Queen-The march of the black queen
クイーンについては、1974年以前からロックを聴いていたハードロックファン、プログレファンにとっては、ファーストアルバムと、セカンドアルバムが絶対でした。
サードアルバム以降、独自の素晴らしい作品をつくっていくものの、初期の2枚のようなスリリングな展開というか、ハードロック的展開がどんどんなくなっていくために、がっかりした仲間が多かったと思います。(しかし、一般の音楽ファンの間では大ヒットしていき、ロックバンドというより、偉大なポップアイコンになるんですが…)
私もそうでした。(ただし、3枚目のブライトンロックとナウアイムヒアはハードロック的要素が強く、ハードロックファンにとっては満足できるものでした)
誤解を招かないようにしたいんですが、私は、もちろん3枚目以降も好きです
もちろん、オペラ座の夜は偉大な作品ですし、
We are the championとWe will rock youなど名曲は目白押しです
ただし、アルバムを通して聴いた場合、初期の2枚のようなゾクゾクするような感覚を3枚め以降の作品にはあまり感じなかったんです
ちなみに初期の2枚を絶賛した評論家大貫憲章さんも、3枚目以降はトーンが下がって行き、応援しなくなっていきます。初期の2枚と3枚目以降ではファン層はかなり変化したと思います
ちなみに、40才前の若い人に初期のクイーンを聴かせると、驚きます。クイーンはオペラ座の夜から始まったと思っている若者が多いんですよね。もしくはキラークイーンからとか…
さて、私にとって、クイーンのベストナンバーはこの曲か、ライアーなんですが、よく考えて、やはりこの曲にしました。
緊張感の持続と崩壊、そして展開、静と動、激しさ、メロディの美しさ、
こんなすごい曲はロック史上探しても滅多にありません!!素晴らしいの一言です!
このアルバム全体がドラマチックなんですが、この曲は究極です☆
ただし、ライブでの再現が困難みたいですね。ライブでの演奏記録が見当たらないし、
評論家も無理だって言ってましたから…
当時、ライブで表現できる音楽にするべきだという批判もよく耳にしました
でも素晴らしいものは素晴らしいって思うんですよね☆
ロックの理想にたどり着いた、信じられない作品です。