先日、ベッドサイドを片付けていた時の事でした。
立てかけてあった額にちょっとふれたはずみで、その額が倒れ、
そばにあったルームフレグランスの小瓶を倒し、
そのそばにあった私のiPhoneに瓶の中の液体がごぼれてしまったのです。
あっという間のドミノ倒し事故で、かわいそうなiPhoneは
画面がにじんで見えなくなってしまい「水没」扱いとなりました。
マンマミーア! なんてこったい!
保険で実質無料で新品と交換できたものの、
データが消えたものもあり、移行したり戻したりと、
やったことのない作業にうんざりしていた毎日が続き、
ブログ更新もなかなかできずにいました。
皆さま、瓶の中の液体にはお気をつけくださいね。
今、変換して気がついたのですが、「びん」は「瓶」だけではなく、
「壜」とも書くのですね。
始まったばかりの「ジョルジョ・モランディ」の個展のポスターにも
その「壜」という、私にはルビがなければ読めなかった文字がありました。↑
なぜふつうの壜に、こんなにも心が震えるのだろう
・・・・と。
ジョルジョ・モランディは20世紀イタリアを代表する画家、
ボローニャに生まれ、ボローニャで育ち、イタリアを離れることがあまりなく、
ボローニャで死を迎えました。
同じモチーフによるヴァリエーションに焦点をあてた今回の展示は、
音声ガイド(有料)によって、より楽しく理解することができました。
例えば「壜」なのですが、モランディは壜に積もった埃もとらないようにと
家人に言ったそうです。
同じようで同じではない、
そのどれもが好きになってしまうし、なぜか新鮮なのです。
彼の「びん」は、やはりこっちの「壜」のほうが似合いますね。
詳しくはこちらをごらんください。
最後に、懐かしいボローニャの風景をどうぞ。↓