浪漫飛行への誘(いざな)い

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ジェットスターのストライキに違和感

2023年12月30日 05時44分22秒 | 飛行機

 

報道によると、LCCのジェットスター・ジャパンの労組が12月22日から未払い賃金を巡る会社側との交渉決裂によりストライキに入っていたが、その規模が拡大し、29日は17便が欠航したようである。組合によると、時間外労働の算定方法が誤っていたとして未払い分の賃金を求めているらしいが、年末年始という繁忙期にストライキをやり、お客様に多大な迷惑をかけるという組合のセンスを疑う。今時、ストライキで飛行機が欠航するなんて、化石のような話で違和感を覚える。航空会社も創成期は、待遇改善等でよくストライキが行なわれていたが、お客様に迷惑をかけるだけで、会社にとっても組合にとってもいいことは何もなく、ここ数十年は、ほとんど聞いたことがない。歴史の教訓はどうなっているのであろうか?このようなLCCは早く業界から退場してほしいものである。

航空自由化という世界の潮流に乗り、遅ればせながら、日本でもスカイマーク航空が1998年9月に新規の航空会社として国内線に参入し、その後、LCCとしてエア・ドゥ、スカイネットアジア(現ソラシドエア)、スターフライヤー、フジドリーム、ピーチと続々参入し、2012年7月にジェットスターが誕生した。初便マニアなので、ジェットスターの初便にも搭乗したが、あれから11年、その後参入したLCCを含め、経営状況は総じて芳しくなく、再編も余儀なくされ、現在に至っている。格安運賃が売りで、利用者にとってはいいが、鉄道に比べると安すぎるという印象が強く、そんな運賃で経営が保てるとは到底思えない感がある。それでも労使が協調し頑張っているかと思いきや今回のストライキを耳にするといかにLCCが自転車操業で、経営が苦しいかがよくわかる。航空会社なんか儲かるビジネスではないことは、世界中の航空の歴史を見れば明らかである。そんな中、来年1月から新潟をベースとするトキエアなるものが新規に参入予定であるが、経営環境は厳しいことが予測され、いつまで持つかが心配される。年末年始というのは、航空会社にとっては売り上げの書き入れ時なのに、ストライキでお客様に迷惑をかけるだけで、労使ともマイナス要素ばかりでいいことは一つもない。JALの傘下と認識しているが、どうなっているのであろうか?JAL本体への影響が心配される。

 

朝日新聞デジタル(12/29): https://www.asahi.com/articles/ASRDY4VT4RDYULFA004.html


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