仙台在住の直木賞作家、熊谷さんの最新作を読んだ。「野生時代」12年3月号~14年1月号連載。
物語~博物館を兼ねた美術館の学芸員の笑子は、教育大を出た後、しばらく中学の教員をしていたが、鬱になり退職。怠惰な勤務の唯一の支えが上司との不倫であり、また、かっての教え子との性愛であった・・・。
「3.11を目前に~」と記されたキャッチに惹かれ借りて来たが、内容は可もなく不可もなく、しかも、3.11とは何の関係もない駄作であった。
いかにも作り物という小説で、もう少し何のために書くのかを詰めた作品であって欲しかった。これでは、字数のために(つまり、稿料稼ぎに)書いているとしか思えないではないか。
藤沢作品を読みふけった後だけに、その生活感のなさに唖然とした。
物語~博物館を兼ねた美術館の学芸員の笑子は、教育大を出た後、しばらく中学の教員をしていたが、鬱になり退職。怠惰な勤務の唯一の支えが上司との不倫であり、また、かっての教え子との性愛であった・・・。
「3.11を目前に~」と記されたキャッチに惹かれ借りて来たが、内容は可もなく不可もなく、しかも、3.11とは何の関係もない駄作であった。
いかにも作り物という小説で、もう少し何のために書くのかを詰めた作品であって欲しかった。これでは、字数のために(つまり、稿料稼ぎに)書いているとしか思えないではないか。
藤沢作品を読みふけった後だけに、その生活感のなさに唖然とした。