ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

マイク・ポートノイ復帰 新作発表 Dream Theater - Midnight Messiah (Official Video)

2025-02-02 09:34:38 | プログ・メタル
Dream Theater - Midnight Messiah (Official Video)

オリジナル・ドラマーのマイク・ポートノイ復帰ということでの話題作『PARASOMNIA』 です。2月7日発売です。
ちなみに、ブログ仲間のたいぴろさんが大好きなバンドです。

その中から先行公開されている力作「ミッドナイト・メッサイア」を取り上げます。

どこをどう切っても完璧にドリーム・シアターですね。ハードなリフの部分になるとメタリカっぽくなるのも彼ららしい。
マイクが復帰ということで、何となくドリーム・シアターらしい曲づくりにこだわった感じもします。
この1曲を聴くだけでも、ドリーム・シアターの世界観をかなり味わえるすごい曲かと思います。

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逝ってしまった。John Sykes - Don't Hurt Me This Way (Please Don't Leave Me '97)

2025-01-22 21:34:53 | ギタリスト
John Sykes - Don't Hurt Me This Way (Please Don't Leave Me '97)

フィル・リノットがいた当時のシン・リジィの末期を盛り上げ、
ホワイト・スネイクというバンドをメジャーに引き上げたギタリスト、
ジョン・サイクスが逝ってしまった。
享年65才、死因はガンだそうだ。
エディ・ヴァン・ヘイレン同様、早すぎる。

21世紀になってからは、新作は2000年のソロ作品と、2004年のライブ作品のみ。
何故かわからないが、あれだけ人気者なのに、作品を出さなかった。
マネジメント上の問題なのか?
新作が待たれていたのだが・・・

この曲を聴きながら、彼を偲びたい。
すでに亡くなっていたフィル・リノットの音源を使用してリメイクした作品である。
彼は、メタリックなギタリストでありながら、バラードも大得意だった。
ギターを弾くだけでなく、歌うこともできた。
才能に溢れていたのに、21世紀になってからは活躍の舞台が少なかったような気がする。

ご冥福をお祈りいたします。
合掌

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Judas Priest Japan Tour 2024  at ぴあアリーナMM(横浜)2024.12.12(木)LIVEレポート

2024-12-15 08:40:46 | judas priest
1年ほど前、新作発表後には日本ツアーがあるという情報を耳にして、ずーっと楽しみにしていたジューダス・プリーストの日本公演に行ってまいりました。
デビュー時からのファンですが、実はライブは3回目。いろんな事情があり、なかなかライブ参戦できなかったのです。今回は最高傑作と言ってもいい出来の新作「インヴィンシブル・シールド」であったので、何が何でも行きたい気持ちで一杯でした。何とか無事にライブ体験できて、感無量です。

まずは、ライブが始まる前の話から。
開場は18:30ですが、グッズ販売は15:00と12/2に発表されてました。
グッズの種類や価格も公開されています。
こうした情報公開は同じ興行主のクリエイティブマンが9月来日のアイアン・メイデンの時にとった手法と同じでしたので、スムーズに情報をつかむことができました。

たまたま時間が空いていたので、場所の確認がてらに12:40にぴあアリーナに行ってみると、すでに100人くらい並んでました(笑)。仕方ないので並びます。15時前には500人は並んだと思います。
グッズ販売は少しだけ早まって、14:50スタート。
Tシャツはアイアン・メイデンの時と同様、1枚8000円。高くなったなー。

Tシャツは数種類あり、悩みましたが、結局、メインのツアーTシャツを選択。
後は、タオルと、ペンダントを購入です。

飛ぶように売れていたのが、直筆サイン入りのリトグラフで1枚10,000円。
一人1枚しか買えません。前回のツアーでは5000円だったそうです。諸物価の高騰を感じますね。私もちょっと悩みましたが、断念しました。

グッズ、購入後は時間が空いたので、横浜観光を3時間ほどして(桜木町周辺のカフェはメタルTシャツを着た人がいっぱいいました笑)、18:30に戻って来ます。列が動いていて、スムーズに中に入れました。
私の席はアリーナ席。とは言っても安い方のチケットなので、前方ではありますが、右端の方の席でした。
ステージからは数十メートル離れていて、やや遠い。
まあ、肉眼でメンバーの動きは確認できる距離ではありました。

隣に座った千葉在住の方と、さらにその隣のみなとみらい地区在住の人と歓談して待つと、アッという間に19:30に。
予定どおり、ブラックサバスのウォービッグスの録音が流れます。
そして、今回のツアーのために作られた 「Invincible Shield Tour Anthem」(けっこう豪華なインスト、クイーンっぽくもあります。)が流れ、そして、「Panic Attack」になだれ込みます。
おお、動くロブだ。高音がきちんと出ている!何という73才だろう!
全体的な演奏も見事!実にタイトにまとまっている。
あと、このぴあアリーナ。最新のシアターだけあって、音響がいい。
武道館とは全然違う。
完璧なスタートだったと思います。
ここからは、いろんな感想を箇条書きにします。




・セットリストはどうも他の日と同じ。イレギュラーはなし。日替わりの曲を期待しましたが、ありませんでした。
・ステージの左右に設置されたライブ映像巨大画面はかなり強力でした。肉眼では、よくわからない表情とかがわかるので、どうしても、時々ステージから目を離してみてしまいます。(せっかくライブに来てるんだから、肉眼画像が第一なのですが、やっぱり見てしまいますね笑)
・とは言っても、全体を見渡せる肉眼での景色は貴重。左端にいるリッチーが、他の4人より離れているので、5人まとめて見るなら、やはり肉眼です。
臨場感も感じますしね。
・時々、ステージの後方に設置されたスクリーンにグレン・ティプトンの映像が出ました。
・ロブは高音のスクリームをけっこう出してました。そして、けっこう動ける。もしかして、節制して、喉もトレーニングしているのではないか?と感じます。一時衰えを感じた時期がありましたが、見事に復活している雰囲気でした。


・ロブと同い年の73才(もうすぐ74才)のイアン・ヒルも元気にベースを弾いています。髪もふさふさで、年齢を感じさせません。
 ロブは、ライブ中、2度ほど腰かけた時間がありましたが、それ以外は実にエネルギッシュで、すごい体力です。
・リッチー・フォークナーはまさに、ギターヒーロー。彼の弾く姿は実に様になっていますね。胸をはだけた姿は筋肉隆々。
・助っ人のアンディ・スニープも上手い。重要なソロはリッチーが全部弾きますが、彼も時々ソロをやってました。彼は、リッチーより髭が多く、アメリカの南部のバンドのような風貌でした。
・スコット・トラヴィスはどんなドラムも叩けるといった印象。スピード曲から、スローな曲まで、どんな曲にもエネルギーを与える力強いドラム音でした。やはり、ペインキラーの始めの部分は聴きどころですね。
・やはりツイン・ギター・バンドなので、二人のギタリストが並んで弾くところは絵になります。。「Victim of Change」のイントロのところはちょっとゾクゾクするカッコよさでした。
・サビの部分が明確な曲が多いので、大合唱になります。大合唱になった曲は
「Breaking the Law」「You've Got Another Thing Comin'」「Turbo Lover」「Hell Bent for Leather」「Painkiller」「Living After Midnight」ですね。
・一番、絵的にかっこよかったのは、立っているロブのすぐ横にひざまづくようにリッチーが姿勢を低くしながらギターを弾くシーンで、
まさに王様と騎士のような姿でした。

・セットリストは
SE. War Pigs (Black Sabbath song)
SE. Invincible Shield Tour Anthem
01. Panic Attack
02. You've Got Another Thing Comin'
03. Rapid Fire
04. Breaking the Law
05. Riding on the Wind
06. Love Bites
07. Devil's Child
08. Saints in Hell
09. Crown of Horns
10. Sinner
11. Turbo Lover
12. Invincible Shield
13. Victim of Changes
14. The Green Manalishi (With the Two Prong Crown) (Fleetwood Mac cover)
15. Painkiller
---ecnore---
SE. The Hellion
16. Electric Eye
17. Hell Bent for Leather
18. Living After Midnight
SE. We Are the Champions (Queen song)
ですね。 

・ Saints in Hell でのロブの高音はちょっとした聴きどころでした。頑張ってるなーと感動を覚えました。

・アルバム別の選曲を確認しますと(SEのぞく)、
Invincible Shield から3曲、
復習の叫びから 3曲、
ブリティッシュ・スティールから4曲、
キリング・マシーンから2曲、
運命の翼から1曲、
背信の門から1曲、
ステンド・クラスから1曲、
ペインキラーから1曲、
ターボから1曲、
背徳の掟から1曲、
意外にも新作からは3曲だけで、全時代に渡った選曲でしたね。

アンコールが終わった後は、メンバーは何度も手を振っていて、サービス精神ばっちりでした。ロブは日本風のお辞儀までしてました。

観客の平均年齢は50代といったところでしょうか?7割くらいを占めている感じです。
私のようにデビュー時から聴いている人は10%くらいでしょう。
やはり80年代のブレイク時から聴いている人、90年のペインキラーから聴いている人が主体です。若い人でも40代くらいですね。
まあ、30代の人もたまに見かけます。
女性は少数派でしたけど、いました。男性と一緒に来ている人がほとんど。
単独女性とか女性だけとかはいないです。

メタルの世界では「神」と呼ばれる存在のジューダス・プリーストですが、
決して過去のバンドでないことを新作とともに、ライブでも証明したと言えると思います。

最後に、アンコール最後の曲をご紹介します。
このビデオ撮影時のメンバーはすごく若い。1980年頃ですね。
彼らも2024年にこの曲を演奏しているとは、当時思わなかったかもしれません。今は別のバンドのKK、ライブに参加できないグレン、そして惜しくも69才で天に召されたデイヴ・ホランドがいます。
Judas Priest - Living After Midnight (Official Video)


なお、今回のライブ終演後、ステージ背後のスクリーンに「The Priest Will Be Back」と映し出されたました。
また、来日してくれるのでしょうか?
年令のことがあり、予断は許しませんが、また観たいと期待せざるを得ません。


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ピート・シンフィールド(Peter Sinfield)逝く King Crimson - Epitaph

2024-11-16 05:41:41 | プログレ
享年80才。2024年11月14日逝去。

クラプトンの80才武道館公演が発表されたばかりですが、まだ元気な人もいれば、旅立つ人もいるということです。
ステージで活躍した人ではなかったのですが、70年代のロックを夢中になって聴いていたファンにとっては、やはりロック・ヒーローでした。
合掌・・・

ピート・シンフィールドと言えば、キング・クリムゾンですね。
作詞を担当しているだけなのに、メンバーの一人として名前を連ねているというところが、70年代当時かっこいいと思ったものです。
だって、ほかにそんな人はいませんでしたからね。

そして、クリムゾンの名曲と言えば、やはりこれ、「エピタフ」。
叙情的なメロディとソフトで豪華なアレンジが日本人に人気の曲です。
この印象的な曲は当時ヴォーカル担当だったグレッグ・レイクにとっても大事な曲だったようで、ソロになってLIVEで歌ってました。

confusion will be my epitph・・・・
混乱、それが私の墓碑銘になるだろう・・・

この歌詞は実に耳に残ります。

この曲が発表されたときは東西冷戦の時代。
この曲の歌詞はその時代の空気を強く反映しているようです。
それから、雪解け、ベルリンの崩壊を経て、再び冷戦と同じような戦争の時代となった現在の世界情勢。
作詞したピートは亡くなる直前、どう思っていたのでしょうか?

King Crimson - Epitaph (Including "March For No Reason" and "Tomorrow And Tomorrow")



全然知らなかったんですが、彼は、セリーヌ・ディオンのヒット曲の歌詞も手掛けてたんですね。よく知らないのですが、アイヴァー・ノヴェロ賞の最優秀楽曲賞(音楽および歌詞)を受賞したそうです。

Céline Dion - Think Twice (from The Colour of My Love Concert - 1993)


歌詞という、ほかのロック・スターとは違った面で、世界中のロック・ファンに一目置かれたピート。
クリムゾンの初期メンバーとして名を連ねることができたことは、かなり大きなことだったと思います。
ロックの黎明期の巨人の一人でした。
安らかに・・・
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1976年、日本のハード・ロック・ファンに衝撃を与えた「運命の翼」Judas Priest

2024-11-09 16:40:16 | judas priest
1976年は確かヴァン・ヘイレンがデビューして、ハード・ロック・ファンに衝撃を与えた年でした。エディ・ヴァン・ヘイレンの圧倒的なテクニック、特にライト・ハンド奏法は日本のギター少年やロック好きの注目を集めたものです。

そんな時に、若きロック評論家の伊藤正則氏が評論家生命をかける勢いでプッシュしたのが、このアルバムです。
3年ほど前にロック評論家の大貫憲章氏が、クイーンのデビュー時、「女王に神のご加護を!」と強烈にプッシュしたのにあやかったのか、「神のご加護を」みたいな感じで大絶賛したのが記憶に残っています。

当時、日本の洋楽ハード・ロック・ファンにはブリティシュ・ロックのヒーローを待つ気運がありました。クイーンに続く、劇的なハード・ロック・バンドを待ちわびる空気があったのです。当のクイーンが「オペラ座の夜」から「華麗なるレース」にかけてハード・ロックの路線から脱却しようとしていて、その後釜をみんな期待してたのです。
アメリカン・ハード・ロックではなく、イギリスのハード・ロックで新しい音を作るバンドがほしい。ヴァン・ヘイレンのお祭り的ハード・ロックではなく、知的なプログレの要素があるバンドが欲しい(時は1970年代半ばです、ドリーム・シアターのようなバンドが出て来るなんて想像もできません)。
そんな空気の中で、このセカンド・アルバムで日本デビューを果たしたジューダス・プリーストは、凝った構成を好むブリティッシュ・ロック好きのファンに、「おおっ!」と思わせるものがあったのです。

まずご紹介したいのは、やはり「リッパー」です。
当時、ロック評論家で、最も若者の支持を受けていた渋谷陽一氏は自分のラジオ番組でこの曲ばかりというか、この曲しかかけませんでした。
過去にないような劇的な展開と音作り、ロブ・ハルフォードの変幻自在で、ヒステリックな高音ヴォーカル、クイーンのようなバンドを待ち望んでいたファンはけっこう盛り上がったような気がします。まさに、歴史的な名曲だったと思います。

ところが、他の曲については、どちらかというと、ブラック・サバス的な割とスタンダードなハード・ロックが多く、劇的なつくりをされているものの、音が古い感じがするという意見もありました。
そのため、当時を代表する名盤という評価にはなりません。
「新しさ」という点で、やはり物足りない評価だったと思います。

と言っても、聴きこむとかなり凝ったアレンジがされており、やはり平凡なバンドとはクオリティが段違いという事実に気づきます。
まあ、そこまで聴きこむのはかなりマニアックなファンということになります。
このアルバムはかなりの評判を得るものの、ヴァン・ヘイレンとは違って、ニッチで、熱烈なファンを構成することになります。
一般のロック・ファンには「リッパー」で只者ではないという印象を与えたということで成功だったとは思います。

Judas Priest - The Ripper


変わっている曲として、「エピタフ」をご紹介しましょう。
ピアノを中心としたバラードで、コーラスがまるでクイーンです。
地味な曲ですが、クイーン的なものを期待していた人には、この曲も「おおっ!」と思わせるものがあります。

Judas Priest - Epitaph


次に、ご紹介するのは2024年の今でもライブで演奏しているアルバムの1曲目「 Victim of Changes」。
割とシンプルで、引ずるようなリフがブラック・サバス的なハード・ロックを感じさせますが、聴きこむとじわじわ味が出て来る曲です。
地味にいろいろ展開するし、ギター・ソロもきれいに構築されています。聴きごたえのある作品と言えるでしょう。逆にちょっと聴いただけでは魅力はわからないので、何でこの曲が1曲目かな?とは思ってしまいます。
この曲を聴きこめた人は彼らの音にのめりこんで行きます。

Judas Priest - Victim of Changes  

もう1曲ご紹介します。
イントロ的な曲「Prelude」と、流れるように続くスピード・ナンバー「 Tyrant」です。「Tyrant」はいろいろ仕掛けがあって、メロディも起承転結があり、展開が秀逸な曲です。メタル・ゴッドとしての覚醒を予測させるドラマティックなハード・ロックで、2本のギターの使い方が見事。ツイン・ギター・バンドのメリットをうまく活かしてると思います。

Judas Priest - Prelude  
Judas Priest - Tyrant

本作について、まとめるならば、クイーンみたいなレベルではありませんが、緻密な構成が練られた当時としてはドラマティックなハード・ロック・アルバムです。音質的にはややチープというか古臭いし、ロブの声にクセがあるのですが(この声が嫌いという方が当時から多かったですね。)、それでもアルバム・タイトルとアート・ワークから想像させる宗教観というか中世のヨーロッパ的な雰囲気が見事に想像を掻き立てる作品です。ジャケットのイラストはほんとに魅力的で、ジャケ買いした人も結構いるのではと思います。
やはり名盤であり、傑作だと個人的に考える次第です。

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