
↑ ドブロヴニクの城壁からの眺め
前回の続きです。
(例により文章に関係なくピンボケぎりぎりの写真付き。

思えば この旅は変化にとんだ、というか各自の都合で出発、帰国を決めた旅でした。
たとえば私はマイレージ、ある友人は格安航空券を使って、というふうに。
まずはイタリアのミラノで集合した3人。
この場所を知っているからこそできた「出口の左側にあるバールみたいなところで
お茶して待ってるからね」の約束もバッチリ。
「まるで日本で待ち合わせしているみたいやった!」とは 初参加の友人の感想です。

そして 仕事の都合で遅れて参加し、また早めに帰る予定の友人とも
なんと南イタリアのオストゥーニのホテルでちゃんと集合できました。
でもこれは予定どおりにいけば当たり前なことであって
インターネットと携帯電話のあるこの頃ではフツーのことかもしれません。

副題の「ラッキーな夜」というのは 全員が集合したオストゥーニの夜と
海を渡ったクロアチアのドブロヴニクの最後の夜のことです。
オストゥーニにある 日本では評価の高いリストランテを予約していた私たち、
期待を込めて夕食に出かけたのですが、前菜の段階で全員が「おいしくない」
と意見が一致(理由はひとつではないけど)。
滅多にないことですが、プリモも食べないで早々に引きあげたのでした。

そしてまだ満たされない食欲のために泊まっていたホテルに帰り、
続きの夕食をとることにしました。
(実はこの前日のお昼にこのホテルで食べた料理がとてもおいしかったので )
時間も遅かったからかお客は我々だけ。
「こっちのほうが断然いいやん!」とくつろいでいたら、突然「ド~ン」という音。
「雷?」と一瞬思ったのは 実は花火でした。
この日は守護聖人のお祭りなんだとか、
次々と打ち上げられる花火をもっとちゃんと見たいなと思っていたら
カメリエーレが「上のテラスへどうぞ、よく見えますよ、お飲み物も運びます。」
と 言ってくれました。
ホテルのサイト
このテラスはホテルで一番素敵な場所。
誰でも行けるのですが、いつも誰かいて ちょっと遠慮がちにくつろがなければ
なりませんでした。
でも「花火」(30分ほど)の間は我々の貸切となり、その空間を満喫できたのです。
「戻ってきてラッキーだったね~」と、ラッキー その①

ラッキーその②は ドブロヴニクの最後の夜のこと。
知らなかったのですが、この日は街の「サマーフェスティバル」の初日でした。
広場に特設ステージが設定され、着飾った人々が集まってきます。
ポスターには「船上から花火を観ようツアー」とあり、
また「花火」が観られることがわかりました。
幸い私たちの部屋は「海側」。

テレビで地元局のチャンネルからフェスティバルのセレモニーも実況中継されるので
夕方テイクアウトの食糧を買って部屋で花火を見ることにしました。
見えるかなあ、見えないかなあ。
九時から始まる予定の「花火」はナント1時間遅れで始まりました。
日本の花火に比べたら確かにショボイのですが、
異国の海にあがる花火は格別です。
私たちは部屋からそれを鑑賞、
やっぱり これってラッキーなことですよね。
でも その次の日・・・
続きは次回にて。