今週発売の「女性自身」誌が、消費税増税が止まらないとの特集を載せている。
元内閣参与で京大教授の藤井聡氏は、「サラリーマンの平均年収は現在550万円ほどだが、消費税10%として50万円、場合によっては200万円ほども目減りするのではないか」と指摘する。
また、消費税は逆進性がひどく、上表のように死活ラインの年収200万円の層が最も負担が重くなる。
加えて、価格の10%が消費税だと直感的に税額がいくらとわかるから、これが消費の抑制につながり、景気をより冷え込ませることになる。ある調査では、5%から8%へ3%上がった時に比べ、4.4倍の抑制効果が出るとされる。
昨今、景況動向指数が軒並み悪化する中での消費税増税は、百害あって一利なしと言えそうだ。