11月11日(土)薩摩川内市の山中で珍しい石碑に出会いました。
作業小屋でしょうか 以下の画像は11月11日に撮影
ここは薩摩川内市樋脇町の山中、大規模畜舎が多い上牛鼻地区です。畜舎への作業トラックが通るだけの山道で目に付いた不思議な作業小屋。
すぐ横にはイチョウの木があり、特に目をひいたのはトタン板に白いペンキで書かれた、Tさん夫婦の歌でした。
はっきりと読める状態でしたので、これも何かの縁と考え紹介します。なお、個人名など画像の一部は加工して表示していません。
ここにもトタン板に書かれた歌が
「末期の思い」 春秋の 花葉眺めて とき偲び 沈む夕陽の 串木野の海
平成二十年六月一日 T 秀二(84才) ナミ(79才)
石碑など建てたいきさつ
ここに書かれている「世界一の社長」は樋脇町の世界一温泉のオーナーであり、広島県呉市の有限会社呉緑化センター社長・石内義夫さんと思われます。
ここの近くに大きな観音様などの石像を多数展示した石内義夫公園を開設されていますが、現在は閉鎖されています。
小屋の隣には立派な石造りの庭園に観音様
こちらもビックリ、石内義夫公園を思わせるような石造りの庭があり、歌の石碑や石塔、観音様が立っています。
石に刻まれた歌 小屋の壁にも書かれている
百才生きよと 毎春に 花見せ励ます 根性桜 一九九一年(平成三年)
平成二十六年七月三十日付けでTさん夫妻の功績を記念碑に残すと、建立者石内義夫氏の名前が刻まれています。
百年杉の歌
いつか世のため 人のため 役にたつとき きっとある 百年杉の一年生
平成三年四月 地主 六十七才 妻 六十三才
この歌は作業小屋のトタン板にも書かれています。植林は子や孫のためなどとも言われます。
強い思いで遠い将来に明確な目標を見出し、植林作業に汗を流される様子が判りやすい言葉でしっかりと伝わってきました。
木洩れ日が差し込む
多くの石材で造られた庭ですが、多大な経費が掛かったものと思われます。
平成26年(2014)に建立であれば、9年が経過しています。百年杉の歌を詠んだTさんは平成3年(1991)に67才・・・32年後の現在では99才。
上の方の「末期の思いの歌」が気になります。トタン板の文字が当時のままで残っているとも思えず、おそらく家族など関係者が大事に管理されているのでしょう。
外から見える小屋の中は今も時々使われている様子できれいに整理され、屋根や壁が朽ちた様子はありませんでした。
秋の一日、冠嶽の紅葉を目指す中で何とも不思議な空間に引き合わせてもらいました。
作業小屋でしょうか 以下の画像は11月11日に撮影
ここは薩摩川内市樋脇町の山中、大規模畜舎が多い上牛鼻地区です。畜舎への作業トラックが通るだけの山道で目に付いた不思議な作業小屋。
すぐ横にはイチョウの木があり、特に目をひいたのはトタン板に白いペンキで書かれた、Tさん夫婦の歌でした。
はっきりと読める状態でしたので、これも何かの縁と考え紹介します。なお、個人名など画像の一部は加工して表示していません。
ここにもトタン板に書かれた歌が
「末期の思い」 春秋の 花葉眺めて とき偲び 沈む夕陽の 串木野の海
平成二十年六月一日 T 秀二(84才) ナミ(79才)
石碑など建てたいきさつ
ここに書かれている「世界一の社長」は樋脇町の世界一温泉のオーナーであり、広島県呉市の有限会社呉緑化センター社長・石内義夫さんと思われます。
ここの近くに大きな観音様などの石像を多数展示した石内義夫公園を開設されていますが、現在は閉鎖されています。
小屋の隣には立派な石造りの庭園に観音様
こちらもビックリ、石内義夫公園を思わせるような石造りの庭があり、歌の石碑や石塔、観音様が立っています。
石に刻まれた歌 小屋の壁にも書かれている
百才生きよと 毎春に 花見せ励ます 根性桜 一九九一年(平成三年)
平成二十六年七月三十日付けでTさん夫妻の功績を記念碑に残すと、建立者石内義夫氏の名前が刻まれています。
百年杉の歌
いつか世のため 人のため 役にたつとき きっとある 百年杉の一年生
平成三年四月 地主 六十七才 妻 六十三才
この歌は作業小屋のトタン板にも書かれています。植林は子や孫のためなどとも言われます。
強い思いで遠い将来に明確な目標を見出し、植林作業に汗を流される様子が判りやすい言葉でしっかりと伝わってきました。
木洩れ日が差し込む
多くの石材で造られた庭ですが、多大な経費が掛かったものと思われます。
平成26年(2014)に建立であれば、9年が経過しています。百年杉の歌を詠んだTさんは平成3年(1991)に67才・・・32年後の現在では99才。
上の方の「末期の思いの歌」が気になります。トタン板の文字が当時のままで残っているとも思えず、おそらく家族など関係者が大事に管理されているのでしょう。
外から見える小屋の中は今も時々使われている様子できれいに整理され、屋根や壁が朽ちた様子はありませんでした。
秋の一日、冠嶽の紅葉を目指す中で何とも不思議な空間に引き合わせてもらいました。
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