Summertime Blues
日本では、「サマータイム・ブルース」と聴くと、洋楽を知らない人なら、渡辺美里の曲を思い出すでしょう。
でも、60年代、70年代の洋楽好きなら、もちろんザ・フーの代表曲です。
ザ・フーがステージ上で暴れる姿が目に浮かびますねー。
渡辺美里の曲のタイトルは過去の名曲から引用させてもらったのでしょうね。映画の「サマータイムマシン・ブルース」も引用している感じがします。
このザ・フーの代表曲は実はカヴァーで、オリジナルのシンガーは1960年に21才という若さで交通事故によりこの世を去ったアメリカ人、エディ・コクランです。曲はエディとジェリー・ケープハートの共作。
「サマータイム・ブルース」はエディの最大のヒット曲です。全米8位まで行きました。
発売当初はシングルのB面だったというからわからないものです。ちなみにA面は「ラブ・アゲイン」というバラード曲。どうもラジオのDJがB面の方を気に入ったようですね。
また、エディはギターの演奏者としても注目を浴びていたようで、イギリスではその演奏力に聴衆が驚いたようです。レイ・チャールズのこの曲「What'd I Say」を演奏すると、今まで知られていなかったこの曲がイギリスで知れ渡ったとのことです。
What'd I Say (Saturday Club: 12th March 1960) (Live)
1960年という時代、彼はかなりのテクニシャンだったようですね。
そして、彼はこの年に逝去。あまりにも早すぎました。
夏と言えば、サマータイム・ブルース。そして、そのオリジナルはエディ・コクランということで、覚えておきましょう。