ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

2022年版 グレイテスト・ヒッツ購入!やはり豪華! Whitesnake

2022-07-30 19:48:48 | HARD ROCK
最近声の衰えが指摘されてたし、そろそろ引き際が肝心という感じのデイヴィッド・カヴァーデイル。ホワイトスネイクのツアーは最後のツアーと発表されており、そろそろ総まとめという感じでこのベスト・アルバムを発表したと感じる。

ところで、この2022年版グレイテスト・ヒッツ・アルバムは、べストといっても、リマスターやリミックスが施されており、オリジナル音源とは違った味をだしている。本来、メンバーではないキーボディスト、デレク・シュリニアンが手を加えたりしていて、けっこう音が変わっている。

さて、私はホワイトスネイクについては、バンド名義のオリジナル・スタジオ・アルバムは全部購入しているのだが、シングルのB面とかベストアルバムのみ収録されている曲は持っていなかった。
ちなみに、この曲「Sweet Lady Luck」はそうなのである。「スリップ・オブ・ザ・タング」のアウトテイクになっているすさまじい曲。
曲を作ったのは、デイヴィッドとエイドリアン・ヴァンデンダーグであるが、すさまじいギターを弾いているのは、例の変態テクニカル・ギタリストのスティーブ・ヴァイさん!
見事にテクニカルですね。
そして、面白い。
Whitesnake - Sweet Lady Luck (Official Music Video)



そして、この曲も持ってなかった。
この曲は記録的大ヒットになった「Witesnake」(アメリカ盤のタイトル)(日本タイトルは「白蛇の紋章~サーペンス・アルバス」で、ヨーロッパ盤タイトルが「1987」とややこしい。)のヨーロッパ盤に収録されていた曲。
私は日本盤を所持していたのです。
ということで、この曲、持っていませんでした。
購入してよかった!

Whitesnake - You're Gonna Break My Heart Again (1987)




この2022年版グレイテスト・ヒッツ・アルバムは基本的に大ヒットした「Witesnake」、その前兆的作品「Slide it in」、そして「Whitesnake」の熱狂の残り香的作品「Slip of the tounge」の3枚から集められている。
まさ絶頂期の作品群である。


個人的にはブルージーな初期の時代が好きなのだが、世の中の多くの人に合わせるなら、この選曲で間違いあるまい。
それにしても、21世紀になってからの作品は「forevermore」だけというのも寂しい。
実際、21世紀になってからのメンバーは豪華で、音もすごいのだが、名曲といえるような心を打つ作品がなかった。
やはり、ジョン・サイクス、エイドリアン・ヴァンデンダーグ、ミッキー・ムーディ、バーニー・マースデンの作曲能力の高さには驚かされる。

ホワイトスネイクについては、そのうち特集をしたいと思います。
初期の作品は、渋いけど味があるんですよね。

最後に、やはりこの曲。マースデンのメロディは好きですね。
名曲です。
Whitesnake - Here I Go Again '87 (Official Music Video)






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カンタベリー・ロック特集17 名作「The Rotters Club」を聴こう! Hatfield and the North

2022-07-24 16:57:41 | カンタベリー・ロック
こんにちは。カンタベリー・ロック特集です。
前回に引き続き、ハットフィールド&ザ・ノースですね。
今回は名作とされる1975年の作品でセカンド・アルバム「ロッターズ・クラブ」です。
メンバーはフィル・ミラー(g)、リチャード・シンクレア(b、v)、ピップ・パイル(d)、デイヴ・スチュアート(k)と前作と同じラインナップ。
このアルバム発表後、彼らは解散し、ミラーとスチュアートはナショナル・ヘルスを結成。パイルも後に合流することになります。

本作について、私は、ジャズ的なものをロックに導入するという方法論が盛んだったカンタベリー・ロックの中で、一つの理想郷にたどり着いた作品だと思っています。ソフト・マシーンがリスナーの好みよりも自分たちがやりたいことをやるという感じで突き進んでいき、キャラヴァンが大衆の好みを意識し続けたのと違い、絶妙なバランス感覚でジャズ的な味わいとロックらしいエネルギーをミックスしたバンドととらえています。そのミックスの仕方が実にスマートなんですよね。全然強引ではない。キャラヴァンのようにポップではないんですが、耳になじみやすい点も素晴らしいと思います。

まず、ご紹介するのは2曲目の「Lounging there trying」。これはフュージョンっぽいんですが、いい曲です。1975年という時代を考えると、実におしゃれだし、テクニカルです。あまり、イギリスっぽくないですね。

Hatfield and the North - Lounging there trying



次は、ずばりプログレといった感じの曲 「The Yes No Interlude」。ジャズ風味がありながら、あくまでロックです。クリムゾン、ELPのようなところもありますけど、全体のイメージは異なります。とにかく、ものすごいエネルギーで、展開力があります。演奏技術は高度ですが、すごく聴きやすい。ソフトマシーンのように聴き手を置いていってしまうことはない。聴きやすいアヴァンギャルドですね。混沌としながら、スマートです。

Hatfield And The North: The Yes No Interlude


次は「Fitter Stoke Has A Bath」。シンクレアののんびりしたヴォーカルが流れるとキャラヴァンっぽくなりますが、曲が進行すると、全く違う音楽になります。ポップなトーンから、ジャズ風味あるプログレに移行していくので、あれっ?という感じになります。最後の方は効果音みたいになってしまうのがちょっと残念。
Hatfield & The North - Fitter Stoke Has A Bath - 1975



もう1曲「Underdub」。おしゃれなフュージョンです。シンクレアのベースがうまい!完全にジャズの人ですね。他のメンバーもロック・サイドの人間って感じがしません。演奏が上手。イギリスのロック・バンドというより、アメリカのスタジオ・ミュージシャンの演奏に聞こえてしまいそうな曲。

Hatfield & The North - Underdub


このアルバムには大作「Mumps」が入っているのですが、それはあえて省略します。私の紹介文を見て、気になった人はぜひ動画サイトをチェックしてみてください。素晴らしい曲だと思います。


ハットフィールド&ザ・ノースはソフト・マシーン、キャラヴァンほど有名ではありませんが、高度な演奏力と抜群のセンスによって、一つの高みに上りつめたバンドだと思います。音の宝石箱のようなサウンドは一聴の価値あり。フュージョン、そしてクリムゾンの緊張感のあるサウンドが好きなら、けっこう好きになるかも。


次回のカンタベリー・ロック特集はキャラヴァンを予定しています。
コメント (9)
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大人っぽさ漂うPerfume はいかが?「Spinning World」

2022-07-23 09:21:16 | 最新のJ-POP
[Official Music Video] Perfume 「Spinning World」

数日前、車の中で偶然聴いた曲がこの曲。
パフュームについては好きでも嫌いでもなく、イージーリスニングとしては、耳になじみがいいなと思っている程度だったけど、この曲はブラコンっぽくて気に入った。
本人たちが、曲紹介の時に、30代となって、大人になったパフュームになっていると言っていたが、まさにその通り。中田ヤスタカ氏の才能には驚くばかり。

ゴリゴリのロックを聴いたあと、彼女たちの音楽を聴くのも良い。
音楽っていろいろあるから楽しいんだと思う。


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さわやかギターの極致!! 朝、晴れてたら聴きたい! 増尾好秋  GOOD MORNING

2022-07-18 08:31:35 | fusion
oshiaki Masuo - GOOD MORNING

数回前のJフュージョン特集の時にもご紹介した増尾好秋です。
ソニー・ロリンズのバックもやっていたというジャズ系名手のソロ作品4作目で、1979年の録音です。
弟の増尾元章との共演も果たしたこのアルバムは、まさに彼の最高傑作!
爽やか!爽やか!爽やか!
実に素晴らしい!
参加ミュージシャンは
弟の増尾元章(ac-g,el-g,synth)、ヴィクター・ブルース(ac-p,el-p)
T.M.スティーヴンス(el-b,piccolo bass)、ロビー・ゴンザレス(ds,congas)
シャーリー増尾(per) 他 のようです。
ニューヨークの風を運んできますね。

このタイトル・ソングいいですよね。大好きです。
南国でのビーチの朝にピッタリかなー。



弟の元章が前面協力したと思われるこの曲もいいですね。
お気に入りです。
ギターが歌っています。
耳に残るメロディで、詩をつけたくなるような感じです。
Yoshiaki Masuo - BECAUSE OF YOU

このアルバムはギター・フュージョンの名作として、ぜひ後世に残したい傑作だと思います。とにかくメロディが素晴らしく、ギターの音色がいい。
心を打つ作品なのです。
コメント (2)
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11年ぶりのJourney!いいメロディだ。 - “Live To Love Again"

2022-07-17 09:50:09 | メロディアス・ロック
Journey - “Live To Love Again" [Visualizer]

このバンド、まだ存続してました。しかも、今年、ニューアルバムを出したのです。がんばってますね。
その中から秀逸な一曲をご紹介しましょう。

もう全盛期のような名曲は作れないだろうなーって思ってたんですが、
この曲は結構イケます。
パンチは欠けてるんですが、彼らならではの質感の高さと柔らかくスペーシーな空気感を作り上げています。
美しいメロディと巧妙なアレンジはまさにジャーニーですね。
過去のバンドと一蹴するのもいいですが、この曲を聴くと、現役感がでてきます。
メンバーはおなじみのニール・ショーン、ジョナサン・ケインに、アーネル・ピネダ、ナラダ・マイケル・ウォルデンにランディ・ジャクソン(ベース/コーラス)。
連休の半ば、80年代の全盛期の彼らに想いを馳せながら、この曲を聴いてみるのもいいでしょう。
コメント (6)
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