わたしは金城武と歳が近い。
いまから25年ほど前、アジア、特に中国語圏の芸能にどっぷりと浸かってた頃、金城武はインタビューで再三語っていた。
好きな日本の芸能人は志村けんさん。
たしか、金城武の師匠、ボビー・チェンも大好きって言ってたような気がする。
たぶんに漏れずわたしもドリフで育った世代だ。でも、歳と共にドリフ、志村けん、カトちゃんとの笑いとも離れていき、当時はミニシアターに足繁く通い、梅田ロフトのWAVEにお金を落とすような嗜好になっていたわたしにとって久しぶりに「志村けん」を認識させたのは間違いなく金城武であった。
台湾では当時、志村けんの番組をたくさん流していて台湾人たちにとっても特別なコメディアンと知った。
だから、航空会社のCMで金城武が志村けんと共演したときに金城武は嬉しかったやろうなぁ!と我らがアイドルの気持ちになったりして。
今回、台湾や香港だけでなく大陸からも驚きと共に追悼メッセージが届いてるのを見てもう一度意外に思った。大陸にも届いていたのか。