南魚沼~わが故郷から~

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保険医療分野のIT化

2012年11月11日 | 医療・福祉
■保険医療分野のIT化

次は4年前、2008年本ブログに記載した内容である。

 「保健や医療分野の情報化の主要な構成システムは、電子カルテシステム、オーダリング
 システム、レセプト電算処理、遠隔診療支援システム等がある。
 それら構成システムの内容や役割については、厚生労働省のサイトを参照願いたい。

 情報化のメリットは、単独医療機関で、或いはデータベースを基にした複数の医療機関の
 ネットワーク化により、作業効率や事務効率の大幅な改善が可能になり、患者サイドからも
 転院の手続きの簡略化、待ち時間の短縮、セカンドオピニオン、遠隔地での診断、データを
 活用した個人的な医療・健康管理の向上などのメリットがあるといわれている。

 魚沼地域のように広大な面積の中に集落が点在し、高齢化や人口の減少が続く地域で、
 医療・福祉サービスを維持継続していくために有効有益なインフラである。
 また今後の医療行為の効率化を極めて強力に進めるものでもあり、医師の確保のためにも
 必要との考えもある。
 しかし地域の医療機関全体の参加や多額の初期投資の問題、システムの標準化、セキュリ
 ティ等の問題もあり、構築に時間のかかるシステムでもある。

 地域医療の問題や課題の議論は、平成27年6月開院予定の魚沼基幹病院構想に集約される傾向に
 あり、この種の課題も基幹病院ができるときには、当然装備されることを前提にしているとの
 みかたもあるが、どうなのだろうか。

 システムの構築には、時間とコストがかかる。
 一朝一夕に出来上がるものではなく、最終的に地域の医療機関全てが関わる問題でもある。
 市が主体的に基幹病院に近接する大和病院を核として、システム構築への検討をを進めてい
 くべきではないだろうか。」

そして2012年、今回の市長選には、「地域医療機関全てがネットワーク化される電子カルテシステムの構築」が目前であることが
公約として示されている。大和病院ではオーダリング・システムも開始されている。
4年も経てば進歩するのは当然かもしれないが、一般質問でも取り上げたこともあり、何か特別な感慨も覚える。


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