Clem Clempson Can't We Try Again
クレム・クレムソンをご存知だろうか?
かつてはデイブ・クレムソンとかデヴィッド・クレムソンと呼んでいたような気がするが、現在はクレム・クレムソンが正式名のようだ。オジー・オズボーンのような感じか?
ブルースから、ロックンロール、ジャズ、フュージョンまで何でもござれのスーパーギタリストである。
コロシアム、ハンブル・パイでの活躍が有名であるが、私にとっては、やはりコージー・パウエルの初ソロ・アルバムの中の曲「ローナー」での名演が印象深い。
キーボーディストのマックス・ミドルトンがジェフ・ベックに演奏してもらおうと作った曲であるが、ジェフ・ベックに採用してもらえず、クレムソンが弾くことになったといういきさつがある。でも、これが素晴らしかった。実に味わい深い演奏となった。ジェフ・ベックに捧ぐなんてクレジットされていたので、より印象的な曲となる。
ちなみに、この曲をゲイリー・ムーアが気に入って、自分のアルバムで感情込めて弾きまくっている。こっちも素晴らしい。
そのクレム・クレムソンが64才を過ぎて初めて作ったアルバムは2013年にリリースされた。その中の1曲がこの曲。
独特のギターの音色に酔ってしまう。
名曲、「ローナー」も一緒に聴いてください。
The Loner - COZY POWELL