花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

冬の季節に咲く № 3 「エリカ」シリーズ<其の1>

2025-01-25 | 植物 花

「エリカ」の語源は、ラテン語の<Erica>、ギリシャ語の<Eeike>に由来する由

「エリカ」は、ツツジ科の一種で、南アフリカが、原産地の一つとのことですが、他に、地中海、ヨーロッパも原産地とのこと

エリカ属には、全世界で700種以上の品種が存在するとか

イギリスでは、「ヒース」hiath、スコットランドでは、「ヘザー」heather と呼ばれていますが

本来は、泥炭質の寒冷地を指す名称とか、此処に成育するので、エリカ属の花を「ヒース」、「ヘザー」も

同じ名前が付いてる由。低木群落を形成して、新緑の頃に平原を埋め尽くすとか

 

 

今回のシリーズの最初は、「ジャノメエリカ  /  蛇の目エリカ」と「アワユキエリカ  /  淡雪エリカ」です。

寒い冬の日には、ピンク色にホッコリします、春の伝達者でしょうか。

<「ジャノメエリカ」(蛇の目エリカ)>

枝が、分岐して、ピンク色の壺型の花を多数着けます、花冠の中心に雄蘂の黒紫色の葯を着けるので

目玉の様に見えます、此の葯の様子を<蛇の目>に喩えた命名とか

葉は、艶が有り線形で3枚輪生させます、冬には、褐色に変色します。

花径は、0.2~0.3m/mと小さく、樹高は、200cm位になります。

マイナス5度位に耐えますので、此の地方では、冬を彩る花として重宝されます。

ツツジ科、エリカ属、耐寒性常緑低木、南アフリカ原産、学名  Erica canaliculata英名  Channeled heath

Black-anthered Heath、Black-eyed-Heath

別名「クロシベエリカ」、「アフリカエリカ」




”蛇の目” の黒い色は、黒紫色の雄蘂です、多くの目が、睨んでいる様です。

 

「アワユキエリカ」(淡雪エリカ)

枝が細かく分岐して、壺型の小さな桃色の花を多数咲かせるので、雪が積もった様な姿になります。

「ジャノメエリカ」に似ていますが、花は、小さいのが特徴です。

”小さな「ジャノメエリカ」” と言ったところでしょうか

花、枝、葉の形状が「ジャノメエリカ」と殆ど同じですが、樹高が稍低い違いがあります。

花は、小さなピンク色の釣鐘型の花です、小さな花が多数集まって咲くので泡雪に見えるのです。

 一度、雪が積もった「淡雪エリカ」を視たいものです。

ツツジ科、エリカ属、常緑低木、南アフリカ原産、学名   Erica sparsa、別名「エリカ・スパルサ」


この記事についてブログを書く
« 冬の季節に咲く №.2 「バン... | トップ | 冬冬の季節に咲く№ 4「エリカ... »