現代のロック・ギタリストで最もかっこいい音を奏でるギタリスト、「スラッシュ」の新作が、5月17日にリリースされます。ブルースとソウルの名曲カヴァーアルバムということで、9曲目のこの曲が動画サイトで発表されています。
超有名なブルース・ヴォーカリスト、ハウリン・ウルフの名曲ですね。
ヴォーカルはAC/DCのブライアン・ジョンソンで、ハーモニカはエアロスミスのスティーブン・タイラーという豪華なヴァージョンです。
でも、やはり目玉はギター。素晴らしい!かっこいい!印象的なフレーズをビシバシ決めるし、音に強さがあります。まさに最高峰のギタリストであることを証明するようなブルースギターですね。
Slash feat. Brian Johnson - "Killing Floor" (Official Music Video)
ハウリン・ウルフのオリジナルも聴きましょう。
Howlin' Wolf- Killing Floor
シンプルなブルースですが、多くのロック・ミュージシャンに影響を与えた曲ですね。
El Becko - Jeff Beck
ショックだ。まさか、こんな急に訃報が飛び込むとは。
ジェフ・ベックは70代になっても精力的に活動を続け、ニューアルバムは出すし、ライブもやっていた。全然引退してなかったし、見た目の容姿も変わりなく、まだまだ若いと思い込んでいた。
他のミュージシャンでありがちな老け込んだ容姿の人物や引退状況にある人物とは違うなんて思っていた。
しかし、どんなに若く見えても、高齢であることは紛れもない事実。ちょっとしたきっかけでの病状の悪化はあるのだろう。残念だが、事実を受け止めるしかない。
ジェフ・ベックは本人は嫌がっていたが、ギター・ヒーローである。
そして、ミュージシャンにリスペクトされるミュージシャンズミュージシャンだ。
今回、多くの高名なミュージシャンからの、惜別の言葉が見られる。
彼がまさに孤高の存在であったことを証明している。
さすがだ。
つい最近は、オジー・オズボーンの新作で見事なギターを披露していた。
それだけに、信じられないのだが・・・
個人的には高校生のときに「Blow by blow」を死ぬほど聴いていた。
ギターを手元に置き、聴きながら、真似して弾くのが超楽しかった。
フレーズが頭にこびりつくくらい、聴いて、真似した。
青春とともにあったギターの音だった。
そろそろ60年代、70年代のヒーローたちの多くが70代後半になる。
健康な男性でも、80才くらいが平均寿命となれば、そろそろ訃報の連続が発生してくるかもしれない。辛くても受け入れる準備が必要なんだろう。
ジェフ・ベックは、私にとって、今でも世界最高のギタリストです。
そして、世界で最も刺激的なギタリストです。
ご冥福をお祈りいたします。
R.I.P.
高校時代の友人のK君からのリクエストです。
K君ありがとう!
すさまじいソロですよね。
これは気持ちいい!陶酔してしまいますね。
まずは1976年のライブ映像です。たぶん37才の頃で、もっとも油が乗っていた時期かな?テクニックをすべて披露している感じです。ヴォーカルも自分が担当しているし、まさにロイのすべてって感じです。
ROY BUCHANAN - ROY'S BLUZ(LIVE 1976)
次に1985年のライブから。お亡くなりになる3年前です。
早く逝ってしまいましたね。残念です。
全然違う曲のような感じです。
いろんなことをやっているので、上のライブと違う楽しみがあります。
Roy Buchanan - Roy's Blues 1985 (live)
レコード・ヴァージョンも聴いてみましょう。1975年発表です。
Roy's Bluz (Live)
さらに、スタジオ・ヴァージョンも。1974年発表のサードアルバムから。
基本を確認できますね。
Roy's Bluz
ロイ・ブキャナンは1939年生まれ。1988年に48才で逝去。若くして逝かれました。天才肌というよりも、職人的イメージが強いギタリストという感じがします。
ギタリスト好きのギタリストと知られ、クラプトンやジェフ・ベックがファンであることは有名です。
ジェフ・ベックの「哀しみの恋人たち」のクレジットに「ロイ・ブキャナンに捧ぐ」と入れられたことはあまりにも有名。当時のベック・ファンはみんなロイ・ブキャナンが気になって大変でした。私もそうです。
リアルタイム時はこの人のレコードを買う余裕がなかった私のような多くの中高年が、今では、ストリーミング等でいっぱい聴けるとは!なんだかんだ言って、長年ロックを聴き続けてきてよかったと思う次第です。
Give 'Em What They Want
この人については、中学生の頃、「ジェフ・ベック・グループ(オレンジ・アルバム)」のプロデュースをしていることで知りました。
その後、1980年ごろに映画「ブルース・ブラザーズ」での演奏を見て、大好きになりました。
乾いたテレキャスターの音が実にかっこよくて、気持ちいいんですよね。
さて、この作品は1981年の作品でしょうか?
彼の、気持ちいいギターの音が楽しめる2曲をアップしました。
Playin' My Thang
そして、映画の1シーンから。
ホントに音がいいですね。スティーブの存在感を感じます。
Blues Brothers: Soul Man - SNL
2021.9.24 追記
ハリジョージスン様よりご指摘がありました。上記動画は映画の1シーンではなく、「Saturday Night Live」で、映画と同様のパフォーマンスをしたものとのことです。
映画をしばらく見てないので、わかりませんでした。すみません。ハリジョージスン様に感謝いたします。
What'd I Say
有名曲を題材にしたセッション・アルバム「Jammed Together」からです。
Steve Cropper 、Albert King 、Pop Staples が実に気持ちよくギターを弾いています。
ブルース・ギターって、時々無性に聴きたくなるんですよね。
それが、ロック・ファンの性かも。
実によく絡むギターです。1969年の作品です。
それにしても、ギタリストの個性がよくわかるセッションですね。
生で、聴けたら最高でしょうね。