ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

Rory Gallagher の出発点 スリーピース・バンド Taste

2024-05-18 06:26:56 | ブルースロック
高校時代の友人でかつバンド仲間のK君からリクエストがありました。
今回はTasteです。
リクエストありがとうございます。

Tasteと言えば、ロリー・ギャラガーの最初のバンド、そしてワイト島のライブが有名です。
でも、個人的には聴いていませんでした。
そこで、聴いてみました。

もう、この時代から、弾きまくりですね。
よく、クリームと比較されますけど、もっと荒々しい感じです。
火を吹くブルースギターという感じで、ブルースといいながらロックの荒々しさが溢れています。
クラプトンのようなきれいなフレーズではなく、感情の赴くままのプレイで、
粗削りなブルースですね。ハード・ロックのギターに近いかな?

この時代のあるあるですが、ライブだとソロがかなり長い。
ギター好きにはたまらない感じでしょうか?

選曲をK君に任せていただいたので、
1曲目はファースト・アルバム(1969年)からヒットしたと言われるBlister On The Moonを選びました。この曲はイントロがかっこいい。ちょっとパンキッシュですが、ギターソロが入ると、60年代末期特有の空気になります。ロックに原始的なエネルギーが溢れていた時の匂いがします。


Blister On The Moon


2曲目はワイト島のライブからこれです。I Feel So Good。
この曲はライブでノリノリだったでしょうね。
ロック好きなら、かぶりつきで見たくなるなギタープレイです。

I Feel So Good (Live)  


この曲も人気のようですね。同じくワイト島のライブからWhat’s Going On。
感情移入のあるギタープレイに色気があります。

Taste - What’s Going On - Live At The Isle Of Wight Festival / 1970


最後にこんな曲も。セカンドアルバム収録のIf The Day Was Any Longer (1970)です。ちょっと違う雰囲気を味わえます。

Taste (feat. Rory Gallagher) - If The Day Was Any Longer (1970)


1995年、わずか47歳の若さでこの世を去ったロリー・ギャラガーの鮮烈なデビュー時期の記録。それがTasteというバンドが残した音源ですね。
この時期はロックの草創期ということで、よりエネルギーを感じてしまいます。
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ロッド・プライスのギターが吠える!Black Cat Bones - Save My Love (1969) HQ

2021-10-31 10:10:07 | ブルースロック

Black Cat Bones - Save My Love (1969) HQ


ポール・コゾフとサイモン・カークが在籍 (本作品には未参加) していたバンドなんですよね。だからフリーにすごく似てます。

でも、聴きどころは、後にフォガットを結成するロッド・プライスのギターでしょうね。スライド・ギターで有名な人。アメリカにわたって、アメリカで成功するから、アメリカ人と勘違いされそうですが、この曲を聴くと、完全にブリティッシュ・ブルース・ロック。クリームとかフリーが好きな人は気持ちいいと思います。

フォガットのファンにはこの時代も知っていて欲しいかな?


2005年3月22日、ロッド・プライスは階段から転倒した際に頭部強打のため死亡してしまいました。57歳の若さでした。合掌。

彼が大成功したフォガットも聴きましょう。彼のギターがすごい!

Slow Ride- Foghat (Full Version)

Foghat Fool For The City
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Peter Green最後の雄姿!クラシック・ロックのオールスターだ!Mick Fleetwood And Friends - Rattlesnake Shake (Official Video)

2021-07-03 08:46:48 | ブルースロック

Mick Fleetwood And Friends - Rattlesnake Shake (Official Video)

2020年2月、ロンドンでのライブだ。

コロナが世界中に蔓延する前の奇跡的ライブである。

ミック・フリートウッドが、ピーター・グリーン時代のフリートウッド・マックのメンバーとロックのスーパー・スターたちを集めてライブをやったのである。

ご存知の通り、Peter Greenは惜しくもこの数か月後に亡くなってしまった。残念だ。

結果論ではあるが、このライブが出来て、本当に良かった。

この曲のヴォーカルは、スティーブン・タイラー、ピーターに並んでギターを弾いているのはZZtopのビリー・ギボンズだ。

ちょっと、インパクトがある。

このライブにはメタリカのカーク・ハメット、元ピンク・フロイドのデイブ・ギルモア、元オアシスのノエル・ギャラガー、フーのピート・タウンゼンド、ジョン・メイオールなどが参加している。

ブリティッシュ・ブルースが好きなクラシック・ロック・ファンにはたまらない作品となっている。

ちなみに、私はこのビデオを見て、すぐポチっとしてしまいました。

ピーターの雄姿を収めたブルーレイ、欲しくなっちゃったんですよねー。

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オジサン殺しの2012年デビューのバンド。Greta Van Fleet - Built By Nations (Official Live)

2021-05-23 09:40:51 | ブルースロック

Greta Van Fleet - Built By Nations (Official Live)

レッド・ツェッペリンを真似たバンドは山ほどある。

有名なのは、1980年代のキングダム・カムとグレイト・ホワイト。キングダム・カムは「ツェッペリン・クローン」論争を起こし、かなり批判の的になった。

ゼップのファンはけっこう厳しい。商業的成功は収めたものの、彼らは幸せな気分にはなれなかったと思う。

 

時は移ろい、2012年にデビューし、活躍しているGreta Van Fleetの中心人物である二人、双子のキスカ兄弟は現在31才くらい。ゼップの孫世代と言ってもいいだろう。

彼らの場合は、批判されることはない。ロバート・プラントも好意的な発言をしている。かなり若い世代なのに、1960年代から1970年代にかけてのクラシック・ロックの

息吹を単に表面的な音だけでなく、かなり深いところまで理解し再現している。これは、当時の音を知る人間にとってはかなり嬉しいことだ。

 

彼らの音を聴いて、50代~60代のツェッペリン・ファンはどう思うか?

この世代のロック・ファンはけっこう頑固で、「ツェッペリンのパクリだな!本気で聴こうとは思わない。」と一刀両断する人も多かろう。私は、このblogをやっていて、クラシック・ロック・ファン(ロックおじさん)の習性はやや理解している(つもり)。ネット社会になり、1960年代~1980年代のロックを聴きまくり始めると、きりがなくなり、現代ロックを聴こうと思わなくなる傾向がある。それだけ、あの時代は深いし、ロックの創造期がもつエネルギーは、たまらなく魅力的だ。

といいつつも、Greta Van Fleetの音を聴いて、「確かに、昔のロックの真似だけど・・・いいんじゃない。俺、この音と声、曲、好きだよ。」と言ってしまうオジサンも一定数いると思う。私も、この曲を聴くと、うーん、音の間とか、リフとか、ブルージーなところとか、ツボにはまってしまう。

こうやって、ビデオをみると、容姿がツェッペリンと全く違うのには驚きます・・・

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スーパーという言葉で、思わず・・・Bloomfield, Kooper, Stills - Super Session - 01 - Albert's Shuffle

2020-03-08 16:58:29 | ブルースロック

Bloomfield, Kooper, Stills - Super Session - 01 - Albert's Shuffle

 

この曲をはじめて聞いたのは、確か中学3年生の頃。

当時、レコード屋で、このアルバムを試聴させてもらいました。

何で、そうしたかというと、いつも買って、熟読しているロック雑誌に、「歴史的名演」みたいなことが書かれていたからです。

「スーパーセッション」というタイトルにもワクワクしました。

どれだけスーパーなんだろう!!なんて思ったわけです。

当時は、レッド・ツェッペリンやディープ・パープル、クイーン、イエスやELPとかを聴いていた時期で、ブルースなんて全然興味なかったですね。まあ、クリームは聴いていましたけど、クリームはロック的なアレンジのかっこよさがあったので、けっこう気に入ってました。

で、スーパーセッションですが、期待が大きかっただけに、「何だこれは、ただのブルースじゃないか?ただのジャムセッションだ。こんなの買わない!」と心の中で叫んで、違うロックのアルバムを買った記憶があります。

まあ、年齢を重ね、ブルースが好きになって行くうちにこのアルバムの良さもわかるようになっていくわけですが、中坊には刺激のない作品でしたね。

まあ、この手の曲だと、やっぱりクラプトンが一番かっこいいとは今でも思います。

 

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