ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

高校時代にめちゃめちゃ聴いた! 四人囃子 - Carnival 976年「ゴールデン・ピクニックス」より」

2022-09-04 14:09:07 | 日本のロック
四人囃子 - Carnival

四人囃子のファースト・アルバムとセカンドアルバムは、高校時代ものすごく聴いた。私の日常とともにあった。
高校時代のバンド仲間もみんな大好きで、この曲を演奏しているクラスメイトもいた(一般の生徒はほとんど知らないバンドではあった(笑)。でも、記憶では、ミュージックライフ誌の1974年度人気投票で国内バンドの1位だったはず。)。
ちなみに、私が属していたバンドは、サード・アルバムの曲を文化祭でやった。


で、「ゴールデン・ピクニックス」について、いろいろ書こうと思ったのだが、この曲について語りたくなったので、今回はこの曲について掘り下げる。

この曲の正式なタイトルは、「カーニバルがやってくるぞ(パリ野郎ジャマイカへ飛ぶ)」である。
とても、明るくて、陽気な曲で、すごく盛り上がるというのがずーっと変わらない印象だ。しかも、独創性にあふれた実に痛快な展開を示す。イントロが始まった瞬間、ハイになってしまう。
歌詞も大好きである。一時的にキーボード・プレイヤーとして四人囃子に参加していた茂木由多加氏が作詞しているが、まさにカーニバルって感じがいい。

で、間奏部分に使われている曲が「パリ野郎」という古い曲であるということは1976年当時も理解していたのだが、ちゃんと調べたことがなかった。
いつか、ちゃんと調べようと思いながら、46年経ってしまった!

そこで、今回、初めてその原曲を知ることができた。YouTubeはえらい!
しかも歌詞つきで、意味がわかる。何しろ、フランス語だから、字幕がないとわからない。

【フランス語】パリ野郎 (Paris Canaille) (日本語字幕)  

(1953年にレオ・フェレ(Léo Ferré)の作詞・作曲で作られ、カトリーヌ・ソヴァージュ(Catherine Sauvage, 1929-1998)が歌ってヒットし、後の1956年に作られた同名の映画『巴里野郎(Paris Canaille)』でも使われました。)と書いてあります。


うーん、青春してた高校生の自分に教えてあげたい。
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日本のハード・ロックの夜明け ~ 紫  と  BOW WOW

2022-08-31 20:58:54 | 日本のロック
日本のハード・ロックの夜明けをどの時期にするかというのはいろいろと意見があるだろう。
でも、私の世代にとって、最初の衝撃は、沖縄の紫だった。
Deep Purple のコピー・バンド的な印象はあったが、日本のバンドなのに、洋物ハード・ロックの香りがしたのは、このバンドが初めてだった。
確か、渋谷陽一氏も興奮して、ラジオで特集をしていた記憶がある。
デビューは1976年の4月。ツイン・ギターがパープルとはちょっと違ったギターの華やかさを作っていたのが印象的だった。
今、聴くと、やはり国内のレコーディング技術が低かったせいか、音が薄っぺらだ。当時はものすごくかっこよく感じたんだけど。
でも、やはりこの曲のイントロが衝撃的であることは変わりない。


Murasaki (紫) - Double Dealing Woman

そして、同じ1976年の12月にデビューしたのがBOW WOW。山本恭司氏の圧倒的なギター・テクニックに、当時のバンド少年はみんなあっけにとられる。当時、うまいギタリストはいっぱいいたけど、ハード・ロック的なかっこいいフレーズを決められるギタリストは山本氏以外にいなかった。
ナインス・コードをさらりと使うところもセンスが光った。
ヴォーカルの弱さはデビュー時も言われたが、それでも、それまでの日本のロックになかったモダン性があったと思う。紫は洋物に近づいたが、モダン性が乏しかった。
BOW WOWは当時の洋楽のロックに近い音の響きを持っていたのだ。

ハーツ・オン・ファイア  



彼らは地道に活動を続け、ついに、1982年、「ASIAN VOLCANO」でヨーロッパで注目を浴びるようになる。
その時代の曲がこれ。明らかにパワー・アップしている。

BOW WOW - Rock and Roll Tonight

そして、さらにVOW WOW となって進化するのである。
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マルガリータは息子を信じるという歌だけど・・・ Echoes - Jack

2021-10-31 17:07:19 | 日本のロック

Echoes - Jack

突然、この曲が聴きたくなった。

80年代、よく聴いた曲で、辻仁成の曲で一番好きな曲だ。

辻仁成は作家で成功し、南果歩との結婚離婚、中山美穂との結婚離婚で世間を騒がした男だが、この頃が一番輝いていたと思う。

まだ「ZOO」とかでブレイクする前で、デビュー間もない頃の曲と記憶している。

アレンジはリンドバーグ等に共通するビート・バンド・サウンドであるが、歌詞が独特だ。

ジャックとマルガリータという名前が出てきて、アメリカの家族と街が目に浮かぶ。

そして、わけのわからない歌詞の内容になぜか勇気づけられて、わけのわからない感動が押し寄せる。言葉の力をすごく感じる曲で、このパワーが彼を作家に導いたのであろう。そして、35年以上たった今でも、私はこの曲にジーンとくる。胸が熱くなる。

絶望と希望がごっちゃになったようなこの曲はまさに日本のロックの名曲だと思う。

U2のエッジのパクリみたいなギター・サウンドも当時流行ったなー。そんな中で最も忘れられないのがこの曲。

たぶん、これからも時々無性に聴きたくなるのだろう。

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THE STALIN / 仰げば尊し

2021-10-23 08:43:09 | 日本のロック

THE STALIN / 仰げば尊し

友人のK君からのリクエストがありましたので、アップします。

伝説のバンド、ザ・スターリンで一番有名な曲です。

ザ・スターリンは遠藤ミチロウのバンドというかプロジェクトのような感じですね。

彼の経歴を見て、まず驚いたのは、日本のパンク・バンドのカリスマなのに、1950年生まれだったこと。享年69才?で2019年にお亡くなりなっていますが、年齢の割にパンクなんだって、驚きました。例えば、頭脳警察のパンタの場合、パンクという音楽が誕生する前から、パンクだったのに対し、遠藤ミチロウの場合、明らかにセックス・ピストルズの影響を受けて始めたわけで、それにしちゃ年齢が高いなと感じました。セックス・ピストルズの影響を受けたパンク・バンドはふつう彼より10才くらい若いわけです。遠藤ミチロウは20代後半で、パンクに走ったんだなという事実が判明しました。うーん、遅咲きだったんだなあ。

でも、そのパフォーマンスは日本のロックの歴史に残るほど過激で、全盛期ははじけ切ってましたね。今の時代では、全くできないことばかりでしょう。

さて、この曲、誰もが、「シド・ビシャスのマイ・ウエイを思い出す。」と言うんだと思います。

私も、そう思いました。真面目で、しっとりした曲をパンクにするというのが、なんとも言えない不思議な雰囲気を作ります。賛否両論はあるでしょうが、彼の仕事として、大きく輝いた事は事実です。

 

スターリンらしい曲もアップしましょう。

The Stalin - アレルギーα

江頭の様なかっこと、忌野清志郎のようなメイクが強烈です。

 

THE STALIN スターリン ロマンチスト 遠藤ミチロウ

彼は、山形大学出身のインテリでもあったんですね。素顔は静かで知的な人だったといいます。

しかし、マグマのような情熱と発信力が彼を動かし、日本のロックの歴史に爪痕を残したのでしょう。

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まるで、70年代の歌謡曲。でも、そこがいい!歌詞とメロディが良ければ好きです!Anthem - Unbroken Sign

2021-09-18 14:24:39 | 日本のロック

Anthem - Unbroken Sign

アンセムは1980年代から活躍している日本のハード・ロック/メタル・バンドです。

メンバー・チェンジをしたり、解散して再結成したり、いろいろあったバンドですが、リーダーの柴田氏がかなりしっかりした考え方と強い意思をもっており、固定ファンも揺るぐことがなく、バンドは続いております。

そんな彼らが2012年に発表した作品において、大好きな曲が2曲あるので紹介いたします。

なぜ、その2曲が好きかというと、坂本英三氏のヴォーカルが、完全に70年代の歌謡曲に振れているからです。もしくは、アニソン系でしょうか?これがたまらないんです。

バッキングは洋楽のハード・ロックであっても、歌は完全にドメスティック!洋楽っぽさのかけらもありません。割り切り過ぎていてかっこいいのです。

 

坂本英三氏と言えば、アニメタルのヴォーカルで成功した人物であり、さもありなんという感じなんですが、それにしても、この曲、見事に70年代の歌謡曲の雰囲気があります。(ごめんなさい。アニメ・ファンだったらアニソンの雰囲気って言うかもですね。)

そうですね、西城秀樹が歌っても、違和感なしと思うのです。

でも、そこが大好き。メロディの展開がツボにはまります。歌詞も実にわかりやすい。サビの部分の起承転結は気持ちがスッキリします。

私、70年代、洋楽と同様にアイドル歌謡が好きだったので、それが原因かもしれません。

 

 

ANTHEM - OVERTURE~ON AND ON

こっちの曲は劇的なインストから、入ってきます。このわざとらしさがいいんですね。

歌が始まると、坂本英三氏の完璧な日本語発音のジャパニーズ・イングリッシュがさく裂。かっこいい!

キレイな発音の英語がいいってわけじゃないんです。曲にハマるかどうか、曲がかっこよくなるかどうかが私にとっては大事。

かっこよければオッケー。痺れます。

「孤独に飛び込め」「一人でかけぬけよう」「恐れるものはない」「心の声を追いかける」「この身焦がしてたどり着く日まで」「とどまることなど死んだも同じ」っていう歌詞がすごい。

21世紀にこんな歌詞を聴けるとは!熱い気持ちが蘇ってくるじゃないですか!

まさに70年代!熱血マンガのセリフです。ギターのかっこよさも相まって、坂本氏のヴォーカルは最高潮。

 

というわけで、この2曲をよく聴く私です。

アンセムについては、他のアルバムはちょっと違う印象ですので、ご注意を。

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