アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

春の雪

2017年04月14日 | アーバンライフ

昨日は、大型寒気の到来で、断続的にかなり激しい雪が降った。

これは昨日午後4時頃、自宅から撮ったの図だが一面雪景色と化している。

幸い、今朝は晴天が戻り気温も上がるようなので、冬景色の一日天下だったようだ。

ということで、このお天気の激変は、そこに暮らす人間にも影響を与えるらしく、昨夜は、夜中に目が覚めて朝方まで眠れずにいた。

しかし、その後寝入ったらしく、アレッと思って目覚めたら何と午前8時を回っていた。

それにしても、遅起きすると何となく損した気になるから、これも歳をとったということか。 

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My Favorite Analog!~ベームの「運命」

2017年04月13日 | この一枚

何か古色蒼然とした選択だが、昨日、このレコード聴いて「さすが名盤」と思った。

ベームがウイーンフィルを従えて演奏したこのベートーヴェンの交響曲第5番「運命」には、他にはない説得力がある。

それは、作曲者であるベートーヴェンの意図に忠実であろうとする彼の信条がにじみ出ている演奏のように思えるからだ。つまり、当時、ベートーヴェンが置かれていた苦境とそこからの脱出という闘いが説得力をもって語られている。

反対に、例えばカラヤン・ベルリンフィルによる演奏を聴くと、如何に聴衆に受けようかというある種の作為のようなものを感じてしまう。

いずれにせよ、ベームのそれは、正に人類遺産的価値を持つ第一級の演奏であると思った。

当初、あの「運命の動機」による3連打によって打ちひしがれた人々が、次第にそれを克服して前進し、最後には勝利の栄冠を勝ち取るのだが、いつの時代にも(この演奏は)人々に勇気を与え続けるに相違ない。

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値下げ攻勢?

2017年04月12日 | アーバンライフ

最近、トンと聞かなくなった「アベノミクス」。
さてさて、どこへ行ってしまったのか?

大体が、異次元の金融緩和とか「黒田バズーカ」などと言って、金をジャブジャブ供給したところで景気が上向くはずもない。

結果、異常な円安と格差の拡大で庶民の生活は厳しくなるばかりだ。

政府、自らこう言っているのだから何をかいわんやである。

つまり、年率2%の「物価上昇」目標を達成しようと「値上げは良いことだ」とばかりに、種々値上げに励んできた業界は、最近の客離れと消費の落ち込みに慌てているの図である。

何はともあれ値下げ大賛成だ。ただ、便乗して品質や量目を落とさないで欲しいものだ。記事は、昨日付け朝日新聞から拝借しました。 

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藤谷治著「あの日、マーラーが」

2017年04月11日 | 読書三昧

そうあの日、2011年3月11日。
M9.1の巨大地震と20mを越える津波が押し寄せた日。

首都東京も未曽有の混乱に見舞われていた。
その混乱の中、例え1人しか聴衆が来なくても予定通り開催することを決めた音楽会があった。演奏曲目は、「マーラーの交響曲第5番」。

「実話をもとにした感動の物語」のキャッチが躍る藤谷治著「あの日、マーラーが」。「小説トリッパー」2013年冬季~2015年春季号連載、216頁。

その開催を決めた主催者と、演奏家と(100人足らずの)聴衆の物語である。

この本を読み始めてすぐに、次のようなくだりが出て来る。

「主題の展開や変奏といったことに無頓着な、殆ど思いついた曲想を順番に書き連ねているようにすら聴こえるプーランクの、しかし隅々まで繊細で独創的な、プーランク和音とでも呼びたくなるような和音(偉大な、と形容されるほどの作曲家は皆、独自に響く和音を持っている)が、耳から脳、そして官能から魂へと一直線に届いたのを、永瀬は確かに感じた。和音は電流となり、彼は瞬時に自分への回答を得た。」

これはダメだ。こんなまわりくどい観念的な話など読みたくない。
と投げ出したくなったが我慢して先へ進むと、突然、巨大地震の揺れと都市機能のマヒがやって来て話は具体的になり、その中で右往左往する人々のありようがとても興味深かった。

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溌剌!新生なでしこ

2017年04月10日 | ギャラリー

昨夜のコスタリカとの親善・強化試合。
久しぶりに見た(新生)「なでしこ」は、伝統の流れるようなパスサッカーが復活、その溌剌としたプレーに共感した。

馴染みのある選手は、(旧)「なでしこ」でも活躍していた熊谷選手や坂口選手ぐらいで、大多数は新しい若い選手たちだったのだが、よく訓練された組織だったプレイには感心した。

(1st goal を決めた横山選手)

結果も3対1と、ワールドカップにも出たことのあるコスタリカを寄せ付けず大差で勝利した。

この試合は、熊本地震の被災者を応援する意味もあったわけだが、その意味でもよい結果となった。

今後の活躍をおおいに期待したい。写真は、ネットから拝借しました。

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一般市民が標的

2017年04月09日 | ドラミング

「共謀罪」についてである。
いよいよ安倍政権は、こともあろうに主権者である一般市民・国民に刃を向けはじめた。

つまり、犯罪は、
 ①人の行為が
 ②法に明記された犯罪構成要件に該当し
 ③有害な「結果」が発生し
 ④当該人に責任がある

とされた場合に成立するのだが、この「共謀罪」は、何かを企んだ故をもって処罰の対象にしようとするのだから怖い。

戦前には「治安維持法」という類似する悪法が猛威をふるい、国民を戦争へと駆り立てた。(本稿「蛇足」ご参照)

今、同じ轍を踏んではならない。
「共謀罪」法案は、廃案以外ありえない。

日本ペンクラブ主催の集会が開かれ、心ある人士がそれぞれその危険性について述べ、廃案を訴えたと言う。記事は、本日付けしんぶん赤旗から転載しました。

蛇足:「北海道 綴り方教育連盟事件」
見たこと、感じたことなど生活のありのままを作文(綴り方)に書かせて、子どもの感性を育てる教育実践をしていた道内各地の教師ら約60人が、1940(昭和15)年に「貧困などの課題を与えて階級意識を醸成し、共産主義教育をしようとした」などとして「治安維持法」違反で逮捕、12人が起訴された弾圧事件。

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新着ドーナツ~イザベル・ファウストの「モーツアルト:ヴァイオリン協奏曲全集」

2017年04月08日 | 音楽三昧
昨年のクラシック界を騒然とさせたイザベル・ファウストのモーツアルト。
 
 
天下のニューヨーク・タイムが「彼女の音には、情熱、強い意志、感情の高まりがあり、さらには、心を和ませる温もりと美しさまでも感じ取ることができる」と評したファウストの素晴らしい演奏です。
 
今、世界で最も注目を集めるヴァイオリニストと言ってよいでしょう。

1993年、パガニーニ国際コンクールに優勝して以来、その活躍はとどまるところを知りません。その美しくしなやかで輝かしいばかりの音色は比類ないものです。ご一聴をお勧めします。
 
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮イル・ジャルディーノ・アルモニコとの共演。ファウストが弾くヴァイオリンは、ストラディヴァリウス 「スリーピング・ビューティ」の由。
 
収録曲
Disc 1
 1. ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調 K207
 2. ロンド 変ロ長調 K269 (261a)
 3. ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ長調 K211
 4. ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K216 a
Disc 2
 1. ロンド ハ長調 K373
 2. ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K218
 3. アダージョ ホ長調 K261
 4. ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K219
 
King International:KKC-5691/92
 
蛇足:彼女の演奏をこちらでお楽しみになれます。曲はベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第5番 ヘ長調 作品24「春」です。
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そもそもは~

2017年04月07日 | ドラミング

「そもそもは何で避難をせにゃならん」。

今朝の新聞(朝日)に載った時事川柳だが、東電株を8,000株持つ「復興大臣」はどうもおわかりになっていないようだ。

同紙の昨日付け社説を転載します。ということで、管理人の出る幕がなくなってしまいました。

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ちょっと失礼!

2017年04月06日 | アーバンライフ
今朝の10時は?
ミルクティーとチーズケーキ。
 
 
 
相方がまだ席についていない内に、ちょっと失礼とパチリ。
よく見ると、もう春だと言うのにまだ編み物などしているらしい。今度は、何を編んでいるのか?
 
外は良く晴れて5月中旬の陽気とか。
今朝も寝坊して7時過ぎに起きたのだが、これでは無理ない話だと言い訳にした。
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昼ドラ~「やすらぎの郷」

2017年04月05日 | ギャラリー
昼12時30分からのシルバータイムに、倉本聰脚本になる「やすらぎの郷」が始まった。
 
 
従来、朝ドラをみる習慣がないので、これを毎日、決まった時間にみることができるのか自信はないが、取り敢えず、一昨日と昨日の1・2話は何とかみることができた。
 
何やら「テレビ人」だけが入居できるという特殊な老人ホームが舞台のようだが、いずれにせよ、下記のような往年の俳優がこぞって出演するというからそれだけでも一見の価値ありか。
 
石坂浩二、浅丘ルリ子、有馬稲子、加賀まりこ、五月みどり、野際陽子、藤竜也、ミッキー・カーチス、八千草薫、山本圭、草刈民代、常盤貴子、名高達男、風吹ジュン、松岡茉優さんらが出演するという。近藤正臣氏は客演の由。
 
 
それにしても第2話で、石坂氏が扮する脚本家が、50年から連れ添った認知症の妻から、「どちらさんでしたでしょう?」と言われ愕然としたという話は身につまされる。
 
随分前のことだが、小生の家内も、かって義母からこのセリフを吐かれ愕然としていたことを思い出した。写真は、テレ朝などから拝借しました。
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