ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

Moon Safari Japan Tour 2024  at CLUB CITTA'(川崎)2024.5.27(月)LIVEレポート

2024-06-01 09:03:35 | ライブ・レポート
現代プログレ・バンドの中でも、ポップなコーラスにより日本で絶大な人気を誇るスウェーデンのムーン・サファリの公演に行ってきました。




この日のライブはチケットがソールド・アウトになったようで、何よりです。

まずは、チケットの入手の話ですが、このバンドは幸いなことに有料会員による先行予約ということはありませんでした(最近の人気バンドはこれが多くて疲れます)。普通にイープラスに申し込んで入手できました。人気はあるけど、チケット争奪戦というところまではいかないようです。

18時開場ですが、念のために、17時にチッタに到着。そしたら並んでいる人は3人のみ。安心しました。
並ばず、近くのバーガーキングでお腹を満たして、17時35分に戻ると列が20人ほどになっていました。これなら大丈夫と並びます。
席が決まっているのになぜそんなに早い時間から並ぶのか?というと、グッズ購入のためです。
入場してからグッズを買うので、そこで待たされるのは嫌なのです。
18時入場すると、すぐにグッズ購入。待ち時間はなく、実に痛快です。ライブハウスの条件であるドリンクもすぐに飲みます。いつも通りハイネケン(笑)。開演まで1時間あるので、トイレに直前に行けば心配なし。
ちなみに、遅く来るとグッズ売り場には50人くらい並んでいます。ドリンク提供カウンターも30人くらい並びます。

客層はやはり50代から60代の男性が圧倒的に多かったですね。
バンドは21世紀のバンドだから、若い人が多い可能性があるかもとちょっと思いましたが、プログレファンの基本が50代、60代なので、バンドが若いのは関係ないですね。ファンは年寄り(笑)でバンドメンバーより年上ばかりでした。
たまに、30代、40代の男女がいたり、子どもを連れてきた親もいたりしましたけど、少数派です。
まあ、70年代、80年代のバンドのライブよりは少しだけ観客の年齢にばらつきがあり、女性が多いかも・・・という印象です。

座席が満たされたのは、開演直前でした。
なぜかというと、グッズ売り場に開演時間ギリギリまで並んでいる人が多かったのが一因。Tシャツのデザインは2つあったのですが、一つは売り切れていました。
また、仕事帰りの人はギリギリに着いたっぽい。平日のライブならではの現象ですね。

1曲目はこの曲。
ヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」をオマージュしたようなイントロが印象的です。

198X (Heaven Hill)

プログレのライブということで、座席があるのが、中高年にとっては嬉しいですね。
しかも、みんな座ったままで鑑賞。総立ちになったのは、最後の方だけでした。リード・ヴォーカルのペターは「立ってくれよ」と最初から望んでいるような雰囲気はありましたけど・・・

セットリストは
198X(ヒムラバッケンvol.2収録)
Too Young to say goodbye(ヒムラバッケンvol.1収録)
Heartland(ラバーズ・エンド収録)
Between the devil and me(ヒムラバッケンvol.2収録)
Blood moon(Johan Sang)(ヒムラバッケンvol.2収録)
A Lifetime to Learn How to Love(ヒムラバッケンvol.2収録)
Foever For You(ヒムラバッケンvol.2収録)
Emma,Come On(ヒムラバッケンvol.2収録)
Mega Moon(ヒムラバッケンvol.1収録)
Teen Angel Meets the Apocalypse(ヒムラバッケンvol.2収録)

アンコール
A Kid Called Panic(ラバーズ・エンド収録)



ラストの
A Kid Called Panic
は一番盛り上がりましたね。なんて言ったって、日本での人気を決定づけた「ラバーズ・エンド」の曲ですからね。

Moon Safari - A Kid Called Panic

なお、終演後、着替え終わったメンバーが会場の入り口に出てきて、アカペラをやったみたいです。これは、出待ちしてた人がラッキーしたようですね。
前回の来日の時も、同様のことがあったようです。覚えておきたいです。

演奏時間は合計1時間50分。20時50分に終わりました。
やや短い感じですが、19時開始だと、こうなるのかな?1曲が長くて複雑ですから、こんなところかもしれませんね。

あと、感想です。
・やはりコーラス力がすごいバンドですね。主要なコーラスはメイン・ヴォーカルのペター、キーボードのサイモン、ギターのポンタスの3人でやりますが、時々ベースのヨハンも参加します。で、この4人すべてが演奏しながらリード・ヴォーカルをとれる能力があります。主要な3人に至ってはみんなハイトーンが出ます。コーラスは時にはビートルズ風、時にはクイーン風と、すごい才能です。Mega Moonという曲では、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」のようなコーラスを生でやってました!
もちろん、ビーチボーイズ風、ビージーズ風もあります。
・ポンタスのギター・テクは見事です。たぶん、スペアのギターを使わず、一本のギターで全部通したと思います。エフェクターの力も使って、いろんな音を出してましたし、ネオクラシカル風の演奏やライトハンド奏法も披露してました。
・サイモンのキーボードは非常にシンプルなセットで、キーボード2台のみの使用でした。昔のリック・ウエイクマンやキース・エマーソンと違ってシンプルなのに当時以上の厚く多彩な音が出せるのですから、技術の進歩を感じました。高音を出せる方なので、ペターに次いでリード・ヴォーカルをとってました。前回のライブに参加した人の話では、加齢のためか高音が苦しそうだったということでしたが、私は気になりませんでした。
ちなみに、ロングヘアはサイモンだけです。
・ドラムのミカエルの演奏はけっこうパワフルでした。シングル・バス・ドラムでしたが、ツイン・バスなみの音数を感じました。
・ベースのヨハンはでかくて迫力ありました。
・事前に勉強して、ライブに参加しましたが、全部の曲を覚えていなかったようで、終演後、同じライブに参加した人に「知らない曲がありました。」と言ってしまって後悔。どうも、長い曲は全部覚えてなかったりするので、あれ知らない曲かな?と感じたようです。
・今回のライブでは、メンバーの一人のセバスチャンが別のバンドに参加するために一時脱退しているため、パワー不足が心配されましたが、それは杞憂に終わりました。十分分厚いコーラスを披露してました。

月曜のライブで、翌日仕事だと思いながらも、十分楽しむことができました。
とにかく、コーラスとメロディの波に圧倒されます。
しかも、演奏が複雑でありながらも耳に馴染むというのが素晴らしい。
ポップすぎて、わかりやすすぎるという、プログレ原理主義者からの意見もありますが、私は好きです(笑)。

LIVEの後は、新橋の「童夢」にお邪魔してきました。
そこで、前述した同じライブに参加した人と、ライブの余韻に浸ることができました。
やはりロック好きとの酒飲みは最高です。
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Eclipse LIVE 東京公演 at 渋谷WWW 2024.2.19(月) LIVEレポート 

2024-02-24 06:19:02 | ライブ・レポート
私と同世代の洋楽ファンの方は、最近だとボズ・スキャッグスの日本公演の話題になるんでしょうけど、ハード・ロック好きの私は、こちらに行ってきました。
スウェーデンが誇るメロディック・ハード・ロックの雄、Eclipseの東京公演です。

まずは、はるかかなたの北欧の地から、極東の日本まで足を運んでいただいたEclipseの4人のメンバーとスタッフ、そして、日本で彼らを支えたAKIKO TOMIYAMA様と関係者の方々のご尽力に深く感謝いたします。ありがとうございました。

それでは、長々とリポートを書きます。
ファンの人だけに読んでもらえばいいと思ってます(笑)。
また、最近は洋楽のライブに行っていないおじさん世代のメタル系、ハードロック系ロックファンの方々の参考になればいいなと考えます。
私自身が、久々のハード・ロック系のライブで、しかも初めて行くライブ・ハウスということで、いろいろと迷いました。

まずは、Eclise の紹介なんですが、スウェーデンのストックホルムで結成されたバンドで、中堅の域にあるハード・ロック・バンドです。年齢は40代半ばから後半というところでしょうか?このバンド、2000年代に北欧で活発化した「80年代風ハード・ロック」のバンド群の一つとして、また、イタリアのメロディック・ハード・ロック専門のレーベル、フロンティアーズ・レコーズが扱うたくさんのバンドの一つとしてとらえる方も多いでしょうが、頭一つ抜きんでています。それは、リーダーのエリック・モーテンソンが作るメロディの構成が非常に秀逸。わかりやすく言うとメロディの起承転結がきちんとしていて、聴いていてスカッとするメロディの流れなんですね。その流れは日本人のメロディ感覚にフィットし、聴いていて実に快感です。最近は彼らもベテランになってきたので、曲の雰囲気が似ているとかワンパターンとか言われることもあるんですが、AC/DC同様、似ていても問題なし。いい曲ならばいいんだというファンの声は強いのです。
ここ数年は、北欧の民謡的メロディ?(伊藤正則氏に言わせると、ゲイリー・ムーアやシン・リジィのようなアイリッシュ系のメロディ)に目立っていて、それが強い個性になっています。なかなか哀愁があって、日本人に合うと思います。
あと、ギターのマグナス・ヘンリクソンのプレイもツボを押さえたハード・ロック・ギター・スタイルで実に痛快です。初期の頃は、ジョン・サイクスの影響がかなり取沙汰されていましたが、最近は独自の音作りで、そんな声も消えました。そうはいっても一時期のいかにもメタル然としたプレイも魅力ではあります。

さて、会場は渋谷WWWです。スペイン坂の頂上に位置する箱です。スペイン坂というと、懐かしいと思うかつての若者は多いのではないでしょうか?2010年開館の新しめのライブ・ハウスで最大収容人数は500人。前はミニシアターだったようです。もちろん、オールスタンディングです。最近の洋楽のバンドはこのようなライブハウスのライブが多いですね。1980年代ころならば洋楽のハードロック・バンドは日本武道館は一部としても中野サンプラザとか新宿厚生年金会館などの大ホールを使ってました。懐かしいです。

で、開場は18時だったのですが、どうも勝手がわからず、超早めの16時に到着してしまいました。ライブ会場によっては、早い時間にグッズ販売をやっているというし、私ははるばる東北の地、仙台から新幹線で来るので、もしトラブルなどで電車が止まったらどうしよう?(最近、時々ですが発生していて不安です)と思い、かなり余裕をもってきました。

まあ、到着したら誰もいません。後で理解したのですが、WWWは開場前にグッズ販売はしません。グッズ販売は入場後です。そして、チケットには整理番号がついているので、その順番でしか入場できません。つまりギリギリの時間に来れば間に合うのです。常連の方は直前に来るようです。
私は1時間ほど時間をつぶし、17時頃行くと、私と同様に早めに来た静岡の人がいたので、声をかけます(突然話しかけたのにも関わらず、いろいろと応じてくれてありがとうございました。)。ロックの話などをしながら、待ちました。やはりロック好きの人との会話は楽しいですね。しかもメロディアス・ハード・ロックという狭い範囲での話題で盛り上がるのはなかなかありません。単独行動というのも私と同じ。リアルでは周囲に同じ趣味の人っていないものです。

そして、時間が来て、会場の入り口に並びます。
並んでいるときに、なぜかエリックが整列の前を通りました。おおっとびっくり。顔が小さい!
そして待ちに待った入場。ドリンク代は600円です。以前は相場は500円だったけど、上がってきているのかな?
静岡の方に教えてもらったのはグッズを2つ買うと、サイン会の抽選券が当たるということ。早速、2点購入。この時は当たるといいな。当たらないかもという軽い感じでした。
ハイネケンを飲み干し(静岡の方によれば常連の方はおしっこ行きたくなるので、ドリンクチケットはすぐ使わず、ライブ後に行くとおっしゃってました。場所の確保の上からもそれが正解ですね。)、フロアへ。一番前は埋まっているので(私は小柄で華奢なので、一番前に行きたいとは思いませんでした。背中を押されるのが怖い(笑)。1段高くなっている場所の柵の前で寄りかかるところに静岡の方と陣取ります(ここは見晴らしがよく、私にとってはベストポジションでした。)。ちなみに、WWWは元映画館ということで後方が高くなる階段状で、背の低い人にとっては後方でもよく見えます。



そして、会場では、モトリー・クルーの曲がずーっと流れます。メンバーが好きなんでしょうね。
そして、ついに19時過ぎにLIVE開始。会場はほぼ満杯。
オープニングは最近のライブの情報通り、前作「Wired」のリーダートラック「Roses On Yore Grave」。そして、新作「Megaromanium」の「Got It!」と突き進みます。「Megaromanium Tour」なのですが、新作と旧作をバランスよくミックスするというセットリストでバラエティに富んでいます。どの曲もサビの部分が覚えやすい曲なので、観客の大合唱が続きます。いわゆるシンガロングだらけ。バンドと観客の一体感がすごいことになってました。
コール&レスポンスも大盛り上がり。
マグナスのソロからのお遊びでブラック・サバスの「ヘブン・アンド・ヘル」をやったときは、観客は喜びましたね。やっぱり名曲ですからこれも大合唱になります。東京公演だけでやったようで、名古屋大阪では「さくらさくら」だったという情報があります。
観客の年齢は40代から50代くらい?80年代ハードロック、メタルのファンがひきつけられているといった印象。
なお、このバンドは女性割合がメタル、ハードロック系の割に高いのが意外でした。個人的感覚では40%以上?やはりメロディの親しみやすさが大きいのでしょう。過激さやテクニカルな演奏よりも、メロディの良さが女性の心をつかむのかな。そういえば、80年代のハード・ロックのライブは女性が多かったのを思い出しました。
Eclipse - "Roses On Your Grave" - Official Music Video  

印象的だったことは以下のとおり。
Erik Mårtensson - ボーカル、ギター 
とにかく元気でフレンドリー。顔が小さい。ギターを東京の楽器店のESPで購入して、すぐ使用したことを話していました(店員の「ありがとうございました。」を真似(笑))。前回のコロナ期のマスクや声出し抑制のライブが残念だったことも語っていて、今回の制限なしのライブが本当に嬉しそう。ギターを弾きながら歌う時と、マイクスタンドを持って歌う時と雰囲気が変わります。華のあるヴォーカリストですね。マイクスタンドで、ベースのヴィクターを突っつくような動きやぴょんぴょん飛び跳ねる動きが印象的。
Magnus Henriksson - ギター
バンド内で一番貫禄があり、どっしりした感じ。 ハード・ロック、メタルの様々なギタースタイルを器用にこなす人物。
 Philip Crusner - ドラム 
ロング・ヘアで、髪の毛を束ねたり、下したり、また束ねたりと忙しい。まさに、メタル、HR系のプレイヤーの容姿。スティック回しをよくやってました。
Victor Crusner - ベース 
フィリップと兄弟みたいですね。でかい!でも愛嬌あります。今回、リード・ヴォーカルも担当してました。盛り上げ役と言った感じの人。

後半盛り上がりが頂点に達したのはこの曲かな?
Eclipse - "Never Look Back" (Official Music Video)  
この曲はイントロから、一緒に歌えますからね。
ホントに大合唱でした。

セット・リストはほぼ予想どおりでしたが、2,3曲予想外していて、その曲については歌詞を覚えておらず残念。

セットリストは
Roses your grave(アルバムWiredから)
Got it!(Megaromaniumから)
The hardest part is losing you(Megaromaniumから)
Run for cover(Wiredから)
The storm(Armageddonizeから)
Bleed&scream(Bleed&screamから)
High road(Megaromaniumから)
Hurt(Monumentumから)
Children of the night(Megaromaniumから)
Anthm(Megaromaniumから)
Runways(Armageddonizeから)
The Masquerade(Paradigmから)
Saturday night(Wiredから)
Jaded / Battlegrounds(Monumentum、Bleed&screamから)
Downfall of eden(Monumentumから)
Black rain(Monumentumから)
Never look back(Monumentumから)
Twiright(Wiredから)
I don't wanna say i'm sorry(Armageddonizeから)
Viva la vicotria (Paradigmから)

いずれも名曲ばかり。
ラスト2曲についてご紹介します。

Eclipse - I Don't Wanna Say I'm Sorry (Official / New Studio Album / 2015)  
この曲は、典型的なメタルのリフを持つ曲ですが、メロディの展開の満足度が高くて、実にかっこいい。初期の頃はこの手のメタル・タイプの曲が日本のファンの心をつかんだような気がします。ライブでは、思いきりヘドバンできる曲です。


Eclipse - "Viva La Victoria" (Official Music Video)  

まさに、最近の傾向である北欧の民謡的なイメージのメロディラインが強調された曲。日本人にとっては懐かしさ感じてしまう郷愁の旋律です。これも、聴いているうちにクセになります。知らないうちに、「ヴィーヴァアーラ、ヴィクトーオリア」と口ずさみますね。

とにかく大合唱のライブなので、喉を使いました。腕も振って、筋肉痛になりそう(実際、後で痛みを感じました(笑))

LIVE終了後は、サイン会の抽選を待つようにアナウンスがあり、しばらく待ってたら、まさかの「メンバーの意向により、抽選券を持っている全員が当選」!何と太っ腹!私は、Tシャツにサインをもらい、全員と握手。これで、かなりラッキーだったんですが、さらにスタッフから写真を撮るので待つように言われます。
たぶん、全員で記念写真かな?と思ったら、
何と一人づつメンバー4人と手持ちのスマホによる記念撮影。
驚きです。ここまでサービス精神の高い外国人のバンドは聴いたことがありません。緊張してサンキューくらいしか話せなかったのが残念。英語やスウェーデン語で気の利いた一言を言いたかったのですが、突然のことで全く頭に浮かばなくなりました。直接会話する機会があるなんて予想してませんでしたから。でも、スマホには画像をゲット。ほんとにラッキーでした。

名古屋、大阪でもやはり大合唱だったようです。
メンバーもかなり手ごたえを感じたのではないでしょうか?
素晴らしいバンドのライブに参加できて、今年一番の充実した夜になりました。
早くも次回の来日が楽しみです。

それにしても、
やはり、ライブ情報はX等ネットでマメにチェックしないと危険ですね。
たぶん、3日間ほどネットをチェックしなかったりすると、大事なライブのチケットに気づかないという事態に陥りそうです。
最近は東京、名古屋、大阪でのライブが中心で(まさかの名古屋飛ばしもあります)、地方在住者は厳しいのですが、絶対見たいバンドはなるべくなら見逃したくないものです。




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CARAVAN JAPAN TOUR 2022.7.17公演 キャラヴァン来日公演セットリストです!

2022-09-22 20:38:03 | ライブ・レポート
If I Could Do It All Over Again, I'd Do It All Over You

前回、予告したとおり、セットリストを調べましたので、キャラヴァン公演を体験した人、体験してなくてもキャラヴァンが好きな人はこのセットリストを見て、日本公演の余韻を楽しみましょう。
上記の曲はアンコール曲。セカンド・アルバムの1曲目です。

さて、改めて来日メンバーの確認。

Pye Hastings / guitars and vocals  1947.1.21生まれの75才。リーダー
で1968年の結成時からのメンバーです。
Geoffrey Richardson / viola,guitars and flute plus spoons  1950.7.15生まれの72才。参加時期は1972~1978、1980~1981、1995~ 「夜ごと~」以来、長い間参加してます。
Jan Schelhaas / keybords  1948.3.11生まれの74才。デイブ・シンクレアの後に加入。キャメルの作品にも参加してます。キャラヴァンへの参加時期は1975~1978,2002~
Mark Warker / drums この方については情報がありません。アメリカ人ドラマーで同姓同名でオレゴンに参加していた人がいるのですが、その人とは違うようです。2010年からキャラヴァンに参加してます。(追記:情報を提供していただきました。コメント欄をご覧ください。)
Lee Pomeroy / Bass guitars,vocal  2021年から参加。ELO,ARW(アンダーソン、レヴィン、ウエイクマン)、イット・バイツのメンバーでもある。

以上ですが、間違えていたらごめんなさい。

肝心のセットリストです。
Set 1
1 Memory Lain,Hugh / Headloss (1973年発表 For Girls Who Grow Plump In The Night から)
2 In The Land Of Grey And Pink(1971年発表 In The Land Of Grey And Pinkから)
3 Golf Girl (1971年発表 In The Land Of Grey And Pinkから)
4 Ready Or Not(2021年発表 It's None Of Your Buisnessから)
5 Better Days Are To Come(2017年発表のパイのソロ・アルバムFrom The
Half Houseから)
6 Winter Wine(1971年発表 In The Land Of Grey And Pinkから)
7 Nightmare(1977年発表 Better By Far から)
8 It's None Of Your Buisness(2021年発表 It's None Of Your Buisnessから)

25分間休憩

Set 2 With String Section
9 For Richard(1970年発表 If I Could Do It All Over Again, I'd Do It All Over You から)
10 The Love In Your Eye (1972年発表Waterloo Lily から)
11 A Hunting We Shall Go(1973年発表 For Girls Who Grow Plump In The Night から)

以上です。

Set 2   Without  String Section
12 The Dog, The Dog, He's at It Again (1973年発表 For Girls Who Grow Plump In The Night から)
13 Smoking Gun (Right for Me) (2003年The Unauthorized Breakfast Item から)
14 Every Precious Little Thing (2021年発表 It's None Of Your Buisnessから)
15 Nine Feet Underground  (1971年発表 In The Land Of Grey And Pinkから)

Encore
16 If I Could Do It All Over Again, I'd Do It All Over You(1970年発表 If I Could Do It All Over Again, I'd Do It All Over You から)

昨年発表の最新作のタイトル・ソングを紹介しましょう。
なんとなく、1970年代の日本のフォーク・ソングのような穏やかなメロディをもつ曲です。
パイの年齢を考えると、こういう感じなのかな?
とにかく、バンドを続けてありがとうって言いたくなります。

It's None of Your Business


さて、本日はNHKFMで「プはプログレのプ」が放送されます。
楽しみです。

コメント (7)
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CARAVAN JAPAN TOUR 2022.7.17公演 クラブチッタ川崎 に行ってきました。 

2022-09-19 16:52:15 | ライブ・レポート
Introduction By Alan Black / Memory Lain, Hugh / Headloss (Live At The Theatre Royal, Drury...

東北から上京して、川崎に行ってまいりました。
待ちに待ったキャラヴァンの日本公演です。
前回の2019年には行けず、今回やっと念願がかないました。
高額のチケット代にひるみましたが、バンドも、自分も年齢を考えると行くしかないということで決心。無事に公演を楽しむことができました。

クラブチッタはライブハウスとしては大きいですが、やはり大きなホールと比べると収容人数は小さい。バンドのギャラや費用を考えると、イギリスから呼んでくるんだから、高額チケットもやむなしと感じます。これは、ライブ会場に行って実感したことでした。

今回のブログでは、とりあえず、雑多な感想を述べたいと思います。

まず、やはりというか客層の年齢が高い。
まあ、バンドの顔のパイ・ヘイティングスさんが、75才なんだから、当然ですよね。
観客の約90%は男性です。60代が中心。みんな髪の毛が白い。
そんな中に、若い人がちらりほらり。貴重です。

女性もいました。3タイプいましたね。
まずは男性と同じ60代のおばさまたち。一人とかグループで来てます。
リアルタイム世代ですね。高額のチケット代なんかものともしない。
次のタイプは旦那の付き合いで来た奥様という感じ。
そして、もう1タイプはアラサーくらいのおひとり様女子。
若くて女性だから超目立ってました。私の目の前に二人並んで座ってましたけど、別に知り合いでもなく、全くの偶然で隣り合って座ってました。珍しい若い女性が隣り合ったのに、会話はなし。自分は自分って感じです。私が若い女性だったら、同性で年代が近いということで、会話したくなっちゃいますけどね。
おじさん(おじいさん?)ばかりのライブ会場におひとり様で来る女子、すごい勇気です。
貴重なプログレ女子ですね。(プロレス女子と間違いそう。)

ライブは有名曲を見事に配置し、期待通りの選曲でした。
セットリストは調べましたので、次々回のブログにアップしようと思っています。
1970年代前半の曲はプログレですが、最近の曲は普通のポップナンバーという感じで、ちょっと落差を感じましたが、まあライブなので、十分楽しみました。

MC担当はジェフリー・リチャードソン。もちろん、全編英語。
まあ、イギリス人英語なので、少しは理解できたような。
彼は楽器を持ち替え持ち替え、演奏していて、本当に多才。キャラヴァンをキャラヴァンたらしめている重要人物ですね。とにかく、ヴィオラはかっこいいし、ギターもうまい!

そして、リーダーで、バンド主宰者であるパイ・ヘイティングスですが、
75才という高齢なのに、よく頑張ってました。
ちょっと高音が出ないところとか、技術を要するギターコードなどで、ちょっと心配なところありでしたが、最後まで、何とか切り抜けてました。やはり加齢の影響はありますね。

とにかく元気をバンドに与えていたのが、ドラムのマーク・ウォーカー。彼はたぶん一番若そうでした。やたらと立ってドラムをたたくパターンが多くて、立ちながらバスドラを踏んでいるのが印象的。
バンドを引き締める役割でしたね。

最近参加したベースのリー・ポメロイもリード・ヴォーカルをとる場面もあって、器用そうでした。彼は、ELO、イット・バイツやARW(アンダーソン・ラヴィン・ウエイクマン)にも参加しているんですよね。プログレ人脈なんですね。

機材トラブルもありました。
キーボードのヤン・シェルハースの周りをローディーの人がうろうろしながら作業していて、シンセが鳴らないトラブルのようでした。何とか解決したようですが、ちょっとドキドキしましたね。ヤンはエレピでつないでたようでした。
そうですね。キャメルにも参加していたヤンもプログレ・レジェンドですね。

あと、ジェフリーが、一時楽器を弾かないで、なんか困ったようなしぐさをしていた時期がありました。なんかのトラブルかなと思ったのですが、これも、しばらくしてから、楽器を再開し一安心。結構心配します。

やはり有名曲は盛り上がります。最後の方で、ジェフリーが「ナイン・フィート」と声を出した瞬間、会場が大盛り上がりになりました。

アンコールで総立ちです。
高齢者ライブですが、最後の方くらいいいですよね。

それにしても、キャラヴァンのメンバーよく働きます。
ネットでスケジュールを見たら、けっこうライブの予定があるんですよね。
訃報が多い中、キャラヴァンのようなベテランが頑張っているのは実にうれしい。

あ、忘れてました。ニューシンフォニアとの共演の再現?ということで、フィーチャリング・ストリング・シンフォニアってどんな感じ?ということかと説明しますと、日本人女性8人の弦楽器集団との共演でした。
まあ、オーケストラは無理だろうと思っていたので、納得はしました。
女性8人は、みんな若くて美人。年齢ははっきりわからなかったのですが、
20代かも?
もしかしたら、音大の学生じゃないか?というご意見もある人から聞きました。
費用が安くすみますからね。
共演は3曲。名曲の「フォア・リチャーズ」、「瞳の中の愛」、「狩りに行こう」です。
やっぱり、音が厚くなって、かっこよかったですね。
ヴィジュアル的にもいいし(笑)。
海外のアーティストと日本人の演奏者の合同練習って、時間は限られていたと思うので、これは、大変だったと思います。でも、このアイディアは大正解だと思います。ストリングスがあると、迫力が違いますね。間違いなく、今回のライブのハイライトでした。

さて、今回はこんなところで。

次回は、ライブの後に寄ったロック・バー「童夢」さんのお話です。
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