卯年祭りの思い出 1987年(昭和62年)3/3
前日の雨から、大祭当日の天候の心配を見事に打ち消すかのように、1987年5月4日は青空が広がった。
7基の祭り屋台が整列し、大勢の見物客の中で開会式、宮司さんの祝詞や開会宣言などの式典が終わり、いよいよ
獅子頭が出発する。太鼓の音が響き荘厳、いよいよ始まるという凄い熱気も感じたものだ。
神楽が舞子石上神社を出発すると、それに次いで、天照大神の神輿や天狗などが続き、稚児行列が続く、そして山元舞子の
祭り屋台を先頭に7基の屋台が笛太鼓の音とともに賑やかに続く。
一日をかけて舞子大山組10ヶ村を巡る12年に一度の御神廻が始まった。
さて、途中の様子は直に見ていないので、中略。(^^)
この87年からホームビデオの普及もあり、ビデオ撮影された映像で振り返ることができる。3歳になったばかりの長男が、
はちまきをして祭りのはっぴを着て、大きな鈴のついたたすきをかけて、子ども神輿に参加している様子もとても嬉しいもの
だった。
当時テレビ朝日の「女の60分」という正午枠の番組があった。
この87年大祭を収録し全国放送されたが、我が家の前を通る祭りの行列とそれをおんぶされて驚いたような表情で見る長男と、
1歳になろうとする長女が写ったとき、ビックリしたことも良い思い出だ。
・・獅子頭が山の頂上のお宮に着いた後、山の中腹から祭りの行列が笛太鼓やかけ声と共に来るのを待っていた。
そして、山を前に山元舞子の祭り屋台を先頭に7基の屋台が並ぶ。
神楽組の面々も山を下りて、各々の地区の屋台に向かう。
坪池区の屋台に着くと、続々と村の面々が、村の出身者の方々が集まってくる。
そして気合いを入れながら、山を登る瞬間を待つ。
山道と言っても、頂上のお宮まで200㍍くらいか、そんなに長くないのだが、屋台をみんなで担ぎながら一気に上がる。
転げ落ちる人もいる。
登る順番が回ってくる。老いも若きも、男も女も「わっしょい、わっしょい」のかけ声を掛け合いながら、山道を登る。
登り上げてお宮の前で整列、7基の屋台が踊る。
そして閉会式。
閉会式を終えて、村の祭り屋台とともに、それぞれの地区に戻る。
このときの皆さんの充実感にあふれた笑顔、表情は、生涯忘れることはできないだろう。
初めて村で出した祭り屋台、みんなで担ぎ上げた充実感、これはこの年の卯年大祭だけのものだから、強く思い出として
残っているのだろう。
写真は、1999年大祭 中子区 祭り屋台の出発風景と宝林寺境内を走る神楽(撮影 星 俊夫氏)
前日の雨から、大祭当日の天候の心配を見事に打ち消すかのように、1987年5月4日は青空が広がった。
7基の祭り屋台が整列し、大勢の見物客の中で開会式、宮司さんの祝詞や開会宣言などの式典が終わり、いよいよ
獅子頭が出発する。太鼓の音が響き荘厳、いよいよ始まるという凄い熱気も感じたものだ。
神楽が舞子石上神社を出発すると、それに次いで、天照大神の神輿や天狗などが続き、稚児行列が続く、そして山元舞子の
祭り屋台を先頭に7基の屋台が笛太鼓の音とともに賑やかに続く。
一日をかけて舞子大山組10ヶ村を巡る12年に一度の御神廻が始まった。
さて、途中の様子は直に見ていないので、中略。(^^)
この87年からホームビデオの普及もあり、ビデオ撮影された映像で振り返ることができる。3歳になったばかりの長男が、
はちまきをして祭りのはっぴを着て、大きな鈴のついたたすきをかけて、子ども神輿に参加している様子もとても嬉しいもの
だった。
当時テレビ朝日の「女の60分」という正午枠の番組があった。
この87年大祭を収録し全国放送されたが、我が家の前を通る祭りの行列とそれをおんぶされて驚いたような表情で見る長男と、
1歳になろうとする長女が写ったとき、ビックリしたことも良い思い出だ。
・・獅子頭が山の頂上のお宮に着いた後、山の中腹から祭りの行列が笛太鼓やかけ声と共に来るのを待っていた。
そして、山を前に山元舞子の祭り屋台を先頭に7基の屋台が並ぶ。
神楽組の面々も山を下りて、各々の地区の屋台に向かう。
坪池区の屋台に着くと、続々と村の面々が、村の出身者の方々が集まってくる。
そして気合いを入れながら、山を登る瞬間を待つ。
山道と言っても、頂上のお宮まで200㍍くらいか、そんなに長くないのだが、屋台をみんなで担ぎながら一気に上がる。
転げ落ちる人もいる。
登る順番が回ってくる。老いも若きも、男も女も「わっしょい、わっしょい」のかけ声を掛け合いながら、山道を登る。
登り上げてお宮の前で整列、7基の屋台が踊る。
そして閉会式。
閉会式を終えて、村の祭り屋台とともに、それぞれの地区に戻る。
このときの皆さんの充実感にあふれた笑顔、表情は、生涯忘れることはできないだろう。
初めて村で出した祭り屋台、みんなで担ぎ上げた充実感、これはこの年の卯年大祭だけのものだから、強く思い出として
残っているのだろう。
写真は、1999年大祭 中子区 祭り屋台の出発風景と宝林寺境内を走る神楽(撮影 星 俊夫氏)