過日総務省が発表した家計動向調査結果によると、国民の暮らしぶりを示すとされる「エンゲル系数」が、昨年25%を越える高い水準になったそうです。
ご存知のように、この係数は家計全体に占める食費の割合を示し、この係数が高いほど生活が苦しい状態にあると言えます。
終戦直後は60%をこえる高水準でしたが、高度経済成長のもとで下がり続け、88年に25%台になってからは20%前半で推移していました。ところが、この4~5年で急上昇に転じ、遂に昨年は29年ぶりに25%を越えたようです。
これは、アベノミクスによって勤労者の収入が減少しているのに加え、食料品の価格が上昇、加えて、より係数の高い高齢者の割合が増えたことに起因しているとされています。
小生ら高齢世帯では、収入は年金に限られる方が大多数のため、円安や気候変動に伴う生鮮食料品の値上がりをまともに受けるかたちになっています。
この記事は、こちらなどを参考にしました。また、図表などはネットから借用しました。