アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

おしどり作家の~津村節子著「遥かな道」

2015年02月18日 | つぶやき
ご自身が芥川賞作家であり、また、夫でありエネルギッシュな史実作家であった吉村昭氏とともに歩んだ津村さんの作家人生。



瀬戸内寂聴、佐藤愛子、大河内昭璽、佐高信など9人の作家・評論家との対談を通して、おしどり作家として生きた人生の軌跡をたどる。

特に、調査や取材を通して徹底的に史実に迫る吉村氏の創作態度や文学に対する姿勢などがよくわかり共感を覚えた。
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沖縄は本気だ!

2015年02月17日 | つぶやき
巨大なコンクリートブロックによって押しつぶされるサンゴ。
沖縄辺野古の美しい海で、基地建設のための暴虐な工事が進む中、沖縄県民の悲痛な叫びが聞こえる。



サンゴは、海底に転がる岩石などではなく、呼吸し産卵さえする動物なのだ。褐虫藻を共生させ、それが小魚やエビなどの憩いの場となる。



翁長知事は昨日、このコンクリートブロックの投入を中止するよう沖縄防衛局に指示したという。沖縄は本気だ。
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なんで食べる?~目玉焼き

2015年02月16日 | ギャラリー
週末の新聞(朝日)雑学版に面白いアンケート結果が載った。

朝の食卓でお馴染の目玉焼きだが、簡単でポピュラーな料理だけに、調味料ひとつにもこだわりがあるようだ。(アンケート結果は、同紙読者2,193人の回答による)



結果は、しょうゆと答えた方が、47%とほぼ半分を占め、次にコショウ、ソースと続く。

ここでは、調味料に加え、調理法やどのくらいの頻度で食べるかまで尋ねている。

目玉焼きより「卵焼き」と答えた人が、3割方多い結果となっているのも面白い。また、「卵かけごはん」派も目玉焼き派ほどもあることがわかった。

さてさて、あなたは目玉焼きをどのように召しあがっておられるだろうか。

小生ら老夫婦は、味は極めて淡白なものを好むから、大抵は何もつけず食べる。たまに、家内が「塩でも振る?」と言いつつ、パラパラとかけてくれたりする。
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丹波のささ山芋

2015年02月15日 | 田舎暮らし
昨日、ご近所の奥さんが家内のもとへおしゃべりにおいでになった。
その際いただいたという「丹波のささ山芋」。



自然薯のようだが、朝食に「やまかけ」でいただこうと摺ってみたら、その腰の強いこと。日頃、道東の水のような「山イモ」になれている手もとには、まるでゴムをかき混ぜているように思えた。

これはたぶん、たびたび「にゃんにゃん亭」に登場する鳥取発の「山芋」の親戚かも知れない。



枕崎のかつ節でとっただし汁をベースに、濃い目のつゆを造って混ぜ合わせ、ご飯にかけて食べたがとても美味しかった。

お芋はとても大きく、まだ、2・3度は楽しめそうだ。
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静かな共感~黒井千次著「高く手を振る日」

2015年02月14日 | この一冊
随分前になるが、さわやかな印象とともに読んだ黒井千次氏の「高く手を振る日」。



物語~妻に先立たれた独居老人が、昔のゼミ仲間の葬儀で再会した女性は、昔、ふとしたことから、一度だけ唇を交わした相手だった。そして、彼女の勧めで携帯電話をはじめて手にした彼は、密やかな想いをメールに託するのだが・・・

作者の立ち位置がはっきりした構成、文学的香りのする文章とどこにでもある身近な物語に、静かな共感を覚えつつ読んだ。

物語の意外性やテンポの早さが持てはやされる昨今、得がたい魅力を持つ作品だ。ご一読をお勧めします。
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雪かき三昧

2015年02月13日 | 田舎暮らし
昨日、朝早くはよく晴れていたのだが、すぐ曇天に変わり午後からは、また雪になった。

こんなに毎日雪が降って、空にはもう雪の元などなくなっていると思うのだが、まだまだ降りそうだ。

目下の累積降雪量は725cm(9日現在)。

ちなみに、過去の実績を見てみると、次のようになっている。

 ・H22年 1,103cm
 ・H23年 1,035
 ・H24年 1,046
 ・H25年 1,051
 ・H26年  946

つまり、一冬、概ね10mの雪が降るのだ。
しかも、これは街中の観測点でのもので、山麓にある拙宅周辺では、概ね、1割増しと考えて良いだろう。(写真は、隣家から押し出されてきた雪の山)



今シーズンはまだ、7.3mだから、冬が終わるまでにさらに2.5mは降る計算になる。昨年2月9日時点の累積降雪量は、733cmであった。

ということで、当分、雪かき三昧の日が続きそうだ。
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美しい朝

2015年02月12日 | 田舎暮らし
昨日は、午後になってコーヒーを飲んだりチョコレートを食べたりしたせいか、なかなか寝付けず、今朝は寝坊してしまった。

起きて階下へ行くともう7時近くで、今朝はラジオ体操をさぼってしまった。

外は明るい(春の)日差しに満ちている。

玄関前のナナカマドの大木に残る雪。



昨日までの大雪の影響で、隣のイタヤカエデにもしっかり雪が乗っている。



それにしても、こんな青い空を見たのはいつ以来だろうか。
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サンゴを壊していいはずがない

2015年02月11日 | つぶやき
沖縄防衛局が、辺野古の海に巨大なアンカーブロックを投入してサンゴを壊しているという。





例えば、民間人がこんなことをしたら、たちどころに「御用」になるに違いない。例え、政府でもこんな無法は許されない。
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My Favorite Doughnuts!~ホロヴィッツの「The Last Recording」

2015年02月11日 | この一枚
伝説の名ピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツのラストレコーディングです。



彼の死(1989年11月5日85歳)の4日前まで、彼の自宅に録音機材を持ち込んで録音された文字通りの「ラストレコーデング」です。

1. ハイドン:ソナタ第59番 変ホ長調
2. ショパン:マズルカ第35番 ハ短調 作品56-3
3. ショパン:ノクターン第16番 変ホ長調 作品55-2
4. ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66
5. ショパン:エチュード 変イ長調 作品25-1
6. ショパン:エチュード ホ短調 作品25-5
7. ショパン:ノクターン第17番 ロ長調 作品62-1
8. リスト:バッハのカンタータ第12番の主題による前奏曲「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」
9. ワーグナー・リスト編曲:トリスタンとイゾルデより「イゾルデの愛の死」

これはまさに、人類遺産的な演奏と言ってよいでしょう。

特に、晩年、彼自身も愛したハイドンのソナタの出来は天下一品で、その簡素さと邪心のなさにおいて、人生を達観したものにしか表現しえないものでしょう。

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イスラム国人質事件~TBS報道特集

2015年02月10日 | ドラミング
2月7日午後5時30分からTBS系で放映された”徹底検証「イスラム国」人質事件”は、政府の対応における新事実などもまじえ、とても見ごたえのする番組であった。



TBSによるキャッチ

「過激派組織イスラム国による人質事件は、捕らわれていた後藤さん、湯川さんのふたりが殺害されるという最悪の結末となった。

ふたりを救い出す手段はなかったのか?日本政府はどう動いたのか? 水面下の動きの一端が初めて明らかになった。

イスラム国問題に、今後日本はどう向き合うべきか?後藤さんの意思を受け継ぐフリージャーナリストたちの思いとは?事件を様々な角度から検証する」

直近の世論調査によると、本事件に対する政府の対応に満足するという回答が半数を上回っているという。

本当にそれで良いのか。番組のご視聴をお勧めします。
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