地中海東部の島国キプロスで7月11日、欧州最大のカジノリゾート「シティ・オブ・ドリームス メディテレーニアン」が開業したというニュースが流れていた。
同リゾートは、香港に拠点を置く統合型リゾート開発・運営企業メルコリゾーツが手掛けた。ローレンス・ホー会長兼最高経営責任者(CEO)が16年前、結婚式でキプロスを訪れた際にリゾート施設建設のアイデアが思い浮かんだという。
リゾートはキプロス南部沿岸の都市リマソル(レメソス)に、約980億円超の費用を投じて3年がかりで完成した。14階建てのホテルに7500平方メートルのカジノを併設し、100台のカジノテーブルや1000台のスロットマシンなどが設置されている。成功するかよくわからないが、大阪のカジノが話題になっている昨今、どうしても大阪のカジノリゾートがうまく行くイメージは正直なところ全く浮かばない。
キプロスを訪れたのは、2012年5月のことで、ラルナカという空の玄関口の町に4泊し、キプロス各地を訪ねた。今回カジノが建てられたリマソルの海岸やリマソル城始め、世界遺産のパフォスの街やBC7000年頃の住居跡のヒロキティア(世界遺産)、アフロディテ生誕の地であるペトラ・トゥ・ロミウ海岸や首都ニコシアの観光スポットを見て回り、さらに北キプロス(トルコ領)まで足をのばした。キプロスはキプロスは政治的にも歴史的背景が複雑であるが、今回のリゾート開発により、当局は、高額消費が期待される観光客が年間約30万人増えると見込んでいるようである。キプロスのニュースを見て、懐かしい旅の思い出がよみがえった。
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