毎週 江ノ島で???を愉しみ 余生を愉しむ♪

さ~ 今日一日を楽しく大切に過ごしましょう

釘 くぎ・・・・箸 の話

2008年03月11日 | Weblog
横浜は朝から気持ちよく晴れています

そして、今日は火曜日
のりこちゃんはパッチワークのお教室

日曜日に今乗っている船の事でボートショー会場で小型船舶機構の方とお話しをして
その、電話をするために書類を出して・・・・?
探して・・・!

あった、あった!!

そこいら中探してしまった!!

お陰で、パソコン周りが少しすっきり?したかな??


さて、今日はのりこちゃんが帰ってくるまで配達にも行かれないので

先日、ボルト、ナットの話を書かせていただいたので
釘の話・・・。

アメリカに移民するためにヨーロッパから、はるばる海を越え・・・

当初、釘一本すらとても貴重で
その、歴史からフリーマーケットが盛んだ

と言うことを聞いたことがあります



それ以前の大航海時代にも
冒険者たちは釘はもちろん斧、ナイフ等の金属製品を交易品
として、パンの木の苗を大量にもらって
大変な苦労をして持ち帰り
アフリカからつれてきた奴隷の食料にしようとしたが
口に合わず不評だった
とか


この、釘

釘さえ打てば木と木が接合できる・・・?

いや、出来ないんですね。

いや待て、こう断言したら日本の家屋はひっくり返る

ひっくり返らないまでも・・・つぶれる??


地震対策用と称し、日本家屋をモノコック・・・
対外応被力化? しようという方策も考えられているようです

具体的に言うと

柱でくみ上げた家屋

想像してください・・・・
箸を四本立て上にお皿を載せる

ぐらぐらしますよね

四本の箸の周りに紙を張ると、かなり丈夫にお皿が上に乗っかっている

これが、乗用車などのモノコックボディー
ちなみに僕の車は・・・・
梯子型フレームの付いた乗用車の最終型。フルーーーイ

だから・・・・・いまだに手放せません


第二次世界大戦時、日本の家屋は木と紙で出来ている

だから、マッチのような焼夷弾で全滅させられる


思えば、安上がりな爆弾だ・・・。


紙だと揺れに弱い・・・・
と言うことは、想像しなくても簡単にわかります

そこで、建築途中なら筋交いを入れます

箸と箸の間に斜めに × バッテンの棒を入れる

すると、揺れに強くなりますよね

でも、実際にはドアがあったり、窓があったり・・・・

もっと、重要なのは、今出来上がっている家にはそんな筋交いを新設できない




はし・・・・はしら・・・・柱

法隆寺に使われている柱は
その近所で伐採された木を
同じように使っている・・・・

東西南北もそろえて使っているから丈夫なんだ
と、何かの本で読んだことがあります



そこで、家の要所要所に
合板を張る

箸と箸の間にベニヤ板を張る
ほら、すっごい丈夫
これなら、お皿にどんなお料理を載せてもつぶれたり倒れる心配はない

でも、なぜベニヤ??
と思われる方もいらっしゃるでしょうが
ベニヤは・・・合板
合わせた板

木の木目を直角に交わるように交互に張り合わせた板です


割り箸、誰でも簡単に二本に割れます
アレは木の目が立てに通っているからです

仮に割り箸の木の板が30cmほどの幅でここにあったとすると


仮に、と書いたのは割り箸は日本では間伐材で作るのでそんなに太い木はありえません


あなたが、えいしゃら~
と、武道家よろしく手を出せば・・・・・

割れます

だって、目が通っているから

本物の武道家がやるような厚さの板は無理だとしても


ですから、仮に高級日本料理屋さんのテーブルがケヤキのムクの板だとしても
沢山テーブルを造るために薄くしたら
盛りそばを載せても割れてしまうかも知れない

だから、高級テーブルのムクの板は厚いのか??


木の目を交互に張ると、弱い裂け易い木の目が相殺されるのです


この、丈夫な木を・・・・
木ネジで止めます

釘より抜けにくいから・・・・。

木ネジの頭は決して埋没させてはいけません

なぜなら、前述の通り、もし、薄い板の三枚目まで埋没してしまっていたとすると
三枚目までの板はあってもなくても同じ。
と言うことになってしまいます


釘は抜けやすい??

いえ、プロが打てばそんなことはありません

釘はいくらか斜めに打ちます
釘は、一直線に打たずに千鳥足?ジグザグに打ちます
釘はいっぺんに打ち込みません


プロは、玄翁(トンカチ)の片面で
ポ~ンと 2/3 打ち込みます
続いて残りをほんの数ミリ残して打ち込み
最後の数ミリを玄翁をヒョイとひっくり返しタンタンと最後まで打ち込みます

げんのうは、片面はまっ平ら
もう片面は真ん中が出っ張っています

いくらプロでも真ん中が出っ張っている方で最初のポ~ンを打てば半分くらいの確立?で
釘が曲がってしまうかもしれない・・・。

平らな方が打ちやすいに決まっている

で、仕上げの一撃は真ん中がビミョ~に膨らんでいる面で打つと
表面が平らに仕上がる

この、三段階に打つのにも理由があるそうです

電話帳みたいな厚い紙の束の横に指を押し当て
ギュっと指を 1ページから 200ページ?までスライドさせると
紙がぐにゅっと奥に曲がると思います
紙は柔らかいのでそのままですが
木の繊維は硬いので戻ろうとします
このとき釘を抜けないように押さえつけます

でも、一回で打ち込むと木の繊維は同じように・・・同じ力で押さえつけます
そこで、三回に分けてギュッギュギュ~と押さえつけるように木の繊維に働きかけるそうです

ところが、最近の建築現場では
プシュン・プシュン
と、ピストルのように一気に打ち込みます

でも、安心してください
プシュンと、一気に打ち込む釘はギザギザが付いていて
その金属が木の繊維に食い込むようになっています

道具が進歩すると用具まで進歩する。
すごい

そういえば、ギザギザ・・・釘にも付いていますよね
平らになったトンカチで打つ面の下
首の部分?って言うのでしょうか
細い傷みたいなものが輪ではなく半円を欠けるくらいのものが二方向から付いています

小学生のときに父に聞きました
なんで、ここにこんな模様が付いているの?

抜けにくくするため・・・・・だろ

多分、そうなのだと思います

そうだ、以前真鍮の釘を買ったらこの傷は付いていなかった・・・・・なぜだろう
今度、金物屋さんに行ったら訊いてみよう♪


釘は、木のどの面に対してもがっちりと利くのでしょうか

これもまた、否

木はストローの束だと考えてください

根から水分、養分を吸い取って葉や成長点に送ります


ストローの束の上から箸を(また箸・・・)打ち込んだとすると
さかさまにしてヒュンヒュンと二回も振れば箸はきっと抜け落ちます

このように、木の目を考えないと釘は抜けやすくなります

そんなときは苦肉の策として
ストローの束の上からチョット斜めに箸を刺してみましょう

いくらか、丈夫に入り込むかもしれません

このようなことを考えながら棚とか台を作らないと
一回使ったら形が変形する物が出来てしまうかもしれません


って、これ、文房具屋のホームページに書くことか??

もっと、奥が深い話なのですが・・・・・
午後から行く配達の準備をしなくては・・・・・。


また、もしよろしければ・・・・又書かせていただきます。

って、誰からも何のリクエストもないので、いっつも思いついたことを書かせてもらっていますが・・・。




コメント (2)
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