神戸市立博物館で、4月22日から始まっている
「遥かなるルネサンス 天正遣欧少年使節がたどったイタリア」に
行ってきました。
↑ 美術展のポスターにもなっているこの愛らしい女の子は
メディチのプリンセス、 Bia de Medici、
ビアンカちゃんです。(ウフィッツィ美術館 所蔵)
メディチ家の人々の肖像画をたくさん描いているブロンズィーノ作。
胸にかけているペンダントにはお父さんの横顔が描かれています。
今回の展示の重要作品ですが、
もう一つの作品が↓
2014年ミラノで見つかった 天正少年遣欧使節の一人、
伊東マンショの肖像画です。
こちらはドメニコ・ティントレットの作品で、
昨年、東京国立博物館で世界初の公開となったものです。
伊東マンショについては
こちらに
詳しい記事があります。
神戸市立博物館での「遥かなる~」については、わかりやすいので
以下にパンフレットの中の文をそのままお伝えします。
「16世紀、キリスト教の世界普及にともない、宣教師が
日本にもやってきます。イエズス会士ヴァリニャーノは、日本における布教を
さらに深めるために、日本人信徒をヨーロッパに派遣します。
後世に名高い「天正遣欧少年使節」です。
使節に選ばれた伊東マンショら4人の少年たちは、1582年に長崎からイタリアに
向けて旅立ち、ローマで教皇グレゴリウス13世に謁見、訪問する各地で
手厚いもてなしを受けました。
本展では、天正遣欧少年使節が訪れたイタリア各地の都市の芸術を紹介し、
彼らの足跡をたどります。
ブロンズィーノやティントレットの絵画作品をはじめ、タピストリー、陶器、
ガラスなどの工芸品や書簡資料が当時のヨーロッパを追体験させて
くれるでしょう。」
と、あります。
数年前、ロザンナ先生と旅したローマ、そしてビチェンツァで、
彼ら「天正遣欧少年使節」がかかわった教会や劇場を知りました。
そのときのブログの記事がこちらとこちらにあります。