花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

”黒” の名前が付いて

2023-05-20 | 植物 花

明るい此の季節に相応しくない色  <黒 > の名前が付いた花2種ですが、何か味わい深い色調です。

ロウバイ科の「クロバナロウバイ / 黒花蝋梅」とフウロ科の「クロバナフウロ / 風露風露」の花です。

 

 ”黒色” の最初 は、「クロバナロウバイ」(黒花蝋梅)の花です。

<「クロバナロウバイ」(黒花蝋梅)>

名前は、”黒花” ですが、実際は、暗褐色、赤褐色で、多数の肉厚の細長い内花片と外花片から生ります。

艶の有る葉の付け根から短い花茎を出して、花径5cm位の花を咲かせます。

「ロウバイ」の名前ですが、春先に黄色い花を咲かせる「ロウバイ」(蝋梅)とは、別属になります。

葉の裏側には、短い軟毛が、密生していて、葉、花は、甘い香りがします、香水の原料になるとか

変種に香りが「クロバナロウバイ」より弱く、葉の裏に軟毛が無い「アメリカロウバイ」も有ります。

ロウバイ科、クロバナロウバイ属、耐寒性落葉低木、北アメリカ原産、学名   Calycanthus floridus

英名   Carolina allspice、別名「ニオイロウバイ」(匂蝋梅)



 

尚、「クロバナロウバイ」(黒花蝋梅)を「アメリカロウバイ」の別名とした説と

「アメリカロウバイ」は「クロバナロウバイ」の別名ではないとする説が有りましたが

「クロバナロウバイ」の変種とするのが無難かも

因みに、「クロバナロウバイ」の学名が   Calycanthus floridus「アメリカロウバイ」は

Calycanthus floridus var.glaucus   になっています。

「クロバナロウバイ」は、名前のと通り花の色が黒褐色で、「アメリカロウバイ」は

少し淡い赤褐色かなと、勝手に判別しています。

確かに、下図の様な黒色に近い種類も見られます、”黒花”相応しい相応しい色合いです。

 

 

次は、「クロバナフウロ」<黒花風露>の花です。

<「クロバナフウロ」>

別名「ゲラニウム」ですが、多くの種類が有る中で、黒色の花を咲かせる「クロバナフウロ」(黒花風露)を挙げます。

日本の「ゲンノショウコ」(現の証拠)Granium thunbergii  も仲間です。

他に、ピンクや白い花の「ゲラニウム・サンギネウム」(アケボノフウロ/曙風露)Granium sanguineum

青紫色の花の「ゲラニウム ’ジョンソンブルー’」(風露草)G.pratense   等が、有ります。

花茎の先端に集散花序を出して、5弁の濃い紫色(黒)の花を咲かせ、葉は、掌状に5から7裂しています。

根生葉は、ロゼット状に着き、茎や葉には、軟らかい長い毛が生えています。

フウロソウ科、フウロソウ属、ヨーロッパ原産、耐寒性多年草、学名   Geranium phaeum

別名「ゲラニウム・ファエウム」




下図は、白やピンクの花を咲かせる「ゲラニウム・サンギネウム」 G.sanguineum

小振り(花径 1Cm位、草丈10Cm位)で、赤紫や白色の「ヒメフウロソウ」姫風露草なども

学名  Erodium reichardii、別名「エロディウム」

 

次は、「ゲラニウム・ジョンソンブルー」です。

日本の「ゲンノショウコ」(現の証拠)  Granium thunbergii  も仲間です。

他に、ピンクや白い花の「ゲラニウム・サンギネウム」(アケボノフウロ / 曙風露)  Granium sanguineum が、有ります。

花茎の先端に集散花序を出して、5弁の青紫色の花を咲かせ、葉は、掌状に5から7裂します。

根生葉は、ロゼット状に着き、茎や葉には、軟らかい長い毛が生えています。

花径 3cm、草丈  30cm位

フウロソウ科、フウロソウ属、ヨーロッパ原産、耐寒性多年草、学名   Geranium platense

別名、「フウロソウ」(風露草)



<追加>

更に、「ブラックベリー」<キイチゴ> Rubus spp.  の花と実を挙げてみました、<ブラック>と言う事で

果実が熟す初秋の頃に再度載せてみます、赤や黒色の艶やかな果実です。

晩夏の頃には、下図の様な黒い色の実をつけます。


今、ナデシコ科の花(2)

2023-05-18 | 植物 花

今日のナデシコ科の花は、「シレネ・ティオイカ」、「ピスカリア」、「ヒメナデシコ」です。

最初は、小さな白やピンクの花が 咲く可愛らしい花です。

「シレネ」の一品種「シレネ・ディオイカ」にしました。

<「シレネ・ディオイカ」>

似た花には、先日に挙げた「シレネ・ペンジュラ / フクロナデシコ」袋撫子があります。

両者、似た花同士なので判別は、難しいのですが

「フクロナデシコ」が、1年草に対して、この花は、多年草

花径も前者が、2cm位に対して小さく1cm位、草丈も前者が、20cm位に対して

後者は、30~80cmと直立して高いのが特徴です。”小さな花の「シレネ」” と言ったところです。

花が小さいだけに、目立たない素朴な感じの花ですが、分枝が多いので、草姿は、全体として華やかな感じです。

ナデシコ科、マンテマ(シレネ)属、耐寒性多年草、ヨーロッパ原産、学名   Silene dioica

別名「レッドキャンピオン」、「アケボノセンノウ」曙仙翁


 

次のナデシコ科の花は、「ビスカリア」です。

<「ビスカリア」/「シレネ・コエリーローザ」>

旧学名が   Viscaria oculata  なので「ビスカリア」の名前でも知られています。

花径が、3cm位、草丈は、80cm位になります。

分枝した先端に白、ピンク、藤色等の5弁花を咲かせます、主な品種は、白い花弁の縁がピンク色の

「’チェリーブロッサム’」  V.oculata /Silene coeli-rosa 'Cherry Blossam'

赤桃色の 「’ローズエンジェル’」'Rose Angel'、青い色の「’ブルーエンジェル’」'Blue Angel' 等です。

新学名の   Silene coeli-rosa の coeli-rosa  は、ラテン語で ”天国の薔薇” の、意味とか

其の所為か穏やかで、優しい感じのする花です。

ナデシコ科、シレネ属、耐寒性一年草、地中海沿岸、北アフリカ原産、学名    Viscaria oculata=Silene coeli-rosa

別名「コムギセンノウ」(小麦仙翁)、「ウメナデシコ」(梅撫子)

尚、先日に挙げた「アグロステンマ」の別名が「ムギセンノウ」麦仙翁でした。


ピンクの色が鮮やかな「’チェリーブロッサム’」  Silene coeli-rosa 'Cherrty Blossam'

 

最後は、花壇の縁取り等に使われる ”小撫子撫子” 「ヒメナデシコ」の花です。

次は、「ダイアンサス・デルトイデス」です、大層な名前ですが

別名「ヒメナデシコ」<姫撫子>、「オトメナデシコ」<乙女撫子>ですので、此の名前なら馴染めます。

<「ヒメナデシコ」>

花は、赤、ピンク、紫紅、白色等で、集散花序に疎らに着け、芳香が有ります。

「アメリカナデシコ」を親に、園芸種が多数有る様です。

「ナデシコ」≪撫子>の名前が付いてるので、花は「ナデシコ」の 花を小さくした形です。

花弁の基部には、花びらとコラボした多彩な色の斑点が目立ちます、花径は、1~2cmと小さく

花弁は5枚、先端がギザギザの歯形、葉は、倒披針形、草丈20~30cm

ナデシコ科、ナデシコ属、耐寒性多年草、ヨーロッパ、ロシア原産

学名  Dianthus deltoides 、英名   Maiden Pink、Meadow Pink



今、ナデシコ科の花(1)

2023-05-17 | 植物 花

”母の日” の花「カーネーション」に因んで、ナデシコ科の花です。 

今日は、「アグロステンマ」と「カスミソウ」の花にしました、初夏の風に靡く可愛い花達です。

ナデシコ科の花の最初は、母の日を祝して「カーネーション」とするところですが ・ ・ ・ 。

過去の「アグロステンマ」の記事が、人気だったので、再度の掲載です。

<「アグロステンマ」>

初夏の風が、通り抜け易い様な姿が印象的ですが、ヨーロッパでは、”畑の雑草” として扱われている由

原産地の地中海沿岸や西アジアには、幾種かの品種が有る様ですが

園芸用には「アグロステンマ・ギタゴ」が多く鑑賞さているとか

花径は、約3CM 位、5弁の花は、外側に少しカール、花色は、ピンク色で、中心が、白色です。

花弁には、放射状に紫色の筋が入り、草丈は、1M 位に迄伸びます。

茎や線形の葉には、産毛が生えているので、銀緑色に見えます。

細長い葉が、「麦」や「撫子」の葉に似ているので、別名に「麦仙翁」、「麦撫子」が、付いています。

ワイルドフラワー ”畑の雑草” にしては、「アグロステンマ」Agrostemma  の名前の由来は、素晴らしいもので

ラテン語の  agros (畑)+ stmma(王冠)からで ”畑に美しく咲く” の意味とか

ナデシコ科、ムギセンノウ(リクニス)属、学名   Agrostemma githago

別名「ムギセンノウ」(麦仙翁)、「ムギナデシコ」(麦撫子)

 



白い色の「アグロステンマ ’オーシャンパール’」等も

 

<「ジプソフィラ・ムラリス」>

馴染みの無い名前ですが、「カスミソウ」と聞けば、イメージが湧きますか

実は、「カスミソウ」の矮性種の別名「カスミソウ 'ガーデンブライト’」なのです。

一般に、草丈も1Mにもなり大輪の白い花をさかせる「カスミソウ・エレガンス」Gypsophila elegans

八重の花を咲かせる「宿根カスミソウ」G . paniculata  などが知られていますが

今回の「カスミソウ ’ガーデンブライト’ 」は、草丈も低く、20cm位、カーペット状に横に広がります。

枝が、多く分枝して、白やピンク色の小さな花を無数に着けるので、宛ら、”霞” の様に見えます。

名前の由来ですね、此の時季ですから、”春霞” ですか。

ナデシコ科、カスミソウ属、耐寒性1年草、中央アジア、ヨーロッパ原産、学名  Gypsophila muralis

英名   Annual Gypsophila  Garden Bride、Baby's breath

別名「ヌカイトナデシコ」糠糸撫子、「ベビーズブレス」

 


将に、白色の花は、”霞” が、沸き立つ様相です。

"霞” の色も多彩に変化してきます、全空間をl埋め尽くすのです。


一つの花をUPして視ると、亦、違った表情を見せてくれます。



今、マメ科の花(6)

2023-05-15 | 植物 花

今日のマメ科の花には、前回と同じ樹木花です、「モリシマアカシア」と「ニセアカシア」の花を挙げてみました。

<「モリシマアカシア」>

頭状花序にポンポンの様な球状の花を咲かせます。

「ギンヨウアカシア」や「フサアカシア」の仲間ですが、開花期は、此等より遅くなります。

今は、花の最盛期も終りですが、代わりに、羽状複葉の葉が、涼しげに風に揺れます。

淡い黄白色が総状に着く集合花で、芳香が有ります。

「モリシマ」は、“森島” とも思える名前ですが、学名の   Mollissima acacia からの命名とのことです。

「モリシマアカシア」は、林冠を広く広げて他の植物の生育を妨げるので、日本では

要注意外来植物に指定してるとか、「ニセアカシア」同様 “厄介者” ですか  ・ ・ ・ 

花も芳香りも素晴らしいので、残念です。

マメ科、アカシア属、常緑高木、オーストラリア原産、学名 Acacia mollissimaMollissima acacia 

英名 Black wattle、尚、Mallissima  には、“柔らかい” の意味が有るとか

若枝には軟毛が覆うからか、花が柔らかそうなので、この名前が付いたのでしょうか

亦、モリシマの名前は、学名の   Mollissima からとのこと

不評だった「モリシマアカシア」も、最近では、樹皮の薬効、バイオマス生産能力が

見直されてきているとか、役に立つことを願っています。

頭状花序に、クリーム色のポンポンの様な球状の集合花を咲かせます。

「ギンヨウアカシア」や「フサアカシア」の仲間ですが、開花時季は、此等より遅くなります。

今は、最盛期も終わりになってきました、甘い香りが、風に乗って漂います、羽状複葉の葉が、涼しげです。

「モリシマ」は、”森島” とも思える名前ですが、学名の  Mollissima  に由来するとか

樹冠を拡げて日光を遮り、他の植物の生育を妨げるので、日本では、要注意外来植物に指定しています。

マメ科、アカシア属、常緑高木、オーストラリア原産、学名 Acacia mollissima 、英名  Black wttle



マメ科特有の鞘状の果実を着けます。

因みに、下図は、「フサアカシア」(房アカシア)です。


 

次は、「ニセアアカシア」の名前が付いた「ハリエンジュ」です。

<「ハリエンジュ」(針槐)>

 

<「ハリエンジュ」(針槐)>

花は、総状花序で、「藤」の花に似た蝶型の白い花を多数下垂させます。

花には、芳香が有ります、葉は、奇数羽状複葉の小葉が、互生します、街路樹や公園でとく見かけます。

「針槐」の名前は、鋭い刺が、枝に生えていて、「エンジュ(槐)」Styphnolobium japonicum の 花

似ていることに由来するとか、花は、蜜源になるので、蜜蜂が、群がっています。

別名に「ニセアカシア」(偽アカシア)の名前が付いていますが、輸入当時は、間違って

「アカシア」と称されていたが、日本では「ミモザ」と称されたアカシア属の「フサアカシヤ」や

「ギンヨウアカシア」が、本当の「アカシア」と解り、区別する為に<偽>と付けた由

故に、<アカシア蜂蜜>の蜜源は、此の「ハリエンジュ」が、蜜源になります 。

マメ科、ハリエンジュ属、北アメリカ原産、落葉高木、学名    Robinia pseudoacacia

英名    False acacia、Locust tree学名    Pseudo は、ラテン語で ”似ている” 、acacia は、”アカシア” とか

学名からも「アカシア」ではないことが解ります。

歌、♪アカシアの雨がやむとき ♪ の「アカシア」は、「ミモザ」の名前も付いた「ギンヨウアカシア」や

「フサアカシア」ではなく、此の「偽アカシア」とのこと、歌なので<偽>を外して当然です。

他に、サッポロのアカシア並木、北原白秋の詩 この道の<アカシアの花>も此の「ニセアカシア」を指すそうです。

雨上がりの「アカシア」の並木道が、白い花の色で溢れる様が目に浮かびます。

「アカシア」とは、別物で、本来の「アカシア」は、ネムノキ科に属していて、花色は、黄色、放射状です。

他の画像は、gif にしました。


今、マメ科の花(5)

2023-05-13 | 植物 花

今日の ”マメ科の花” も樹木花です、「ヒネム」、「サンゴシトウ」、「アメリカディゴ」の花です。

<「ヒネム」(緋合歓)>

「ヒネム」(紅合歓)も咲き始めました、「ネムノキ」(合歓木) Albizia julibrissin   に似た形の花ですが

日本原産の「合歓木」が、淡いピンク色で落葉高木、属も違います。

赤い花の様なのは、雄蕊の集合体で、「フェイジョア」の花に似ています、花冠は小さくて視難いです。

雄蘂の集合体は、赤い化粧パフの様で、中心の花冠は、小さく目立たなく、雄蘂に埋没しています。

花を下向きに咲かせ、上向きの咲かせる「ネムノキ」との違いです。

披針形の小葉は、羽状複葉で互生します、夜に花を閉じる一日花です。

マメ科、カリアンドラ(ベニゴウカン)属、常緑低木、ボリビア、ペルー、ブラジル原産

学名   Calliandra eriophylla、英名   Powderpuff Tree、Red Powderpuff

別名「ベニゴウカン」(紅合歓)、「アカバナブラシマメ」(赤花ブラシ豆)、「カリアンドラ エリオフィラ」

他に、赤花は、Red powederpuff、白花は、White powederpuff  の 英名が付いています。 

別名「オオベニゴウカン」(大紅合歓)の「カリアンドラ・ハエマトケファラ」  C.haematocephala 

メキシコ原産の「カリアンドラ・エマルギタ」 C.emargita  などが有るようです。

 


「ネムノキ」合歓の木  より若干、開花時期が早いのが、特徴です、花色も朱色の違いが

下図は、似た花の「ネムノキ」です、ピンクと白色の雄蘂が、上向きに咲きます、「ヒネム」との違いです。

 

「サンゴシトウ」(珊瑚刺桐)も総状花序をだして、長い剣形の真赤な花を咲かせています。

<「サンゴシトウ」>

「珊瑚刺桐」の名前は、花の色が<珊瑚>の色で、葉や茎に棘が有るので<刺>

葉が「桐」の葉に似てるので<桐>の名前が付いた由

別名の「ヒシバデイゴ」(菱葉梯梧)や「珊瑚刺桐」の名前の由来とか

似た花には、「デイゴ」、「アメリカデイゴ」、「エリスナ・ヘルバケア」等が有ります。

夫々見分けが、付き難いのですが、「サンゴシトウ」は、「アメリカデイゴ」と「エリスナ・ヘルバケア」

との交配種とか、総状花序に紅色で蝶形の花を着けますが、花弁は、大きく開かず

筒型の状態に留まります、葉は、三葉で、小葉が、菱型で「桐」の葉に似ています。

尚、「エリスリナ」Erithurina  は、ギリシャ語で<赤色>が語源のようです。

マメ科、ディゴ属、落葉低木、学名   Erythurina × bidwillii 、英名 Coral tree

ブラジル、アルゼンチン原産の「アメリカデイゴ」 Erythurina crista-galli

北アメリカ、メキシコ原産の「エリスリナ・ヘルバケア」E.herbcea   の交雑種、オーストラリア で作出 した由 

確かに、両者の特徴を掛け合わせて、2で割った姿です。

似た花には、「デイゴ」、「アメリカデイゴ」、「エリスナ・ヘルバケア」等が有ります。

夫々見分けが、付き難いのですが、「サンゴシトウ」は、「アメリカデイゴ」と「エリスナ・ヘルバケア」

との交配種とか、総状花序に紅色で蝶形の花を着けますが、花弁は、大きく開かず

筒型の状態に留まります、葉は、三葉で、小葉が、菱型で「桐」の葉に似ています。


次は、「アメリカデイゴ」の花です。

<「アメリカデイゴ」(亜米利加梯梧>

総状花序に、鮮やかな朱色の蝶形の花を咲かせます、舌の様な旗弁が目立ちます、“アカンベー” をしているようです。

花弁は、5枚有りますが、特に此の旗弁が、目立ちます。

原産地のブラジルでは、4季咲きとのことですが、日本では、今が、最盛期です。

マメ科、ディゴ属、落葉小高木、ブラジル、アルゼンチン原産、学名   Erythrina crista-galli

英名   Common coral tree、Cockspur coral tree、別名 「カイコウズ」(海紅豆)

尚、学名の Erythrina  は、ラテン語で、”赤い”  意味とか、Crista-galli  は、鶏の鶏冠で、将に “赤い鶏冠” です。


他に似た花には、交配種の相手の花が、有ります。

下図は、「サンゴシトウ」を作出した「アメリカデイゴ」の相手の北アメリカ原産の「エリスリナ・ヘルバケア」です。

下図は、沖縄の県花の「デイゴ」(Erythrina variegata var.orientalis)、東南アジア原産

「サンゴシトウ」や「アメリカデイゴ」は、葉が花より先に着きますが、「デイゴ」は、花が葉より先に咲きます。