Hirth Martinez -Altogether Alone
1975発表の曲。
彼は、日本では、渋谷系のミュージシャンに影響を及ぼしたりしてそうだし、キムタクのドラマでこの曲が使われたりして、けっこう有名。
ところがだ。1975年にボブ・ディランの賞賛され、ザ・バンドのロビー・ロバートソンがアレンジ、プロデュースを引き受け、デビューした彼はなぜか地元アメリカでは受けなかった。
それなのに、日本ではかなり評価されたという。恥ずかしながら、当時ハード・ロック少年だった私は全く知らなかったが・・・。
1990年代、彼は日本で再評価され、2度の日本公演も行っている。そして、2015年帰らぬ人となった。
こうやって聴くと、ホントに日本人が大好きなオシャレで、メロウなサウンドだ。声も甘い。ただ英語のわからない日本人だからそう思うのかもしれない。歌詞はちょっと変わっていて、アメリカの人は「???」と感じるのだろう。興味ある人は調べてみてください。アメリカで売れなかった理由は歌詞のせいだったかも。
アメリカで受けなかったのに、なぜか日本で受けたことについて、ハース自身はどう感じていたのだろうか?
日本でのヒットが、彼の人生に少しでも勇気を与えたのならば、日本人として誇らしいような気がする。今後も、この素敵な曲は日本人の心に残っていくのだろう。
ともあれ、聴いているとリラックスできて、穏やかに年を越せそうな気持がする。
もう一曲聴きましょう。
" 5/4 SAMBA " Hirth Martinez
それでは、2020年の私のブログはこれでおしまい。
私のブログを覗いていただいた皆様、本当にありがとうございました。来年もちょとだけでも立ち寄っていただけたら幸いです。
来年もよろしくお願いいたします。
次回、新年第一回目はエリック・カズ特集です。
「アメリカン・フライヤーのカズの仲間たち」というテーマで、カズ以外のメンバーについて聴いてみたいと思っています。