このグラフを見て欲しい。
これは、男女別の相対的貧困率(年収127万円以下)の推移(2018年)だが、高齢女性のそれが異常に大な割合になっていることに気付く。
つまり、子育てを終え、経済的にやっと楽になったかと思いきや、今度は自らの高齢化により収入の道が断たれ貧困化する。
これは、現役時代から低賃金で非正規という雇用環境におかれていたり、年金も国民年金の受給額が5万円/月程度だからこうした結果にならざるを得ない。
つまり、これは現実の社会システムが作り出している貧困であり、これを改善するためには、
①男女の賃金格差の是正
②非正規労働の縮小
③最低賃金の大幅増額
④年金システムの改善
等の施策が必要となる。
これらは、いずれも明日告示の参議院選挙の大きな争点のひとつになると思われる。上記のグラフは、20日付けしんぶん赤旗の記事「女性の貧困」から転載しました。