ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

Here Comes the Sun  / Steve Harley & Cockney Rebel 1976年

2024-03-30 05:50:15 | ブリティッシュロック
Here Comes the Sun

3月17日、Steve Harley が死去しました。
私は1974年ごろからロックを聴いていたのに、彼というか彼が率いるコックニー・レベルというバンドはあまり聞いたことがありませんでした。
でも、もちろん名前は知っていました。
当時よく読んでいたミュージック・ライフ誌ではこのバンドはグラム・ロックのバンド群の一つとして取り上げていたような記憶があります。
日本では、あまり人気がなかったし、ラジオでもかからなかったのですが、コックニー・レベルという名前がすごく印象的で、頭にこびりつきました。
コックニーとはロンドン子という意味で、「コックニー訛り」なんて言葉もあったと思います。直訳はロンドンの反逆者という意味のようです。

さて、何曲か彼ら(彼)のヒット曲を振り返ってみると、イギリス特有のひねくれたポップ・センスがすごく特徴的です。当時のイギリスのロック・マーケットでは、こういう斜に構えた曲を作るのがすごくうまいバンドが出てきて、一定の評価を受けてます。芸術家的というかアーティスティックな感じで、一筋縄ではいかない曲作りが趣味人をうならせるという感じでしょうか。
わかりやすいのが、今回ご紹介するビートルズの名曲のカヴァー。
原曲の雰囲気を完全に変えてしまうアレンジに驚きます。でも、これはこれで楽しい。何回も聴くとクセになります。お試しあれ。


最大のヒット曲もご紹介します。
これは聴きやすいですね。
全英第一位になったようです。

Steve Harley & Cockney Rebel - Make Me Smile


よく言ってますけど、YouTubeの時代になり、こうして、青春時代に名前は知っていても、時間とお金がなくて聴くことがなかった素晴らしいアーティストの名曲に簡単に触れることができるようになったのは素晴らしいことです。

Steve Harleyのご冥福をお祈りいたします。
R.I.P.

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心に突き刺さる青春のサウンド The Struts - How Can I Love You (Without Breaking Your Heart) (Lyric Video)

2024-03-03 09:59:33 | ブリティッシュロック
The Struts - How Can I Love You (Without Breaking Your Heart) (Lyric Video)

2月9日配信されたばかりの曲。
この曲がいいんですよねー。
70年代、80年代に青春時代を過ごした方なら、ドストライクの曲調。
ヴォーカルのルーク・スピラーによれば、ロッド・スチュアートやフリートウッド・マックの雰囲気があるということですが、すごくハート・ウオーミングな感じです。

2012年結成され、ストーンズやクイーン、グラム・ロックや、ニュー・ウエイヴ等の懐かしいブリティッシュ・ロックを現代風に再現する優れた英国バンド、ザ・ストラッツの作る曲はまさに変幻自在。

この曲は本当に心に突き刺さります。
若い人が聴くと、古臭いかな?
でも、いいんです。私は大好きですね。



なお、2月23日にはもう一曲配信されました。

he Struts - Heaven's Got Nothing On You (Lyric Video)  

この曲も懐かしい雰囲気がすごい。
まさに、変幻自在。60年代~80年代のヒット曲と言われたら信じそう。




このバンドを知らない方がいるかもしれないので、
最後に2017年のこの曲を紹介しましょう。
The Struts - One Night Only  
クイーンというかマイケミカル・ロマンスというか、ダークネスみたいというか、ドラマティックですね。
まさに英国の誇りが溢れた曲です。
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Dr.Feelgood 【She Does It Right】  Down By The Jetty より 1975年

2023-09-30 17:30:41 | ブリティッシュロック
Dr.Feelgood 【She Does It Right】

高校時代の友人のK君からのリクエストです。
K君ありがとうございます。

ドクター・フィールグッドのデビュー作「 Down By The Jetty」の1曲目です。
強烈な曲で、クセになってしまというか、虜になってしまう人がいそうな曲です。

ドクター・フィールグッドというバンドは、デビュー当時、けっこうラジオでかかったため、聴いた記憶があるのですが、その後聴く機会がなく、久々に聴きました。
このバンドはロンドン・パンクではありません。しかしながら、パンクの人気に火を付けたバンドみたいなとらえ方をされています。

演奏はタイトでシンプルなロック。しかもけっこうリズムが正確で、パンクとは一線を画すイメージです。とはいっても、巨大化、商業化したロック・ビジネスと相反するパブ・ロック・バンドということで、直後のパンク・ロック・ムーブメントにつながる イメージがあります。髪も当時のバンドとしては短髪でした。

このバンドのこの時期の強烈な個性は、やはり、動画を見てもわかるように、ウィルコ・ジョンソンのギター・プレイです。ピックを使用しないでシャープなキレッキレッのカッティングを演奏するさまは、まさにクール!そして、ほぼ無表情な顔で、前後に動く独特なパフォーマンスには注目してしまいます。
まるで、パントマイムを見ているような不思議なパフォーマンスです。
何だこれはと思いながらも、気持ちよくなっていくんですよね。
でも、ギター・ソロのときは、ちょっとだけ動きを変えます。そこがもう素晴らしい。まさにギターヒーロー!
もちろん、リー・ブリローのヴォーカルもかっこいいし、他の二人の演奏もきっちりしていてなかなか上手い。バンドとしてのアンサンブルも一流ですね。

この曲の歌詞はへんてこりんなんですが、動画を見ていると、観客は歌詞なんか気にしていない感じですね。踊れる曲って感じです。
のってるかーい?みたいなノリではなく、黙々と仏頂面でシンプルな演奏を繰り返し、観客を気持ちよくさせるこの曲。イギリスっぽいといえばイギリスっぽい。
とにかく、ギターのかっこよさにとらわれてしまう1曲です。
ロック史に残る1曲ですし、渾身のギタープレイが聴ける曲です。
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やはり、新年はこの曲で! U2 - New Year's Day (Official Music Video)

2023-01-01 17:04:39 | ブリティッシュロック
U2 - New Year's Day (Official Music Video)


あけまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

ベタですが、やはり新年を迎えると、この曲が聴きたくなります。
何と、1983年リリースで、ちょうど40年経っているんですね!
70年代からロックを聴いているせいか、U2は比較的新しいバンドのイメージがあるんですけど、十分クラシック・ロックです!
たぶん、この曲をリアルタイムで聴いていた人は、中学生以上として、53才以上?
でも、やはり名曲。
心に染み入ります。若い人にも聴いてもらいたい。

この曲は恋愛の要素に、ポーランドの民主化運動の要素が入っていて、戦争のことも歌っています。
なんか、現在のウクライナ情勢を思わせる緊張感を感じます。
ポーランドの民主化の歴史を見ると、かなり激しい争いを経過しているんですよね。圧政からの民主化実現にはドラマを感じます。
東ヨーロッパの人たちは、民主化の喜びとそれを獲得するための強さを知っているのでしょう。
そんな流れで、ウクライナの国民の強さをこの曲から連想してしまいます。

新年をめでたいと思う気持ちと、平和は簡単なものではないという世の理をこの曲から教わり、気をひきしめて新年をスタートさせたいと思います。


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珍しい!David Coverdaleが作ったインスト!Cozy Powell - The Rattler

2022-10-29 16:17:16 | ブリティッシュロック
Cozy Powell - The Rattler

ここのところデヴィッド・カヴァーデイルの特集をしているのですが、ここで、ちょっと番外編として、コージー・パウエルのソロ3作目の「オクトパス」から1曲を紹介します。1983年リリースです。
この曲、インストなのに、デヴィッドとコージーの共作なんですね。
ちょっと珍しい。
すごくキャッチーで、聴きやすいインストでちょっと気分をあげたくなる時に聴きたくなります。
ヴォーカリストの作ったインストということで、歌メロを感じますね。
コージーのドコドコのツーバスが気持ちいい!これぞ、コージーですね。

なお、アルバム「オクトパス」はコージーのソロ作品の中では、ちょっと地味な存在。
日本のレコード会社の企画ではじまった1作目、2作目は豪華メンバーがゲストで、テクニカルな演奏が評判になったのですが、3作目の「オクトパス」は、当時のホワイトスネイクのメンバー(「Slide It In」のレコーディング時のメンバーからミッキー・ムーディとデヴィッド・カヴァーデイルを除いたメンバー)が参加して作っています(1曲だけ、ゲイリー・ムーアが参加。またパープル・ファミリーのドン・エイリーも参加)。そのためか、テクニカルな面はなく割と普通のロック・サウンドです。特にギターのメル・ギャレーはプレイがシンプルなので音色で勝負って感じかな。センスはいいです。

コージー、早く逝っちゃたな。でも、この存在感のあるドラムは唯一無二で忘れられないサウンドです。彼の音は多くの人の心に強く残っています。
コメント (4)
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