今日は、「マルメロ」と「カリン」の実を載せました、黄色に熟して、撓わに稔りました。
最初は「マルメロ」です。
<「マルメロ」>
「カリン」の仲間で、日本には、江戸時代、中国、長崎を経由して
入ってきたとか、4月から5月に懸けて白い芳香の有る花を
咲かせます。
秋に、左図の様な実を着けます、形は「リンゴ」の様な形や
「ヨウナシ」の様な形です。
表面には、細かい褐色の毛が、生えます。
葉は、全縁で、ナガサ、10cm 位になります。
果実は、ジャムや果実酒に加工します。
バラ科、マルメロ属、中央アジア原産、落葉高木、
学名 Cydonia obionga
英名 Quince、「マルメロ」の名前は
ポルトガル語の<マルメイロ> Marmeleiro からとか。
<他の画像>
次は、「カリン」の果実です、艶やかに熟しました。
<「カリン (花梨)」>
開花は、春に「ボケ」や「カイドウ」に似た白い花を咲かせます。
花が、少なくなる晩秋頃に、黄色に熟した光沢の有る実が、周辺に彩りを添います、
中国から薬用として、入って来た由、、果肉は硬くて生食には、不向きですので砂糖漬け、カリン種、のど飴等に化工されます。
上に載せた「マルマロ」に似ているので、導入時に「カリン」と「マルマロ」を混同していたとか
学名の Pseudocydnia の意味は ” 偽のマルメロ」” とか、似てる訳です。
バラ科、カリン属、中国原産、落葉高木、学名 Pseudocydonia sinensis 、別名「カラナシ」、英名 Chinese quince
<追加>
両者、大変良く似ているのですが、簡単な判別方法 ・ ・ ・
(1)、「マルメロ」の葉の縁には、ギザギザが、無い。
(2)、「マルメロ」の果実の表面には、綿毛が生えていて、花色は、淡いピンク。
(3)、「カリン」の葉の縁には、ギザギザが、有る。
(4)、「カリン」の果実の表面には、綿毛が生えて無い、花色は、濃いピンク色。