「ファーストシューズ」(赤ちゃんが最初に履く靴)はイタリア語で言うと
「プリメ スカルペ」となります。
↑は私のニポティーノ(孫)のprime scarpe、
ロザンナ先生と行ったイタリアで買ってきました。
やがて大地を踏みしめてたくましく育ってくれるように、と願いを込めて
ママと赤ちゃんの退院の日に、ベビードレスの下にそっと履かせました。
実は今回の旅のミッションには「赤ちゃんグッズ」がありました。
このプリメ スカルペもその一つですが、
一番欲しかったのは fiocco di nascita フィオッコ ディ ナッシタ、
日本語でいうなら「生誕のリボン」でしょうか。
イタリアを旅していると、時折玄関のドアに水色やピンクのリボン飾りを
見つけることがあります。
これは この家で赤ちゃんが生まれました、という印、
男の子なら水色、女の子ならピンクのリボン飾りです。
私はこの風習が大好き!
この家に新しい命が誕生した、という印は 旅人の私でさえうれしく
祝福したい気持ちになります。
イタリアだけでなく日本ででも流行ってほしいな、と願っているのですが、
本家のイタリアでも最近は飾ることが少なくなってきているようです。
最終滞在地のミラノでベビー用品店やデパートを周り、聞いてみたけれど
「ノン チェ」 ありません!
「そんなのダサいわよ」というようなミラネーゼのまなざしに
「ええねん!ダサくても個人的に気に入ってるねんから!」と
心の中で言い返す私。
↑ Venezia ブラーノ島で見た fiocco di nascitaは
コウノトリ型。これも可愛い!
結局、日帰りで出かけたコモ湖のBellagioでハートが連なったリボン飾りを
見つけることができました。
プリメ スカルペも 同じお店で購入。
ほら、あるところにはあるもんね、でも やっぱりちょっと田舎?
ええねん!
その水色の飾り、
ただ今 赤ちゃんのそばに「命名書」とともにあります。
白いプリメ スカルペはもうすぐお宮参りにも活躍することでしょう。
↑ そのprime scarpeを履いた足。
元気で大きくな~れ。