「老鴉柿(ろうやがき):密蔵院にて」
埼玉県茶道連盟創立20周年記念茶会が川口市の蜜蔵院で
ありました。お世話になった先生の門下の方、娘のような
若い方たちと電車とバスを乗り継いで行ってきました。
今にも降り出しそうな空模様でしたが、時折白い雲と青空が
見えていました。
表千家と裏千家と大日本茶道学会のお茶席があり、濃茶と薄茶と
立礼席と点心席でおいしいお茶とお菓子をいただきました。
何よりも楽しみなのは、それぞれの席毎の、この日に合わせて
ご準備されたお道具やお花を拝見させいただくことです。
お正客と席主とのお道具をお尋ねするやりとりをお聞きしている
のも心和む楽しいひとときです。
○『立派な掛物ですね。』
△『私の先生から受け継がせもらいました。』
○『お花も暑さで苦労しましたでしょう?』
△『一週間前からドキドキしておりました。』
一期一会に感謝をしてお互いに敬意を払い、落ち着いて、
物知りで、、、、先生方って素敵です。
若い方たちは『お濃茶が濃くて驚きました。』って。
私はお稽古でもできそうなヒントをもらいました。
竹花入はありませんが、手持ちの花入に
庭の照り葉と咲きはじめた黄色の嵯峨菊を生けましょう。
照り葉はすぐに乾くので霧吹きをするそうです。