2013 鳥来月 17日
先日 修理のために穴を開けた
洗濯物入れかご
僕がロープを用意したのですが
そのロープが気に入らないのりこちゃんは
自分で用意するような事を言っていたのですが
全く付かないので
僕がヒートカットしたロープを
また のりこちゃんがいない間に・・・・
のりこちゃんがいない時にばかり
この手の作業をする
と、怒っておりましたが
いないときには 配達にもいけないし
それなら と、作業に取り掛かるのですが
それが気に入らないようです
もっと可愛い色のロープに付け替える
まあ、 そのくらいは自分で出来るでしょう
穴が 三つ
そこに固結びが出来るようにロープを通しました
のりこちゃんは当初ここに
一つ穴を開けて
と言っていたのですが
それだとまたすぐに穴が裂けるからダメ
と、却下しました
またその一つの穴に
三つ撚りのロープで
舫い結びにして止める
とも言っていたのですが それもダメ
長さの微調整が出来ません
それなら 編みこむスプライにすれば長さが一発で決まりますが
交換が面倒だし
第一穴が裂ける事に変わりはありません
そこで穴三つです
色々な持ち物に取っ手が付いていますが
その取っ手はバックになる 素材で取っ手の取り付け方が変わります
布のバックなら
こんな 持ち手が良いですね
これだと 針と糸で布にシッカリ縫い付けられます
第一 面積が広い
もし仮に この取っ手を件の洗濯籠に使うとどうなるでしょう?
これは ダメ
理由は 簡単 小さい穴でも開きすぎて
切り取り線になってしまいます
紙に直線状にでも曲線にでも穴を連続して開ければ
それは立派な切り取り線です
では 何故布のバックなら良いか
それは 縦糸と 横糸が交互にクロスしあっている織物だからです
そのものマテリアルに穴を開けない
仮に 20目で縫い付けたら
20本×4 80本の糸がそのバックの重さを糸が支えます
仮に 布のバックに洗濯かごのような穴を開けてロープを通したら?
ダメです
縦糸と 横糸を分断しタテにもヨコにも強度が出ません
もしやるなら
目打ちのような物で布の糸を切らずに
少しづつ向こうによってね・・・・
と、隙間を空けるように穴を開けなければなりませんね
あれ??
セールには穴が開いていますね
リーフロープを通すような穴が開き・・・鳩目金具で留めています
これだと タテ糸 ヨコ糸を分断してしまう??
ヨットのセールは表面をプラスティックのようにフィルムみたいな物を接着してあるようです・・・
その上 ガセット のように 斜めに繊維の通ったあて布をしてありますね
と、いい加減な事を・・・・・
布のバックには
こんな取っ手もつけますね
これだと作業は簡単ですね
取り付ける場所を決めたら トンカチで えいや~ で完成です
でも、この場合 注意しなければならないのは
この取っ手をつけるバックのふちの部分が
横方向にどれだけ力を逃がす構造になっているか
です
この取っ手を 件の洗濯籠につける
と言ったら
良いんじゃない
と、言います
挟み込む面積は意外と広そうですから
仮に毛糸で編んだようなバックには
ダメですね
伸びちゃいます
こんな風に この場合 こっちの場合 あの場合・・・・
と、考え込んでしまう癖があります
いつからだろう?
ヨットを作り出してからだな~
小学生の頃 模型飛行機を飛ばしていた頃はこんな事考えもしなかった
エンジンつけて飛ばして
落ちても丈夫なようにと
釘でやたらと打ち付けた
でも、今考えると 百害あって一利なし・・・・
飛んで行って落ちるのは大抵宙返りに失敗したアト
地面に叩きつけられ・・・・
修理
若しくは 作り変え・・・・
木材には目が通っている
その目に沿って釘を並べて打ったら
割り箸の切り込みのように裂けやすくなる
目に反して打ったとしても 切り取り線になっちゃう
この点から考えても 合板 ベニヤ板はどんなに釘を打っても
丈夫だ!!
ただ 合板の強度を保つには
合板の表面から少しでも釘の頭が食い込んではいけない
理由は
もし 釘の頭が 1mm 沈み込んでしまったら
何層にもなっている合板の一枚目は貫通してしまっている
何層にもなっていればそんなに問題ないか・・・・
でも、実際の合板は
表面が長手方向
心材が短辺方向
裏材が長手方向
の 三層・・・・
若しくは 五層
この 一層を貫通してしまうと云うことは
残りの積層数で強度を出す合板と云うことになる
しかも 合板は 全体で強度を出すから と云う理由で
真ん中の材料は大した物が使われていない・・・・
だから 合板で最高の継ぎかたは
僕の作る トナカイ のように 切り欠きで接合
その後 固定するなら ガラスクロスに接着剤を浸み込ませた
セロハンテープのような素材で留めれば 100点です
仮に棚を作るときでもいくら立派な棚板でも
いくら立派な受け板でも
そこに 2本の釘で止めたのなら
釘の太さの二倍でしか止まっていません
その釘も少し斜めに打って重さがかかれば
更に入り込むような角度なら良いのですが
逆に角度が付いていると
重さがかかると徐々に抜けるように曲がってしまいますね
ですから 大工さんが家を建てるように
臍 ほぞ 切り欠いて挟み込むようにすれば・・・・
でも、このときも 10cm角の角材でも 臍が3cmだと
その角材は 3cm で支える事になってしまいます
ですから ヨットではこのような作り方を原則しません
ガセット 別の板で木材同士を挟み込むように作ります
ヨットの場合は 全てのものが
全ての物で力を吸収するように作られています
実に 合理的です
まあ、日本建築のような華麗さは余りありませんが
機能美はあります
と、こんな考えが頭を占めるようになると
人間 理屈っぽくなって
棚一つ容易には作れなくなってしまいます
と、仕事の遅い言い訳でした・・・・・
先日 修理のために穴を開けた
洗濯物入れかご
僕がロープを用意したのですが
そのロープが気に入らないのりこちゃんは
自分で用意するような事を言っていたのですが
全く付かないので
僕がヒートカットしたロープを
また のりこちゃんがいない間に・・・・
のりこちゃんがいない時にばかり
この手の作業をする
と、怒っておりましたが
いないときには 配達にもいけないし
それなら と、作業に取り掛かるのですが
それが気に入らないようです
もっと可愛い色のロープに付け替える
まあ、 そのくらいは自分で出来るでしょう
穴が 三つ
そこに固結びが出来るようにロープを通しました
のりこちゃんは当初ここに
一つ穴を開けて
と言っていたのですが
それだとまたすぐに穴が裂けるからダメ
と、却下しました
またその一つの穴に
三つ撚りのロープで
舫い結びにして止める
とも言っていたのですが それもダメ
長さの微調整が出来ません
それなら 編みこむスプライにすれば長さが一発で決まりますが
交換が面倒だし
第一穴が裂ける事に変わりはありません
そこで穴三つです
色々な持ち物に取っ手が付いていますが
その取っ手はバックになる 素材で取っ手の取り付け方が変わります
布のバックなら
こんな 持ち手が良いですね
これだと 針と糸で布にシッカリ縫い付けられます
第一 面積が広い
もし仮に この取っ手を件の洗濯籠に使うとどうなるでしょう?
これは ダメ
理由は 簡単 小さい穴でも開きすぎて
切り取り線になってしまいます
紙に直線状にでも曲線にでも穴を連続して開ければ
それは立派な切り取り線です
では 何故布のバックなら良いか
それは 縦糸と 横糸が交互にクロスしあっている織物だからです
そのものマテリアルに穴を開けない
仮に 20目で縫い付けたら
20本×4 80本の糸がそのバックの重さを糸が支えます
仮に 布のバックに洗濯かごのような穴を開けてロープを通したら?
ダメです
縦糸と 横糸を分断しタテにもヨコにも強度が出ません
もしやるなら
目打ちのような物で布の糸を切らずに
少しづつ向こうによってね・・・・
と、隙間を空けるように穴を開けなければなりませんね
あれ??
セールには穴が開いていますね
リーフロープを通すような穴が開き・・・鳩目金具で留めています
これだと タテ糸 ヨコ糸を分断してしまう??
ヨットのセールは表面をプラスティックのようにフィルムみたいな物を接着してあるようです・・・
その上 ガセット のように 斜めに繊維の通ったあて布をしてありますね
と、いい加減な事を・・・・・
布のバックには
こんな取っ手もつけますね
これだと作業は簡単ですね
取り付ける場所を決めたら トンカチで えいや~ で完成です
でも、この場合 注意しなければならないのは
この取っ手をつけるバックのふちの部分が
横方向にどれだけ力を逃がす構造になっているか
です
この取っ手を 件の洗濯籠につける
と言ったら
良いんじゃない
と、言います
挟み込む面積は意外と広そうですから
仮に毛糸で編んだようなバックには
ダメですね
伸びちゃいます
こんな風に この場合 こっちの場合 あの場合・・・・
と、考え込んでしまう癖があります
いつからだろう?
ヨットを作り出してからだな~
小学生の頃 模型飛行機を飛ばしていた頃はこんな事考えもしなかった
エンジンつけて飛ばして
落ちても丈夫なようにと
釘でやたらと打ち付けた
でも、今考えると 百害あって一利なし・・・・
飛んで行って落ちるのは大抵宙返りに失敗したアト
地面に叩きつけられ・・・・
修理
若しくは 作り変え・・・・
木材には目が通っている
その目に沿って釘を並べて打ったら
割り箸の切り込みのように裂けやすくなる
目に反して打ったとしても 切り取り線になっちゃう
この点から考えても 合板 ベニヤ板はどんなに釘を打っても
丈夫だ!!
ただ 合板の強度を保つには
合板の表面から少しでも釘の頭が食い込んではいけない
理由は
もし 釘の頭が 1mm 沈み込んでしまったら
何層にもなっている合板の一枚目は貫通してしまっている
何層にもなっていればそんなに問題ないか・・・・
でも、実際の合板は
表面が長手方向
心材が短辺方向
裏材が長手方向
の 三層・・・・
若しくは 五層
この 一層を貫通してしまうと云うことは
残りの積層数で強度を出す合板と云うことになる
しかも 合板は 全体で強度を出すから と云う理由で
真ん中の材料は大した物が使われていない・・・・
だから 合板で最高の継ぎかたは
僕の作る トナカイ のように 切り欠きで接合
その後 固定するなら ガラスクロスに接着剤を浸み込ませた
セロハンテープのような素材で留めれば 100点です
仮に棚を作るときでもいくら立派な棚板でも
いくら立派な受け板でも
そこに 2本の釘で止めたのなら
釘の太さの二倍でしか止まっていません
その釘も少し斜めに打って重さがかかれば
更に入り込むような角度なら良いのですが
逆に角度が付いていると
重さがかかると徐々に抜けるように曲がってしまいますね
ですから 大工さんが家を建てるように
臍 ほぞ 切り欠いて挟み込むようにすれば・・・・
でも、このときも 10cm角の角材でも 臍が3cmだと
その角材は 3cm で支える事になってしまいます
ですから ヨットではこのような作り方を原則しません
ガセット 別の板で木材同士を挟み込むように作ります
ヨットの場合は 全てのものが
全ての物で力を吸収するように作られています
実に 合理的です
まあ、日本建築のような華麗さは余りありませんが
機能美はあります
と、こんな考えが頭を占めるようになると
人間 理屈っぽくなって
棚一つ容易には作れなくなってしまいます
と、仕事の遅い言い訳でした・・・・・