毎週 江ノ島でセーリングを愉しみ 人生を愉しむ♪

ヨットを自作し帆走♪
中古ヨットを買って直しながら帆走♪
多岐にわたる知識が必要ですがマダマダ

せっかくの セーリング日和が・・・・・

2018年04月30日 | Weblog
2018年 卯月 29日

2018年 日曜日の回数 江ノ島に行った回数 出航した回数  乗った人数

            2018  -  17  -  16  -  9(+1)   -  35人 + 3匹(延べ・・・)

良い天気♪

それなのに 出航した回数 が増えずに (+1)

下の写真を見ていただくと
望洋丸には珍しく
メインセールを外しています

その理由は 簡単・・・・?



例によって

メインセールが裂けたからです

まあ 今回のは 経年劣化が理由とばかりは言えない
人的ミスが大きいと思います

裂けたところも 負けずに大きいですが・・・・・



写真では 裏からセロハンテープで位置を合わせて仮に止めて
この 表側に セールのリペアテープで補修します

この裂けを飽かず眺めて

どうしてこうなっちゃったのか

どれくらいの力がかかるか

どう修理したらよいか

を 想像しておりました

ここは 三角の セール 頂上付近です
マストにくっついて いない方の辺です
セールの リーチ側で この写真の一番左側はくしゃくしゃとして
セール面積に 入らないようなところで
三角の頂点の30cm程下 から 40cmほど 裂けました

普段 くしゃくしゃ となって





この 写真の 赤い文字 DS デイセーラー の文字の上にバテンが入り
更にそのうえ
内側に 折れているような部分です


ということは ここに風を受ける力はほとんどない

ということでしょうか

本来 ここも セールエリアに入るので パン と張っていなければならないのですが
これこそ 経年劣化で セールが伸びきっているようです

まあ この写真は 無風の時に写した写真みたいですが

リペアテープを張り
セールの縫い目 シーム も切れてしまったので
その部分は縫い込みました
僕の 想像では
これで 修理は完璧だと思います





次に 今回の 人的ミスに関するところですが

セールは 強いです
何トン という 空気が 風があたっても それを受けて 推進力に変えます

それが 簡単に裂けてしまうのは
かけた力の向きが違ったからです

風を受ける方向 向き を考えて作られているセール
これに違う向きの力が加われば 簡単に裂けます

たとえば 階段の板
成長していく縦目の板を横に並べた場合と
柾目の 板で横に並べた場合だと

いくら 見た目が良くても・・・・・こんな 階段を上ったら簡単に割れてしまいますよね

空手で 柾目の板を手に   ||||||    こんな向きで持って 
さあ割れ!

と言われれば

エイ とやれば割れそうですが

逆に ミルフィーユ パイ のように層が横になっている板を持っていたら

イヤ 無理

と言った方が無難なように



割り箸でもそう
目が逆だったら 割れません

目が どう通っているかによって 強度は明らかに変わります

その 横車を押すような力を加えたことによって
メインセールが 出港前のセールオン の時に 裂けて
ハーバー クレーンの下から 1mも動かずに セーリングをあきらめ
再度クレーンで引き上げセーリングを断念したのです

僕が ファーストフォームの記録保持者でしょうか




では なぜ そんな力をかけたか

の理由は


セールをマストに挙げる ハリヤード という ロープが
マストの強度を上げるために付けているスプレッダー という金具と 
マストを建てているスタンディングリギンというワイヤーが出ているところに
引っかかってしまい
セールを下げて

その 引っかかった ワイヤーを 手で ポン と弾けばよかったのに
あと 50cm 降ろすのを待たずに セールで ポン と交わそうとしたことが原因です

セールで ポン と はじけないのです
なぜなら 三角のセールはリーチ 側で マストにしっかりと2cmほど入り込んでいて
ヒラヒラしている部分をいくら パタパタしても セールの頂点はピクリとも動かないのです


以前 セール 下方のバテンがサイドステイに引っかかった時には
そこまで降ろして セールを大きく パラパタ させることによって交わしたことがあります

これは 持ったところから マストまでがかなりの距離があるので
力が フワ っと 抜けたのですが

今回は マストから距離で 50cm も離れていないところを持って
ギュ
っと引っ張ってしまったので ひとたまりもなく 裂けてしまったのです


まあ これも 良い勉強になりました

これからは セールを持って ハリヤード等 引っかかったものを交わそう

という 方法をとることは 厳禁にします

人は 反省の上に 進化があるのですから
コメント
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