南魚沼~わが故郷から~

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天地人 第27回 「与六と与七」

2009年07月05日 | 天地人
 猿と狸   演出 野田雄介

猿と狸に挟まれて、上杉の義、貫くことができるのか!

源氏の流れを汲む小国家に婿入りした兼続の弟与七、婿勤めが大変のようだ。

ドラマでは上杉家は常に安泰のようだが、実は違う。
川中島で北条氏直と戦を交えたり、北の新発田重家の氾濫の鎮圧に6年を要していた。

さて今回はサブタイトルは「猿と狸」だが、兼続の弟大国実頼を描いている。
兄を追いかけ、兄を頼ってきた弟が、自分を大切に育ててくれた兄の庇護から、巣立ちする
様を描いている。
老かいな秀吉が投じたへなちょこ変化球を、兼続は見事に打ち返す。
痛快な戦国ホームドラマの一編。

今回のMVP  大国実頼
 兄も立派だが、良くできた弟だ。
 京の上杉屋敷に残り、上杉と豊臣家をつなぐ役割を願い出る。
 常に兄と比較される役回りから、自分の道を見いだそうとする姿は立派だ。

第2位 お船の方
 ご懐妊おめでとうございます。かよの努力の成果か。
 
第3位 徳川家康
 兼続を茶の湯に誘い、「愛」の旗印の意味を兼続に問う。
 「故郷を、民を、家族を慈しむ仁愛」の意と聞いて、一笑に付す。
 松方・家康、これからも出番が多いと思うが、上手いですね。

面白いアイデアのエピソードが続くのだが、脚本と演出が今一歩なせいか、何か心に残るものが
希薄だったような後味。

さて、伊達政宗登場の次回 第28回 「北の独眼竜」に期待しよう。
もう半分を終えて、残りは20回になった。



 

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