諏訪内さんの最新録音を聴いた。
オーデイオ雑誌の優秀ディスク紹介で、「まさに世界一流の演奏、気品ある録音も素晴らしい」と評された1枚。
聴いてみて、掛値なしのディスクと納得した。
兎に角、いつものグイグイと弾きまくるヴァイオリンが影を潜め、「雨の歌」と称される1番のソナタなど、聴いていてうっとりするほど情緒あふれる演奏であった。
ヴァイオリンは、1732年製グァルネリ・デル・ジェズ「チャールズ・リード」の由。
収録曲 ブラームス
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 Op.78「雨の歌」
ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op.100
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op.108
演奏
諏訪内晶子(ヴァイオリン)
エフゲニ・ボジャノフ(ピアノ)
録音 2023年10月 デュッセルドルフ、ロベルトシューマン・ザール ユニバーサルミュージック UCCD45029