花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

カメラ散歩 石橋記念公園 2020/04/10(鹿児島)

2020-04-11 21:25:07 | 日記
4月10日(金)晴天に元気づけられ浜町の石橋記念公園まで足を伸ばしました。

石橋記念公園 西田橋(にしだばし) 以下の画像は4月10日に撮影


石橋記念公園について鹿児島県観光サイトから引用して紹介します。
鹿児島市の中心を流れる甲突川には、江戸末期、肥後の名石工「岩永三五郎」指導のもと建造された5つのアーチ石橋が架けられていました。なかでも「西田橋」は、城下の表玄関として豪華に建造され、あの「篤姫」もお輿入れの時渡ったといわれます。

150年の間現役の橋として県民に親しまれてきましたが、平成5年(1993年)8月6日の集中豪雨により、2橋が流失してしまいました。残った「西田橋」など3橋を移設・復元し、併せて石橋の架橋技術や当時の歴史をわかりやすく伝える「石橋記念館」を整備した公園です。

橋下の「水の流れ」では、安心・安全で「古き良き時代」の川遊び体験ができ、また「水遊びスポット」、子供たちの学習の場、観光や憩いの場所として親しまれています。また祇園之洲公園には三五郎像や、薩英戦争砲台跡などもあります。(引用終わり)
石橋記念公園は2000年(平成12年)に開園しています。

散歩コース 西田橋周りで408m 公園の中ほどを稲荷川が流れている


かごしま自然百選 稲荷川河口へ進みました


手前は稲荷川 左上の丘は東郷墓地のある多賀山 白い雲の下付近


左手が上流部ですが引潮時で川の流れはわずかです。ここに来る前に立ち寄った多賀山では楠の新緑が美しく、桜も見頃になっていました。

桜島を望む河口 河原で小石を動かし何か探す人 釣餌?


13時14分 中潮 鹿児島港の干潮は14時51分 潮位マイナス7センチ


干潟が大きく広がっています。普段目にする海と桜島の手前に砂地が広がる風景は異質に感じました。

南側の風景 奥に鹿児島本港北埠頭、かごしま水族館


桜島フェリー航路が近い ここでも釣り人の姿が


玉江橋(たまえばし) 5石橋の1番上流部にあり流木が引っ掛かり水があふれた


5石橋の内、甲突川上流から2番目の新上橋(しんかんばし)と5番目の武之橋(たけのはし)は流失しました。鹿児島はもとより大雨と台風災害の多い土地ですが、1993年(平成5年)8月6日の集中豪雨、いわゆる8.6豪雨は異常でした。

まさか石橋が流失するとは誰しも想像しませんでした。甲突川の抜本改修のために石橋撤去が必要となりましたが大きな反対運動が巻き起こります。

石橋は貴重な歴史遺産であり、橋はそこにあって人や車が利用してこそ価値がある。移設した橋は死んだも同然で価値がないとする意見でしたが、2000年(平成12年)までにこの地に移設復元されました。

車優先で敷石を覆っていたアスファルトが取り除かれ、欄干、擬宝珠などが本来の姿に整備され美しい姿を取り戻しています。もちろん人も通行できます。

高麗橋(こうらいばし) 普通車がようやく離合する狭い橋だった


石橋問題の心労もあったのでしょう、当時の土屋 佳照(つちやよしてる)鹿児島県知事は、1996年1月の仕事始めを前に病に倒れました。建築中の新庁舎に入ることなく、任期半ばで辞任のやむなきに至ったのはまことにお気の毒でした。

平成5年当時これらの石橋は交通のネックでした。今思えば車の離合もぎりぎりの橋がいつまでも存続できるはずがありません。石橋の撤去で新しい橋が架けられ道幅が広がり、鹿児島市の交通事情は大きく改善されました。

公園には17時までの無料駐車場があり、河口まで歩くと良い運動にもなります。美しい石橋を歩きながら桜島も眺められて、おススメです。

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