花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

稔りの季節 № 16 「マルメロ」と「カリン」の果実です。

2024-12-15 | 植物 花

今日は、「マルメロ」と「カリン」の実を載せました、黄色に熟して、撓わに稔りました。

 

最初は「マルメロ」です。

 

 

          <「マルメロ」> 

「カリン」の仲間で、日本には、江戸時代、中国、長崎を経由して

入ってきたとか、4月から5月に懸けて白い芳香の有る花を

咲かせます。

秋に、左図の様な実を着けます、形は「リンゴ」の様な形や

「ヨウナシ」の様な形です。

表面には、細かい褐色の毛が、生えます。

葉は、全縁で、ナガサ、10cm 位になります。

果実は、ジャムや果実酒に加工します。

バラ科、マルメロ属、中央アジア原産、落葉高木、

学名  Cydonia obionga

英名  Quince、「マルメロ」の名前は

ポルトガル語の<マルメイロ>  Marmeleiro  からとか。

 

 

<他の画像>

 

次は、「カリン」の果実です、艶やかに熟しました。

<「カリン (花梨)」>

開花は、春に「ボケ」や「カイドウ」に似た白い花を咲かせます。

花が、少なくなる晩秋頃に、黄色に熟した光沢の有る実が、周辺に彩りを添います、

中国から薬用として、入って来た由、、果肉は硬くて生食には、不向きですので砂糖漬け、カリン種、のど飴等に化工されます。

上に載せた「マルマロ」に似ているので、導入時に「カリン」と「マルマロ」を混同していたとか

学名の  Pseudocydnia  の意味は ” 偽のマルメロ」”  とか、似てる訳です。

バラ科、カリン属、中国原産、落葉高木、学名   Pseudocydonia sinensis 、別名「カラナシ」、英名    Chinese  quince 


<追加>

両者、大変良く似ているのですが、簡単な判別方法 ・ ・ ・ 

(1)、「マルメロ」の葉の縁には、ギザギザが、無い。

(2)、「マルメロ」の果実の表面には、綿毛が生えていて、花色は、淡いピンク。

(3)、「カリン」の葉の縁には、ギザギザが、有る。

(4)、「カリン」の果実の表面には、綿毛が生えて無い、花色は、濃いピンク色。


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