海底撈火鍋 三宮店

健康診断のため朝ごはん抜き。会社の健康診断のついでに自費でどーーーんと検査も受けたのでちょうどお昼になりまして、
海底撈火鍋 三宮店　へ。



建設中から気になっていた「ザ★チャイナ」な面構えの建物。いまどき三宮の北野坂で一棟建ての建物を建てるとはチャイナマネーの威力たるや。この近くに蘭州牛肉麺のお店もあります。
さて、過去3度訪問した北京で何が一番おいしかったかと聞かれたら一もなく二もなく「刷羊肉」羊肉のしゃぶしゃぶ。真ん中に筒が伸びた丸い鍋で羊肉をしゃぶしゃぶしてゴマダレとパクチーで食べる絶品料理。
店の名前が火鍋となっていたにも関わらず頭にあったのはそれだったのでランチコースは羊肉を頼みました。出汁は二種選べて、どうやら麻辣（辛いやつ）は別料金。辛くないトマトだしと白湯を頼みました。



付けダレは自分でブレンド。おススメが海鮮スープとキノコダレのブレンドで二番目のおススメがゴマダレだったのであれ？と思うと東北ではなく四川のお店だそう。あ、そうか、だから火鍋か！
店員さんがひとり担当についてくださるのですが、どうもLINEではないSNS（中国人が多く使ってるやつらしい）を使ってると割引になったり、店員さんを通して予約すると割引になったりするようで、店員さんがお客さんをもっているような感じ。



タレを調合して帰ってくると席に赤い小さな袋が。「ん？なんのスパイスや？」と思っていると「眼鏡拭きです！」（眼鏡着用していた）…なんだこのサービスは！
そういえば、サイトに女性客にはジェルネイル無料サービスとかかかれてあり、たまたま従業員にそういうことができるひとがいるのかなと思ったら、中国でも日本でもそのサービスは標準装備らしい。店内にはキッズルームもありましたが、これも中国では専任の従業員が子どもを預かってくれるサービスがあるらしい（そもそも中国人は子ども好きなので店内にいて煩いとかではなく、危ないを防止するためかな、と）。
そして「昨日ニクの日（29）だったから昨日から三日間はサービスで豚肉が半分つきます」



健康診断終わりに！豚肉追加入りまーす！！
締めのうどんまでよばれて満足。会社に行く時間もあったので店をでましたが、これを書くために店のことを調べていたらコースの最後についてた杏仁豆腐を食べ忘れてる！！
後で食べようと思ってた「白きくらげ、クコの実、なつめのスープ」も忘れてた！
※追加豚肉と相殺…。
夜には変面のパフォーマンスがあったり、カンフー麺といって踊るように麺を伸ばすサービスなんかもあるようです。

なお、6/1は中国の子どもの日なので子ども向けのサービスもあるそうですよ。


2013年に書かれたこのコラムにこのお店について書かれています。なんと、働きやすそうな！そして、農村出身の学歴のない人たちに希望を与えてるのではないかと思います。
以下引用
「張勇氏の経営哲学は極めて単純明快である。すなわち、顧客満足度が高ければ業績は必ずついてくる。従業員満足度が高くなければ真心を込めた笑顔で仕事はできないし、高い顧客満足度も得られない。従業員の幸福感を高めるには給与や福利厚生、キャリアアップのほか、社員一人一人を尊重することが大切。尊重とは信頼、信頼とは権限を与えること、会社から信頼され普通の会社では考えられない権限が与えられてこそ尋常を超える責任感が生まれてくる。
1万人を超える店員一人一人に家族並みの信頼を置くという点では、これぞ究極のファミリービジネスというにふさわしい。他社が分かっていても真似できないわけもここにある」
東洋証券　第41回：民営企業の経営戦略（8） 海底撈（Haidilao）

2018年には香港の株式市場に上場。当時47歳の創業者社長の資産が約8900億円？！しぇー。世界中に約400店舗？！しぇー！欧米の投資会社からも買い付け行っているようなので市場の注目度たるやかっこたるものでしょうなあ。その資金があっての日本進出、大阪、三宮出店（やはり東京はチャイニーズが多いので採算はあったかと思われる）、いかにチャイニーズが多く来ているかということじゃないかと思うのでした（ただしその多くは優秀な人材なので根付かないけれど）。
フォーブス　ジャパン