名作読破PRJ。光文社古典新訳文庫上下巻790頁。
いやはや、コロナワクチン2回接種後の副反応に痛めつけられつつ読む小説ではないと思いながら結局、最後まで読んだ。
やはり、英国のしかも19世紀ではなければ生み出し得なかった壮絶な物語である。先に読んだ「チャタレイ夫人の恋人」に通底する同国の階級社会における両者の溝の深さの深刻さである。
つまり、無産階級者の上流階級者への妥協なき戦いでなくて何であろう。それは、ここまで人間を貶める非情さを持つのだろうか。
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