花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

冬に咲く花ー№ 27

2024-01-22 | 植物 花

今回も冬に咲くキク科の花にしました、「カンギク」と「フユシラズ」の花です。

寒さに抗して、健気に咲き誇ります。

最初は、秋の「菊」に代って咲き出す「カンギク」寒菊 です。

<「カンギク」寒菊>

一般の「菊」の季節が終わり、「寒菊」が盛りを向かいます。

「寒菊」とは、12月から1月頃に咲く「菊」の総称で,  “冬にも自然開花するものや其の園芸種” を指すとのこと。

今日は、秋、冬咲きの小菊「シマカンギク / アブラギク」の改良種を載せてみました。 

茎、葉は、霜にも耐え ”冬の菊” なのです、輝く様な黄色の花は、中央が盛り上がるように咲きます。

キク科、キク属、耐寒性多年草、学名   Chrysanthemum indicum var.hibernum 、英名    Florist`s dasy

別名 「冬菊」、「寒小菊」、「小金目貫」、「霜見菊」等の名前が付いています。


尚、下図は、中国原産の「シマカンギク」です、交配相手の「キク」ですが、似ています。

開花期も12月から翌2月頃迄、冬咲きの「菊」です、枝先に2から3個の頭花を数個付けます。

花色は、黄以外に白や紫色の花を咲かせます。

次は、” 小型の「キンセンカ」” とも言える「カレンデュラ・アルペンシス」

別名「フユシラズ /  冬知らず 」の花です。

 ” 小型の「キンセンカ」" とも言える、別名「冬知らず」の花です。

近縁種の春から初夏に咲く「キンセンカ」Calendula officinaris に比べて、花径が二回り位小さいのが特徴です。

耐寒性が有り、冬でも屋外で、次々と黄金色や橙色の花を咲かせ、冬中愉しむことができます。

朝、太陽の陽が当たると開花して、陽が沈むと花を閉じます。

開花期も長くて、秋、冬、初夏と咲き続けます、寒さにも強く、冬でも咲くので ”冬知らず” の名前が付いた由

根本から、ヘラ状の大きな銀緑色の葉が生えます。

キク科、キンセンカ(カレンデュラ)属、地中海沿岸、南ヨーロッパ原産、学名   Calendula arvensis

耐寒性一年草、英名  Calendula、他の別名「フユシラズ」(冬知らず)、「ヒメキンセンカ」姫金盞花

尚、学名の  Arvensis  は、野原の意味とか、他の 英名が、Field marigold になっています。


冬に咲くー№ 26

2024-01-20 | 植物 花

冬に咲くキク科の花「ベウムウム」にしました。

寒い季節の到来ですが、”冬に咲く菊” の「ベニジウム」が、元気に咲いています。

<「ベニジウム(ベニジューム)」>

色彩が乏しい寒い冬に、鮮やかな色が目に留まります。

舌状の黄橙色の花弁に、黒い 輪 の斑模様が入り、“蛇の目” の様で、名前の由来とか

葉には、深い切込みが入り、互生、葉や茎には、細かい白い毛が密生します。

冬から早春に懸けて、次々と開花して、愉しませてくれます。

頭状花序が、茎の先端に着き、オレンジ、貴、白色の花を咲かせます。

似た花には、「ハナワギク(花輪菊)」Cyrysanthemum carinatum

「ガザニア」Gazania Hybrids、「アークトティス」(Arctotis × hybrida)等が

キク科、ベニジュウム属、半耐寒性一年草、南アフリカ原産、学名   Venidium fastuosum=Arctotis fastuosum

別名 「カンザキジャノメギク」(寒咲き蛇の目菊)、「ケープ デージー」

英名   Cape daisy 、Monarch of the veldt 、Iceland daisy

 英名にも有るように、アアフリカの雰囲気がいっぱいの花です。

 

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他の画像は、gif  にしました、”蛇の目” 模様 を得と御覧下さい。

開花した花と、氷を纏った様蕾を同時に視ることができて、花色の ”熱” と 蕾 ”冷” の 協演です。

蕾は、白く透き通った氷の様な毛が生えています。



冬に咲くー№ 25

2024-01-19 | 植物 花

今日の ”冬に咲く” には、「ブルーシャンデリア」の花にしました、寒さに強い冬の花です。

<「エクメア・ガモセパラ」>

寒さに強くて、此の時期も屋外でも開花します。

葉は、ロゼット状に着き、円筒形の花茎が、直立して円筒形の花序を作ります。

草丈は、50cm位に迄伸びて、花と葉の色のコントラストを醸し出します。

ロゼット状の葉が、漏斗の様になって、水分や、栄養分を採るとのことで、水遣りも此の漏斗に遣ります。

青い色の3弁花を、ピンク色の萼筒の先端に着けます。

淡いピンクの苞と萼片が重なった筒に青紫色の花を咲かせます。

青とピンクの LED 電球の様です、ピンクと青の蛍光色を楽しみます。

パイナップル科、エクメア属、常緑多年草、ブラジル原産、学名   Aechmea gamosepala 

英名   Match stick plant   ”マッチ棒” 、別名「ブルーシャンデリア」、「ガモセパラ」

下図は、蕾と開花の様子です、蕾の刺々しい様子と、全開しない、お淑やかな半開の様子が対称的です。

下図は、開花前の様子です、先端が膨らんできました。


過去にも載せた gif  映像です、開花する前の蕾の LED 電球が、点滅します、” ブルー シャンデリア” です。

 

露地では、夏の季節に、植物園では、周年、視られて人気の「エクメア・ファスキアタ」も「エクメア」の一種です。

<「エクメア・ファスキアタ」>

花は、オゼット状の葉の中心から伸びた円錐花序に着きます。

ピンク色の苞が、発達して密生するので、苞の間に隠れるように咲きます。

着生植物なので、自生地では、岩石や樹木に着生するよし、上に乗せた「エクメア・ガモセファラ」と同じです。

小さな花の花冠の先端が、青紫色になり、2から3日間で、花の咲く期間を終えますが

ピンクの苞は、2から3ケ月と長く、充分、愉しむことができます。

葉は、幅広で、銀白色の縞が入っています、名前の由来になっています。

パイナップル科、エクメア属、ブラジル原産、常緑多年草、着生植物、学名   Aechmea fasciata

英名   Friedship plant,  queen's - tears別名 「シマサンゴアナナス」縞珊瑚アナナス



<余録>

近くの植え込みの中に、黒猫が居るのを見付けたので、慣して飼ってみようと思い、餌を与え続けましたが

未だ、充分に慣れないので、餌を与え続けようと思っています。

感心するのは、餌を食べる場所を決めたので、此の植え込みに近づくと、餌場に先導して待っていることです。

充分、慣れる迄、餌を与え続けてみようと思っています。

 

ご馳走は、此のテーブルの上にお願いします、アリガトウニャー。


冬に咲く№ 24

2024-01-16 | 植物 花

今日の ”冬に咲く”  は、樹木花にしました、「カンコウバイ /  寒紅梅」と「カンヒザクラ /  寒緋桜」の花です。

<「寒紅梅」>

「寒梅」で早咲き種の「カンコウバイ」(寒紅梅」が例年より早く見頃になりました。

一重の「白梅」の清楚さに比べて、八重なので、チョット “重い” 感じがしますが、妖艶さでは負けないようです。

「ウメ」(梅)は、バラ科、サクラ属、中国原産、耐寒性落葉高木、別名 「カンコウ」(寒紅)

学名  Prunus mume ´Kankou` 

仲間に「ヤエコウバイ / 八重紅梅」が、有るようですが、区別は、難しくて色の濃淡で見分けるとか

淡い方が「八重紅梅」とのことですが ・ ・ ・ 。

現在は、”花見” と言えば「桜」を鑑賞することですが、平安時代以前には、「梅」を鑑賞する行事だったとか

和歌、俳句等には、沢山詠まれている花です、白い花の「白梅」、「紅梅」の違いは、花色は、勿論

幹の断面が白い場合は、「白梅」、幹の断面が薄い紅色の場合は、「紅梅」とのこと

「白梅」の果実は、食用にしますが、「紅梅」の果実は、小さく苦み酸味が強く食用には不向きです。

早咲き種の「カンコウバイ」(寒紅梅」が見頃になりました、例年より少し早い開花です。

園芸品種だけに、一重の「白梅」の清楚さに比べて、チョット “重い” 感じがしますが、妖艶さでは負けないようです。

「ウメ」(梅)は、バラ科、サクラ属、中国原産、耐寒性落葉高木、別名 「カンコウ」(寒紅)、学名   Prunus mume 

 

 次は、早咲きの「桜」、「カンヒザクラ」(寒緋桜)です。

<「カンヒザクラ」>

”沖縄の桜” 「カンヒザクラ」は、紫紅色の 5弁の半開の花を下垂させます。

花弁は、多数の雄蘂と、一本の雌蘂が、着きます。

早い時季に咲くので、別名「ガンジツザクラ」(元日桜)ー旧暦の正月頃に咲く「桜」ーの名前が付いています。

他に「ヒカンザクラ」(緋寒桜)、「ヒザクラ」(緋桜)、「タイワンザクラ」(台湾桜)の別名が付いていますが

一般には、「カンヒザクラ」の名前を使う場合が多いようです。

間違い易い名前の別種「ヒガンザクラ」(彼岸桜)有るので「ヒカンザクラ」(緋寒桜)は、余り使わないようです。

花が散る時、花弁が散るのではなく、萼が着いた状態で落下します。

此の「カンヒザクラ」と「オオシマザクラ」の自然交雑種が、次に挙げる「カワズザクラ」(河津桜」とか

早期に咲く特徴を受け付いているのでしょう。

バラ科、サクラ属(以前スモモ属)、耐寒性落葉高木、学名   Cerasus campanulata=Purunus campanulata

英名 Taiwan cherry

*種名の   Campanulata は、「カンパニュラ」の様に下向きに咲く意味とか*


因みに下図が、「ヒガンザクラ」<彼岸桜>

<余録>

下図は、過去に載せた雀の画像ですが、微笑ましい様子なので、再度載せてみました。
 
小雀が、親鳥から餌を貰い、食べています。

更に、欲しいと、お強請りしています。

親鳥が、餌を探して戻ってきました、微笑ましい光景です。

<各画像は、クリックで拡大します>


冬に咲くー№ 23

2024-01-14 | 植物 花

今日も ”冬に咲く「エリカ」” です。

「エリカ・セリントイデス」、「エリカ・ブランドフォルディア」の2種です。

前ページで挙げた「ジャノメエリカ」等とは、花の形状が、若干違っています。

 

<「エリカ・セリントイデス」/  ファィヤーヒース>

周年、此の花を視ることができますが、今の季節が、一番花色が冴えている様な気がします。

長い(3cm位)筒状花を下向きに咲かせます、花は、細かい白い毛が生えています。

分枝しない枝が、多数直立し、草丈は、長いもので1.5Mにもなり、針状の葉が

輪生するのは、他の「エリカ」と同じです。

英名    Erica fire heath  ですが、山火事の跡によく生えて花を咲かせるからとか

花色は、朱色、赤、白等が有ります。

ツツジ科、エリカ属、半耐寒性常緑低木、南アフリカ原産、学名    Erica cerinthoides

別名「エリカ・ファイヤーヒース」



 

次は、冬咲きの黄色い花の「エリカ・ブランドフォルディア」(カナリーヒース)です。

<「エリカ・ブランドフォルディア」>

花は、壺型で「スズランエリカ」に似ています、”黄色い鈴蘭” と言ったところでしょうか。

小型で多花性、針形の葉が、輪生します、花径  約 0.3 CM、樹高 約30~100CM位。

冬は、鉢植えにして、昼に屋外に置いて、夜間に屋内に取り込む栽育するのが無難です。

ツツジ科、エリカ属、耐寒性常緑低木、南アフリカ、ヨーロッパ原産

学名   Erica blandfordia、別名 「カナリーヒース」


黄色い花の「エリカ」には、筒状花の「エリカ・パターソニー」Erica patersonii も有ります。

次は、冬咲きの黄色い花の「エリカ・ブランドフォルディア」(カナリーヒース)です。

<「エリカ・ブランドフォルディア」>

花は、壺型で「スズランエリカ」に似ています、”黄色い鈴蘭” と言ったところでしょうか。

小型で多花性、針形の葉が、輪生します、花径  約 0.3 CM、樹高 約30~100CM位。

冬は、鉢植えにして、昼に屋外に置いて、夜間に屋内に取り込む栽育するのが無難です。

ツツジ科、エリカ属、耐寒性常緑低木、南アフリカ、ヨーロッパ原産

学名   Erica blandfordia、別名 「カナリーヒース」

他に、黄色い色の冬咲きで、筒状花の「エリカ・パターソニー」  E.patersonii も此の季節に咲く品種です。

<追記>

 

最後に、下記の様な名前が付いた園芸種を挙げて終わります。

<「エリカ ’クリスマスパレード’」> 

「エリカ ´クリスマスパレード`」も白、赤桃色の混在した

円筒形の花を咲かせています。

茎の周りに輪生して花を咲かせます。

“パレード” の由来でしょうか、

アフリカ原産の「エリカ・ヒエマリス」 E.hiemalis  の

園芸種とのことです。

多数の茎に、分枝しない枝が立ち上がり、ピンク色の

長い筒状花が、咲きます。

ツツジ科、エリカ属、半耐寒性常緑低木、園芸品種

学名   Erica × hiemalis cv. Christmas Parade

英名   Christmas Parade