過日、救急搬送されて行った脳外科病院で、生まれて初めて「MRI検査」なるものを受けた。
MRI(磁気共鳴画像法)は、強力な磁場と電波を組み合わせ、体内の精密画像を取得するのだという。
撮影は、頭部に防音用器具(ヘッドフォン)を付けてベッドに横たわり、トンネル状の装置に(頭部を)送り込むかたちで行われた。
検査に先立ち、撮影に影響を与える金属製のアクセサリーやペースメーカー等の装着の有無の点検があった。
その際、「ハイ、口をあけて!」と指示されたので大口をあけたら、「入れ歯なし、全部自前です!」と言われたのには笑ってしまった。
撮影された画像は、サーバーに記録され、担当医のディスプレーや大型の投影機に映し出される。
担当医のレクチャーの際、これらの画像(10枚ほど)を見たが、脳内が克明に映し出されており、「(眩暈の原因になりそうな疾患は)何もないな~」とのことで、言わば無罪放免となったのは幸いであった。