今週発売の「ニューズウイーク誌日本版」6月15日号は、「世界があきれる東京五輪」という特集を組んでいる。
今や、日本政府を始め、いわゆる「五輪ムラ」の人々は、パンデミック下における五輪開催が引き起こすさらなる感染拡大と医療のひっ迫にあえて目をふさぎ、開催に突っ走る。
それは、あたかも宗教家の如く(海外メディアには)映っているようだ。
また、国民の多くは、「私たちは日頃、レストランにすら行けないのに、どうして五輪だけはOKなの?」、「”東京に来ないで!”と言っている知事が、何故、世界中から選手や関係者を五輪に招くの?」、「開催を強行すれば、きっと新しい”五輪株”が発生して、日本はおろか世界中にバラまくことになりはしないか?」等々、素朴な疑問を抱いている。
今こそ、感染拡大のリスクを負ってまでする五輪開催の意義はどこにあるのか、問い詰めなければなるまい。