ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

最初のソロから、大幅なイメージ・チェンジだけど・・・ Hair of the Dog / Danny kortchmar

2021-09-16 21:02:23 | ウエスト・コースト・サウンド

Hair of the Dog

9月5日に引き続き、ダニー・コーチマーです。

今回は2枚目のソロ・アルバムです。1980年発表で、7年ぶりのソロ作品。

1枚目が、おしゃれな感じだったのに、こっちはちょっと無骨なロック野郎に変身。アルバム・ジャケットからしてそんな感じ。

時代がこういう音を求めていたのもあるかなー。AOR好きな人には残念でしたーって感じでしょうけど、ジャクソン・ブラウンとかブルース・スプリングスティーンとか好きな人とかは、こっちがいいかも。

まあ、こっちはこっちで魅力的だと思います。

ライブで盛り上がりそうです。

 

You and What Army

この曲も元気いっぱい。

 

I Starred in That Movie

この曲はちょっとおとなしいかなと思ってたら、けっこう粘っこく盛り上がります。このアルバムはやっぱりロックらしさを押し出しています。

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この曲を聴くと、あの曲を思い起こしてしまうのです。Our House(CSN&Y)→ ぼくがつくった愛のうた

2021-03-30 20:35:18 | ウエスト・コースト・サウンド

Our House

この曲は実にほんわかしていて、心があったまる優しさの溢れた曲です。

可愛らしい曲と言ってもいいでしょう。

グラハム・ナッシュが当時の恋人(ジョニ・ミッチェル)との幸せな時を歌ったという曲らしいのですが、普遍的な幸せを歌った曲のようにも聞こえます。

陽だまりでのんびり聴きたくなるような曲かな?

それにしても、ジョニ・ミッチェルの恋愛遍歴は凄まじいですよね。ネットで確認すると、その恋の多さに驚いてしまいます。

何と、デビッド・クロスビーとも恋仲になったそうな???よくわかりません。

それは、さておき、可愛らしい声と可愛らしいメロディ。この曲を聴いてると、どうしても、日本のあるバンドの曲を思い出さずにはいられません。

 

それは、チューリップの「ぼくがつくった愛のうた」です。

ぼくがつくった愛のうた〜いとしのEmily〜 チューリップ

別に曲が似ているわけではないのですが、可愛らしく、優しさに溢れているところが共通するんですよね。

中学3年生の時、発売されたばかりのこの曲を聴いて、胸がキュンとしました。

純情だったんですね。でも、今でも胸がキュンとします(笑)

歌っているのは姫野達也氏です。作ったのはチューリップのリーダーで、絶対的なヴォーカリストである財津和夫氏ですが、なぜか、この曲を姫野氏に歌わせました。

なぜか?それは、チューリップが世の中に出るきっかけを作った「心の旅」を歌ったのが姫野氏だからです。その成功体験があったからこそ、財津氏は「これは姫野に歌ってもらおう。彼の甘い声が似合う」と決心をしたようです。(実は「心の旅」は財津氏が作った曲で、自分で歌いたかったようなのですが、レコード会社のディレクターの命令で姫野氏のヴォーカルで録音。結果的に大ヒットしたという裏話があるのです。)

やはり、姫野氏のヴォーカルはこの曲に似合います。「心の旅」で証明されたように、彼の声には魔法があるのです。

共感してくれる方がいるといいな。

 

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そよ風のようで、愛すべき作品。We'll Never Have To Say Goodbye Again | Deardorff & Joseph

2021-02-05 17:42:22 | ウエスト・コースト・サウンド

We'll Never Have To Say Goodbye Again | Deardorff & Joseph

ディアドルフ&ジョセフ。1976年に1枚だけアルバムを発表したのだが、印象的なデュオなので紹介いたします。

この時期って、まさにデュオ・グループ花盛り。S&Gのようなコンビがいろいろ登場していました。

でも長続きしないパターンが多くて、このコンビも1枚だけでしたね。

ハイトーンでスティックスのデニス・デ・ヤングを思い起こしてしまうダニー・ディアドルフといかにも西海岸にいそうな甘い声の持ち主マーカス・ジョセフの組み合わせはちょっと理想的な感じがします。実際、こうして聴くと、素晴らしい。実に耳に優しく、心地よい。

このアルバム、スティーブ・ルカサー除きのTOTOのメンバーが参加しているので、AORの走りというかプレAORとも呼ばれていますが、単純に「爽やかなアメリカン・ポップス」です。バックのサウンドはそんなに凝ったことをしていません。演奏の上手い人が、典型的なアメリカン・ポップスを忠実に作っているというイメージがします。あくまで、二人の声がメインの作品ですね。二人の声を楽しむのが第一です。

さて、この曲「We'll Never Have To Say Goodbye Again」はジェフリー・コマナーの作品です。何と、ジェフリーはこのアルバムと同じ1976年に自身のサード・アルバムで発表しています。オリジナル作品とカヴァー作品が同じ年に発表されるというのはちょっと面白いですね。

Jeffrey Comanor - We'll Never Have To Say Goodbye Again

どうでしょうか?作者が歌っている方はちょっと粘っこい感じで、クセがあるかな?でも、こちらの方が、印象が強いかも。

この曲はディアドルフ&ジョセフが1977年にシングル・カットしていて、全米チャート109位になったんですが、何とさらにその3年後にイングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーがカヴァーして、全米9位となっています。

We'll Never Have to Say Goodbye Again - England Dan & John Ford Coley

時代が後というのがよくわかります。見事にAORに変化しています。アレンジや録音状態がすごくおしゃれです。ヒットしたのがわかります。

みなさんは、どのヴァージョンが好みでしょうか?私は、ディアドルフ&ジョセフのヴァージョンが好きなんですよね。オリジナルがいいと言う人もけっこういそうです。

さて、最後にもう一曲紹介します。

Deardorff And Joseph - Sentimental Lady

そう、1977年にボブ・ウエルチが歌って大ヒットした曲を1年前に発表してたんですね。これは驚きです。

この曲はボブ・ウエルチの作品で、1972年にフリートウッド・マックの作品で発表したのがオリジナル。それをセルフ・カバーしてヒットさせたのですが、まさか、その前にカヴァーしていたとは!

 

次回はディアドルフとジョセフのソロ作品を取り上げたいと思います。これもなかなかいいですよ。

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エリック・カズ特集⑨やはり質の高いウエスト・コースト・サウンド! Craig Fuller /Eric Kaz

2021-01-17 16:53:21 | ウエスト・コースト・サウンド

Craig Fuller Eric Kaz Track 1 - Feel That Way Again

前々回でエリック・カズに関わるバンド「ザ・セクション」を取り上げた関係で、さらに関連する「アティチューズ」も取り上げようと思ったのですが、調べたらブログ仲間の240さんが詳細なレポートをなさってました。興味ある方はぜひ、チェックしてみてくださいね。

Attitudes 「Good News」 (1977) : 音楽の杜 (exblog.jp) 2010.10.17の記事です。

さて、エリック・カズ特集を続けます。

ちょっとしたスーパー・バンド「アメリカン・フライヤー」が解散した後、エリック・カズとクレイグ・フラーはディオ・アルバムを一枚作り上げました。

これも、「アメリカン・フライヤー」同様素晴らしい作品です。ゲスト・ミュージシャンがすごくて、前述のザ・セクションのメンバー(ギターのダニー・コチマー除きです。)に加え、マイケル・マクドナルド、J.D.サウザー、レオ・セイヤー、ダン・ダグモアー、スティーブ・ルカサー、ローズマリー・バトラー、リア・カンケルといった名の知れた方々です。

インストを除く全9曲中、5曲がエリック・カズ作、2曲がクレイグ・フラー作、そして2曲が二人の共作です。

エリック・カズが歌っているのは少なくて2曲。「You Take Heart」「The Way Of A Woman」です。あとはクレイグ・フラーが歌っています。

正直言って、クレイグ・フラーの方が歌がうまい。特に高音が出るので、彼が前面に立つわけですね。でも、エリックの歌も味わい深く、そこはクセになります。

最初の曲は「Feel That Way Again」はクレイグ作で彼自身が歌っています。ザ・セクションのメンバーが活躍していますね。明るくて、いい感じのウエスト・コースト・サウンドだと思います。なんとなく、ジャクソン・ブラウンっぽい?ローズマリー・バトラーのコーラスもとても素敵です。

5曲目のこの曲はエリック作で、クレイグが歌っています。いい曲ですね。心に染み入るし、ワクワクする展開が待っています。この二人の相性っていいみたいですね。

Craig Fuller Eric Kaz Track 5 - 'Til You Come Back

 

6曲目のこの曲もエリック作でクレイグが歌っています。

Craig Fuller Eric Kaz Track 6 - Annabella

とっても素敵な曲です。メロディが本当にいい。エリックの才能に惚れこむ人がいっぱいいるわけです。

 

3曲目のこの曲はエリック作でエリックが自分で歌っています。やはりじんわり来る曲ですね。彼の朴訥で不器用にも感じる声は好きな人にはたまらないと思います。心に響く声なんですね。コーラスはリア・カンケル。何とラス・カンケルの奥様だったりします。夫婦で、参加してるんですね。

Craig Fuller/Eric Kaz - You Take a Heart

 

いかがでしたでしょうか?エリック・カズ特集は後2回を予定しています。

興味のある方は覗いてくださいね。

次回はマイケル・シェンカーの特集の続きです。「神降臨!」って感じですね。

 

 

 

 

 

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エリック・カズ特集⑦アメリカン・フライヤー2作目 My Love Comes Alive他

2020-12-27 15:18:22 | ウエスト・コースト・サウンド

My Love Comes Alive

この2作目もいいんですよね。プロデュースがケリー・フリーセンとの共同でのバンド名着となっていますが、作品のレベルは変わっていません。

9曲中6曲がエリック・カズの作品なのですが、なぜかエリックが自身で歌っているのは1曲のみ。

そして、前作がヒットチャート87位だったのに、今作は171位となってしまい、商業的には今一つでした。ポップになり切れていないせいか、印象に残りにくい作品だったせいか原因は不明です。

このバンド、アメリカ本国でもヒットしてなかったから、日本でもヒットしなかったのは当然だったのでしょう。いい作品でも売れないと言う事が日常茶飯事のアメリカですが、このバンドについては本当に残念です。

さて、私の大好きな「My Love Comes Alive」は名曲です。エリックの曲をクレイグ・フラーが歌っていると思います。彼の素朴さを感じさせる歌声はリラックスさせてくれますね。ジーンとくるメロディですねー。エルトン・ジョンが歌っても似合いそう。

Victoria

スティーブ・カッツの作品「ヴィクトリア」は絶品の楽しいポップ・ソングです。彼の才能の高さがわかりますね。とろけるようなメロディの部分はクセになります。私の大好きな曲です。

Flyer

ダグ・ユールの作品はオシャレなAORです。彼がヴェルヴェッツにいたなんて信じられないような作品です。このアルバムに彩を与えてくれます。

I'm Blowin' Away

最後にご紹介する曲はエリック作で、クレイグ・フラーがヴォーカル。そして、コーラスはリンダ・ロンシュタットとJ.D.サウザーと豪華!!

じっくり聴かせる曲です。

如何でしょうか?とっても素敵な作品だとわかると思います。唯一、気になるのは強烈な1曲がないと言う事ですかね。イーグルスの「テイク・イット・イージー」のような曲があれば、彼らの運命も変わったのかも。

次回のエリック・カズ特集⑧は今回取り上げる予定だったアメリカン・フライヤーのエリック以外のメンバーの出身バンドの作品を聴いていきたいと思います。エリック・カズの曲をとりあげないのに、エリック・カズ特集というのは変ですが、ゆかりがあるということで。

 

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