Echoes - Jack
突然、この曲が聴きたくなった。
80年代、よく聴いた曲で、辻仁成の曲で一番好きな曲だ。
辻仁成は作家で成功し、南果歩との結婚離婚、中山美穂との結婚離婚で世間を騒がした男だが、この頃が一番輝いていたと思う。
まだ「ZOO」とかでブレイクする前で、デビュー間もない頃の曲と記憶している。
アレンジはリンドバーグ等に共通するビート・バンド・サウンドであるが、歌詞が独特だ。
ジャックとマルガリータという名前が出てきて、アメリカの家族と街が目に浮かぶ。
そして、わけのわからない歌詞の内容になぜか勇気づけられて、わけのわからない感動が押し寄せる。言葉の力をすごく感じる曲で、このパワーが彼を作家に導いたのであろう。そして、35年以上たった今でも、私はこの曲にジーンとくる。胸が熱くなる。
絶望と希望がごっちゃになったようなこの曲はまさに日本のロックの名曲だと思う。
U2のエッジのパクリみたいなギター・サウンドも当時流行ったなー。そんな中で最も忘れられないのがこの曲。
たぶん、これからも時々無性に聴きたくなるのだろう。